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■MotoGPクラス 【2日目の情報は随時ここに追加されます】
●MotoGP午後予選
MotoGPクラス2日目午後の予選は、雨の心配された初日の不安定な天候とは異なり、良好なドライ・セッションに恵まれている。
■セッション序盤から好調のチェカ
予選開始からの5分間は、ドゥカティーのケーシー・ストーナー、グレッシーニ・ホンダのマルコ・メランドリ、リズラ・スズキのジョン・ホプキンスという好調なブリヂストンユーザーの3名と、ミシュランユーザーであり今回のフランスでは初日から好タイムを連発しているホンダLCRのカルロス・チェカが、繰り返しタイムシート上のトップタイムを塗り替えあった。
■レプソル勢とエドワーズが浮上
さらに5分が経過したセッション開始10分、レプソル・ホンダのダニ・ペドロサとニッキー・ヘイデン、午前のフリー・プラクティス3ではハイサイドを起こして激しく転倒したフィアット・ヤマハのコーリン・エドワーズがこの4名に加わり、この序盤の時点での上位の順位とタイムはトップのホプキンスが1分34秒963、2番手のエドワーズが1分34秒984、3番手のストーナーが1分35秒109、4番手のペドロサが1分35秒209、5番手のヘイデンが1分35秒473、6番手のメランドリが1分35秒495。
■タイムに伸び悩むセッション序盤のロッシ
早くから1分35秒675を記録していたチェカは、プラマック・ダンティーンのアレックス・バロスの1分35秒555、およびグレッシーニ・ホンダのトニ・エリアスの1分35秒629に抜かれて9番手に後退。フィアット・ヤマハのバレンティーノ・ロッシはチェカに続く10番手タイムの1分35秒715を記録。
この時点におけるコニカミノルタ・ホンダの中野真矢選手のタイムは14番手となる1分36秒231、午前中のフリー・プラクティス3で4番手タイムを記録していたダンロップTECH3ヤマハの玉田誠選手は17番手タイムの1分36秒776だった。
■セッション中盤にド・ピュニエが急浮上
予選開始から25分、ここでカワサキのランディー・ド・ピュニエが、トップに立っていたホプキンスのタイムを0.15秒縮める好タイムの1分34秒837を記録してトップに浮上し、その直後に地元フランス人ライダーであるダンプロップTECH3ヤマハのシルバン・ギュントーリがタイムシート上の5番手、そのチームメイトの玉田誠選手が9番手に浮上。
■一部を除くレースタイヤでの最終調整状況
早めに予選タイヤを履いた一部のライダーを除き、多くのライダーがレースタイヤでの最後の調整を終えた頃のセッション残り25分の全ライダーのタイムと順位は、トップのドピュニエが1分34秒801、2番手のホプキンスが1分34秒963、3番手のエドワーズが1分34秒984、4番手のメランドリが1分35秒026、5番手のストーナーが1分35秒109、6番手のギュントーリが1分35秒159、7番手のチェカが1分35秒193、8番手のペドロサが1分35秒209、9番手のバロスが1分35秒241。
バロスに続き10番手のロッシが1分35秒345、11番手の玉田選手は1分35秒346、12番手のヘイデンが1分35秒370、13番手のエリアスが1分35秒936、14番手のドゥカティーのロリス・カピロッシが1分35秒760、15番手のリズラ・スズキのクリス・バーミューレンが1分35秒822、16番手の中野選手が1分35秒892、17番手のプラマック・ダンティーンのアレックス・ホフマンが1分36秒504、18番手のカワサキのフォンシ・ニエトが1分36秒905、19番手のチーム・ロバーツのケニー・ロバーツ・ジュニアが1分37秒194。
■中野選手が予選タイヤで2番手に
セッション残り20分になると殆どのライダーが1本目の予選タイヤを装着してタイムアタックを開始し、上位の順位が目まぐるしく変動を開始。中野選手が1分34秒936を記録して突如2番手に浮上し、ほぼ同時にストーナーは中野選手と0.001秒差の1分34秒937を記録して3番手に。
■地元ギュントーリが暫定ポールタイム
さらに2分が経過するとギュントーリが1分34分716を刻んでタイムシート上のトップに立ち、続けてストーナーが1分34秒749の2番手タイムを記録。この時点の上位5人はタイムシートの先頭からギュントーリ、ストーナー、ド・ピュニエ、中野選手、ホプキンス。ここで5番手だったホプキンスは1分34秒764を記録して2番手のストーナーに続く3番手に浮上。
■再びホプキンスがトップに
予選残り15分に入ると、チェカが1分34秒038を記録してギュントーリを抜いてトップに立ち、続けてホプキンスも1分34秒134の2番手タイムを刻む。
■セッション終盤に入り、ロッシとヘイデンが上位に進出
ここでなかなか上位に進出していなかったバレンティーノ・ロッシが1分34秒481を記録してチェカとホプキンスに続く3番手に浮上。ヘイデンは1分34秒503の4番手に。
■苦しむペドロサと絶好調のチェカ
初日に好調だったペドロサがタイムを上げられずに14番手につけたセッション残り8分、チェカが今回のMotoGPクラスで初めて990時代のポールタイムを上回る1分33秒859を記録してトップに立ち、続いてエドワーズが1分34秒040を刻んで2番手につけた。セッション残り5分の時点の上位者はタイムシートの先頭からチェカ、2番手のエドワーズ、3番手のホプキンス、1分34秒318で4番手に浮上したド・ピュニエ、5番手のストーナー、1分34秒432の6番手タイムを記録したメランドリ、7番手のロッシ、8番手のヘイデンとなり、一時期はトップに立っていたギュントーリは9番手まで後退。中野選手は11番手、ペドロサは15番手。
■チェカを上回り笑顔のストーナーだが・・・
