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2007年MotoGP第11戦アメリカGP 走行結果速報(2日目)
インテリマーク編集部
2007年7月21日 【日本時間7月22日】
写真第11戦アメリカGP2日目
・各クラス全ライダー走行結果表は、以下のリンク先をご覧下さい。
(★アメリカGP事前情報
初日の追加情報と各ライダーのコメント
予選後の続報と各ライダーのコメント


MotoGPクラスFP1、FP2、FP3結果一覧表
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冬季プレシーズン全テスト結果
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現地情報(天候、アクシデント、他概要)
■MotoGPクラス 【2日目の情報は随時ここに追加されます】
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MotoGP午後予選
初日と同じくカリフォルニアの青空が広がる2日目のアメリカGP、ほとんどのライダーが初日のタイムを更新した午前のフリー・プラクティス3に引き続き、午後には気温25度、路面温度43度、湿度49%という初日午後のフリー・プラクティス2とほぼ同じ気候条件の中、MotoGPクラスの予選が行われている。

■初日に骨折したホフマンはブルノからの復帰が目標
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なお、1日目午前のフリー・プラクティスで転倒したアレックス・ホフマンは左手の骨折箇所を金属プレートと15本のネジで固定する手術を3時間に渡って受けており、回復には5週間を要するという。まだ感染症の危険性などはあるようだが、チームは次戦のブルノをホフマンの復帰目標としたいとしている。

■2日目の午前中はロッシが転倒

また、2日目にはバレンティーノ・ロッシが午前のフリー・プラクティス3で6コーナー付近を時速180キロで走行中に激しく転倒している。グラベルに飛び込んだロッシは右手に打撲、左手の小指に傷を負ったが、転倒後は自力で普通に歩いており、今回の予選には無事に出場を果たしている。
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■予選の序盤をリードしたブリヂストンの2名

セッション序盤となる予選開始から10分間をリードしたのは1分23秒530を記録したグレッシーニ・ホンダのマルコ・メランドリと、続いて1分23秒165の好タイムでメランドリのタイムを上回ったドゥカティーのケーシー・ストーナーだった。
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■メランドリが大クラッシュ、セッションは20分間の中断

写真ストーナーがトップに立った直後もメランドリは続けてタイムアタックを行っていたが、メランドリが3コーナーから4コーナーにかけての前半の高速カーブを走行中に、チーム・ロバーツのカーチス・ロバーツがその目の前でペースダウン。

これによりメランドリのマシンは走行ラインをふさがれる形となってスピードに乗ったままグラベルに突入し、直後にメランドリは砂煙を巻き上げながら暴れて走るバイクから転落しており、身体を何度もグラベルの中で激しく叩きつけられながらバウンドして転がった。マシンはスポンジバリア付近まで滑走した後に大破し、この事故によりセッションは20分間の赤旗中断となった。

■メランドリは応急手当を受け走行を再開
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メランドリは左足首をひねり、数箇所に打撲を負ったものの骨折はしておらず、幸い応急治療を受けた後のセッション後半には無事にピットに姿を現しており、スペアマシンでの走行を再開している。

■予選中盤にトップに立つバーミューレン

セッション再開からの約20分間は、ストーナーが予選中最初の22秒台となる1分22秒964を記録して暫定ポールを維持し、その間にレプソル・ホンダのダニ・ペドロサが1分23秒112で2番手につけたが、セッション残り31分の段階で昨年のポールシッターであるリズラ・スズキのクリス・バーミューレンが1分22秒906を記録してストーナーのタイムを上回り、さらに続きの周回でも1分22秒596でベストタイムを更新してトップに立った。
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なお、この時点ですでにバーミューレンのタイムは2005年の990cc時代にニッキー・ヘイデンが記録したベストラップレコード(1分22秒670)を更新している。

■セッション折り返し時点の順位

セッション折り返し時点の順位と大まかなタイムは以下の通り。

22秒台の後半が暫定ポールのバーミューレンと2番手タイムのストーナーの2名。

23秒台の前半が3番手のペドロサ、4番手につけるフィアット・ヤマハのバレンティーノ・ロッシ、この日の午前から好調にタイムを伸ばし、5番手につけるダンロップTECH3ヤマハの玉田誠選手、6番手につけるドゥカティーのロリス・カピロッシ、7番手につけるリズラ・スズキのジョン・ホプキンス、8番手のカワサキのワイルドカードライダーであるロジャー・リー・ヘイデンの6名。
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23秒台の後半は9番手のメランドリ、10番手につけるフィアット・ヤマハのコーリン・エドワーズ、11番手につけるレプソル・ホンダのニッキー・ヘイデン、12番手につけるプラマック・ダンティーンのアレックス・バロス、13番手につけるホンダLCRのカルロス・チェカ、14番手につけるカワサキのアンソニー・ウエスト、15番手につけるカワサキのランディー・ド・ピュニエの6名。
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24秒台が16番手につけるチーム・ロバーツ、17番手につけるコニカミノルタ・ホンダの中野真矢選手、18番手につけるシルバン・ギュントーリ、19番手につける怪我を負ったアレックス・ホフマンの代役のチャズ・デイビス、20番手につけるトニ・エリアスの代役のミゲール・デュハメルの5名。

