|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
2006年3月16日 ShoppingOn編集部
先日のIRTAテストでは、関口太郎選手が2005年型ワークスバイクで活躍する事を心待ちにしていた方も多かったと思う。ご存知の通り、その希望は実現しなかった。詳細は不明だが、関口選手のチーム、カンペテーラは昨年に引き続き、今年もスポンサーとの複雑な金銭上の問題が発生しているらしい。
昨シーズンの2005年は、開幕前にスポンサーの謎の失踪劇があり、関口選手の年間シーズンへの参加すら危ぶまれていた。この年、関口選手は自身のホームページで急遽スポンサーを募集し、幸いにして理解ある国内スポンサーや、チーム2ちゃんねる等のファンからの支援を得て、2005年を戦う事ができた。この詳細については以前のコラムを参照して頂きたい。
今年は冬季テスト中にチームのメインスポンサーも決定し、バイクも昨年までの市販レーサー(一般向けに市販されているレース専用バイク)にレース用のキット部品を組み合わせたものではなく、IRTAテストから2005年型アプリリアワークス車両が手に入る事になっていた。
しかしながら、またもスポンサーとの金銭トラブルにより、今年も昨年と同様のキット車両でIRTAテストを走行した関口選手だが、関口選手の最終日の順位は27人中の10位であり、一概に言えるものではないものの、バイクのハンデがなければどのくらいの順位につけていたものなのか興味深い事は事実だ。
関口選手のチームメイトはイギリス人のチャズ・デイビスだが、実は彼の母国イギリスでも、今回のスポンサー問題は話題になっているらしい。ただ、イギリスのスポーツ情報サイトであるsportinglife.comが掲載した彼のインタビュー記事によれば、まだ確証のある情報ではないが、型落ちワークス車両の入手目処もつきつつあるような雰囲気だ。関口選手の公式サイトには全く同様のアナウンスはないので、まだ安心できる話ではないのかもしれないが。
今日のsportinglife.comの記事中でチャズ・デイビスが語るには、「運が良ければあと2〜3日で問題は解決し、まともなバイクに乗れるようになる。」との事らしい。また、そうなった場合には、新しいバイクに慣れるのに3レースは必要だが、シーズンの終盤までには良い結果が出せるだろうとしている。
テスト期間中のバイクと新バイクが異なった事により、関口選手やチャズ・デイビスはレースシーズンの本番中にマシンの初期セッティングを開始しなければならなくなった。しかしながら、何よりもスポンサー問題に解決の兆しがあるという情報に、今は期待を持つべきだろう。
|
|
|
|
|
|
|
|
|