セッション残り3分、ホプキンスが1分34秒102の3番手タイム、エリアスが1分34秒125の4番手タイム、ヘイデンが1分34秒247を記録。残り2分の時点ではロッシがトップのチェカに続く1分33秒875を記録して2番手につけたが、ロッシとほぼ同時にコントロールラインを抜けたストーナーのタイムがチェカを上回る1分33秒710だった事から、チェカは2番手に、ロッシは瞬時に3番手に後退。
■最後にベストラップレコードを樹立したのはエドワーズ
ほぼストーナーのポールポジションが確定し、チェカとロッシが1列目の2番グリッドと3番グリッドを獲得したと思われたセッション残り0秒、ピットに笑顔で戻ったストーナーがコンソールに見たのは、最後の最後にエドワーズが記録したルマンの最高峰クラスにおけるベストラップレコードの1分33秒616だった。ストーナーの笑顔は一瞬にして落胆の表情に変わった。
■ポールポジションはエドワーズ、1列目にストーナーとチェカ
こうして明日の決勝レースに向けてのスターティング・グリッドは、1列目ポールポジションはフィアット・ヤマハのコーリン・エドワーズ、2番グリッドはドゥカティーのケーシー・ストーナー、3番グリッドはホンダLCRのカルロス・チェカに決定した。
■ロッシはチームメイトに押し出されて2列目に
バレンティーノ・ロッシはチームメイトに1列目から押し出される形となり2列目4番グリッド、5番グリッドにはリズラ・スズキのジョン・ホプキンス、6番グリッドにはグレッシーニ・ホンダのトニ・エリアスがつける事になった。
なお、昨年のポールシッターであるレプソル・ホンダのダニ・ペドロサは、セッション最後のタイムアタックに失敗し、4列目となる10番グリッドまで決勝レースのスタート位置を後退させている。
コニカミノルタ・ホンダの中野真矢選手は5列目スタートなる14番グリッド、玉田誠選手は6列目となる16番グリッドから、明日の決勝レースをスタートする(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・予選の気温は22度、路面温度は32度、湿度は16%。路面状況はドライ。
・ルマンのサーキットレーコード(990cc)は2006年にV.ロッシが記録した1分35秒087
・ルマンのベストラップレコード(990cc)は2006年にD.ペドロサが記録した1分33秒990
■250ccクラス 【2日目の情報は随時ここに追加されます】
●250cc午後予選2
フランスGPの250ccクラス最終予選、ポールポジションを獲得したのは、先日の第1予選中に激しい転倒を喫し、左足小指の骨にひびが入っているフォルツナ・アプリリアのホルヘ・ロレンソだった。ロレンソのポールタイムは昨年のポールタイムを約1秒縮める1分37秒934だった。
ロレンソから約0.5秒遅れる2番手タイムの1分38秒463を記録し、1列目の2番グリッドを獲得したのは、レプソル・ホンダのルーキーであるフリアン・シモン。3番グリッドはチームトースのエクトル・バルベラが1分38秒610のタイムで獲得している。
1列目最後の4番グリッドは、2005年の125ccチャンピオンであり、シモンと同じく今期から250ccクラスに参戦を開始したばかりのエミー・カフェラテのトーマス・ルティー。ルティーの4番手タイムは1分38秒772。
KTMの青山博一選手は1分39秒200の10番手タイムを記録して3列目を獲得。レプソル・ホンダの青山周平選手は12番手となる1分39秒256を記録して兄の博一選手と同じ3列目を確保した。カンペテーラの関口太郎選手は5列目18番グリッドから5月20日の決勝レースをスタートする。
なお、スペインGPでの大怪我から復帰し、今回のフランスからレースに復帰する予定のジレラのロベルト・ロカテリは、最後尾の24番手ながら予選を通過する事に成功した(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・予選2の気温は23度、路面温度は34度、湿度は13%。路面状況はドライ。
・ルマンのサーキットレコード(250cc)は2006年に青山博一選手が記録した1分39秒964
・ルマンのベストラップレコード(250cc)は昨日の第1予選でM.カリオが記録した1分38秒982
■125ccクラス 【2日目の情報は随時ここに追加されます】
●125cc午後予選2
温かい陽射しに恵まれたフランスGP2日目のルマンサーキット、125ccクラス午後の最終予選でポールポジションを獲得したのは、開幕戦のカタール以外の予選で今シーズンは全てポールポジションを獲得しているバンカハ・アスパルのマティア・パッシーニだった。今回、パッシーニは予選中にマフラーが突然走行中に外れるというトラブルに見舞われたが、無事に1分43秒111の好タイムでフランスでも1番グリッドを確保している。
1列目2番グリッドを確保したのは、ヨーロッパに戻ってから好調な走りを見せるレプソル・ホンダのブラッドリー・スミス。スミスの記録した2番手タイムは1分43秒569。
1分43秒664のタイムで3番グリッドを獲得したのはKTMの小山知良選手。小山選手はKTMへの移籍後初となる1列目から、明日の決勝レースをスタートする。1列目最後の4番グリッドを獲得したのは1分43秒745のタイムを記録したバンカハ・アスパルのエクトル・ファウベル。
現在ランキング1位につけるデルビのルーカス・ペセックは2列目となる5番グリッド、ランキング2位につけるバンカハ・アスパルのガボール・タルマクシは同じく2列目8番グリッドを獲得した(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・予選2の気温は22度、路面温度は26度、湿度は16%。路面状況はドライ。
・ルマンのサーキットレコード(125cc)は2006年にS.ガデアが記録した1分44秒637
・ルマンのベストラップレコード(125cc)は2006年にM.パッシーニが記録した1分44秒515
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