■順調にトップタイムを更新するバーミューレン
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セッション残り20分に入るとバーミューレンは1分22秒590を記録して暫定ポールタイムを更新。2番手のストーナーも1分22秒937を記録して自己ベストを更新するが、バーミューレンのタイムには届かない。

■ダンロップ勢が2名揃って上位に浮上

セッション残り15分、ニッキー・ヘイデンが1分22秒883のタイムでストーナーを上回り2番手につけ、ギュントーリは6番手の玉田選手に次ぐ7番手タイムの1分23秒207を記録。
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バーミューレン、ヘイデン、ストーナーが暫定1列目となり、ロッシが1分23秒005を記録して4番手に戻ったセッション残り10分、5番手のペドロサは1分23秒072の自己ベストを記録するが順位に変動はなく、その直後に玉田選手が1分23秒036でこれを上回り5番手につけ、ペドロサは6番手に後退。

セッション残り5分のところでストーナーは区間ベストタイムを次々と更新したが、最終区間でバロスに追いついてしまい、バーミューレンとヘイデンのタイムを上回る事はできずに3番手を維持。

■残り4分でトップに立ったペドロサ
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セッション残り4分、ペドロサは1分21秒501を記録してバーミューレンを上回りトップに浮上し、さらに2分が経過した時にはロッシが1分22秒683で3番手につけた。この時の上位の順位はトップがペドロサ、2番手がバーミューレン、3番手がロッシ、4番手がニッキー・ヘイデン、5番手がストーナー、6番手が玉田選手、7番手がギュントーリ。

■怒り狂うホプキンスが2006年のカタール以来となるキック

写真ここで最後の予選タイヤで最高のタイムアタックをしていたジョン・ホプキンスは7コーナー近くでカルロス・チェカの走行ラインに前をふさがれる形となり、怒り狂うホプキンスはチェカのマシンに対して激しく蹴りを入れる仕草を見せている。これに対してチェカは手を振り回しながら抗議するが、それでもホプキンスは何度もチェカの方を振り返りながら怒りの念波を発射し続けている。

リズラ・スズキ・チームはその後の公式リリース内で「ベテラン・ライダーが非常に遅いペースでレーシング・ラインを走っており、ホプキンスのタイムアタックが中断された」と発表しているが、相手のベテラン・ライダーの方は「イエロー・フラッグが提示されたのでスピードを落としただけなのに・・・」とコメントしている。

■ストーナーがセッション終了間際に再びトップタイム

残り1分の段階でニッキー・ヘイデンがロッシのタイムを上回る1分22秒624を記録して再び3番手に浮上した直後、ケーシー・ストーナーが初の22秒台前半となる1分22秒361を刻んでペドロサを上回り再びトップに立った。
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ストーナーはその後も連続してタイムアタックを続け、低迷していた中野選手が突如23秒006で8番手に浮上したセッション残り30秒のところで1分22秒292のベストタイムをさらに記録し、その後このタイムを上回るライダーは現れなかった。

■ストーナーは2戦連続のポール、ペドロサとバーミューレンは1列目

この結果、ドゥカティーのケーシー・ストーナーが前回のドイツのザクセンリンクに引き続きポールポジションを獲得。2番グリッドはレプソル・ホンダのダニ・ペドロサ、1列目最後の3番グリッドにはリズラ・スズキのクリス・バーミューレンがつけた。

2列目4番グリッドはラグナ・セカの2年連続覇者であるレプソル・ホンダのニッキー・ヘイデン、5番グリッドはフィアット・ヤマハのバレンティーノ・ロッシ、2列目最後の6番グリッドはドゥカティーのロリス・カピロッシが確保。
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■中野選手は8番グリッド、玉田選手は11番グリッド

怒り狂うリズラ・スズキのジョン・ホプキンスは3列目7番グリッド、8番グリッドはフィアット・ヤマハのコーリン・エドワーズ、3列目最後の9番グリッドはフリー・プラクティスを通して苦しみ続けたコニカミノルタ・ホンダの中野真矢選手が獲得した。
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また、ダンロップTECH3ヤマハの玉田誠選手は4列目となる11番グリッドを確保している(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。


予選時気温は25度、路面温度は43度、湿度は49%。路面状況はドライ。
・ラグナセカのサーキットレコード(990cc)は2006年にD.ペドロサが記録した1分23秒333
・ラグナセカのベストラップレコード(800cc)は今回C.ストーナーが記録した1分22秒292



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