|
|
|
|
■MotoGPクラス 【1日目の情報は随時ここに追加されます】
●MotoGP午後FP2
MotoGPクラス初日午後のフリー・プラクティス2では、ミシュランを履くホンダLCRのカルロス・チェカがセッション前半の大半をタイムシート上のトップで過ごしたが、最終的に午後のトップタイムである1分35秒319を記録したのは、今期からブリヂストンタイヤに履き替えたグレッシーニ・ホンダのマルコ・メランドリだった。
午前中にトップだったダニ・ペドロサは午後には2番手タイムの1分35秒467、フランスで好調の初日を終えたチェカは1分35秒498の3番手タイム。4番手にはフィアット・ヤマハのコーリン・エドワーズ、5番手は安定した走りを見せるリズラ・スズキのジョン・ホプキンス、6番手にはドゥカティーのケーシー・ストーナーが続いている。
午前中は2番手タイムを記録していたフィアット・ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、午後にはタイムが伸びず11番手、昨年度チャンピオンであり、午前中は3番手につけていたレプソル・ホンダのニッキー・ヘイデンは、午後は急激に調子を落として17番手と低迷している。
ダンロップTECH3ヤマハの玉田誠選手は15番手、コニカミノルタ・ホンダの中野真矢選手は午前と同じ16番手だった。
なお、怪我人はなかったものの、滑りやすい路面となった今回のセッションでは、多くのライダーがグラベルに突入している。プラマック・ダンティーンのアレックス・ホフマンが走行開始5分にコースアウト、その数分後にはレプソル・ホンダのニッキー・ヘイデンも低速カーブでコースアウトを喫し、ヘイデンは横倒しのマシンと共にコースサイドを滑走した。セッション開始10分のところではコニカミノルタ・ホンダの中野真矢選手がシケインを曲がりきれずにコースを横切ってマシンを激しく振動させながらグラベルを走行。セッション残り30分に入るとドゥカティーのケーシー・ストーナーがグレッシーニ・ホンダのトニ・エリアスと横並びになり、行き場を失ってグラベルを走行、さらにその10分後にはメランドリがコースアウト、その直後にヘイデンもこのセッション2度目となる大きなコースアウトを喫した。
★その他には、セッション中にフィアット・ヤマハのコーリン・エドワーズのブーツの中に蜂が進入し、慌てたエドワーズが走行中に足をばたつかせるという珍しいハプニングも発生している。「数回足を刺されたが、多分死ぬことはないでしょう」とエドワーズはコメント。
【お詫び】5月16日のプレビュー記事の中で、オリビエ・ジャックの代役のフォンシ・ニエトはアンヘル・ニエトの次男と記載いたしましたが、次男ではなく甥の誤りでした。謹んで訂正とお詫びを申し上げます。
その後セッション残り5分のところでは小雨が降り始めたため、多くのライダーはその時点でタイムアタックを中断してピットに戻っている(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・FP2の気温は23度、路面温度は24度、湿度は32%。路面状況はドライ-ウェット。
・ルマンのサーキットレーコード(990cc)は2006年にV.ロッシが記録した1分35秒087
・ルマンのベストラップレコード(990cc)は2006年にD.ペドロサが記録した1分33秒990。
●MotoGP午前FP1
ドライ・コンディションが保たれた初日午前のMotoGPクラスのフリー・プラクティス、15度の路面温度の中でトップタイムの1分35秒699を記録したのは、ルマンを本拠地とするミシュランタイヤを履くレプソル・ホンダのダニ・ペドロサだった。
2番手タイムの1分35秒770を記録したのは、フィアット・ヤマハのバレンティー・ロッシ、3番手タイムの1分35秒908はレプソル・ホンダのニッキー・ヘイデンが記録しており、ミシュランを履くホンダ・ワークス勢とロッシが、ヨーロッパ・ラウンドでの好調な滑り出しを見せている。4番手タイムの1分35秒937も、ミシュランを履くホンダLCRのカルロス・チェカが記録した。
ブリヂストンのトップタイムは午前のセッションの5番手につけたドゥカティーのケーシー・ストーナーの1分35秒951。前回の中国で自身初の表彰台を獲得したリズラ・スズキのジョン・ホプキンスは8番手タイムの1分36秒059。
ダンロップTECH3ヤマハの玉田誠選手は14番手タイムの1分37秒142、コニカミノルタ・ホンダの中野真矢選手は16番手タイムの1分37秒357で初日午前のセッションを終えている(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・FP1の気温は15度、路面温度は15度、湿度は73%。路面状況はドライ。
■250ccクラス 【1日目の情報は随時ここに追加されます】
●250cc午後予選1
ルマン初日午後の250ccクラスの第1予選で暫定ポールを獲得したのは、KTMの250ccルーキーであるミカ・カリオだった。カリオのタイムは昨年までのコースレコードとベストラップを一気に上回る1分38秒982。
昨年度の250ccチャンピオンであり現在のポイントリーダーであるホルヘ・ロレンソは、セッションの序盤に高速走行中にハイサイドを喫し、マシンから宙に放り出される形でアスファルトに叩きつけられたが、カリオに次ぐ2番手タイムの1分39秒070を記録してこの日の走行を終えている。
★クリニカモバイルの公式ページによれば、この転倒の際にロレンソは左足の小指の骨にひびが入った模様。2日目のセッションは消炎剤による治療とテーピングを施して出場する予定。
暫定1列目を獲得した残る2名は、午前中のフリー・セッションではトップタイムを記録していたチームトースのエクトル・バルベラが3番手タイムの1分39秒077、2005年の125ccチャンピオンであるのエミー・カフェラテのトーマス・ルティーが4番手タイムの1分39秒097だった。
KTMの青山博一選手は暫定3列目となる9番手タイムの1分39秒923、レプソル・ホンダの青山周平選手は同じく暫定3列目となる12番手タイムの1分40秒353を記録している。カンペテーラの関口太郎選手は暫定5列目の19番手。
なお、毎日メディカル・チェックを受けてから各セッションへの出場可否が決定するというロベルト・ロカテリは、24番手タイムとなる1分42秒675を記録し、大怪我からの復帰最初の第1予選を問題なく通過している(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・予選1の気温は24度、路面温度は25度、湿度は31%。路面状況はドライ。
・ルマンのサーキットレコード(250cc)は2006年に青山博一選手が記録した1分39秒964。
・ルマンのベストラップレコード(250cc)は今回の第1予選でM.カリオが記録した1分38秒982。
●250cc午前FP1
フランスGPの250ccクラス初日の午前のフリー走行においてトップタイムとなる1分39秒496を記録したのは、チーム・トースのエクトル・バルベラだった。現在のポイントリーダーであるフォルツナ・アプリリアのホルヘ・ロレンソは、バルベラに次ぐ2番手タイムの1分39秒558。
3番手タイムの1分39秒709はレプソル・ホンダ250ccチームのルーキーであるフリアン・シモン、4番手タイムの1分40秒123はマステルMapfreアスパルのアレックス・デ・アンジェリス。
KTMの青山博一選手は7番手の1分40秒376、レプソル・ホンダの青山周平選手は10番手タイムの1分40秒825、カンペテーラの関口太郎選手は21番手となる1分42秒551。
なお、今回のフランスGPより、第2戦スペインGP2日目の3月24日午前のフリー・プラクティス2で高速走行中に転倒し、顔の骨数箇所の骨折を含む大怪我を全身に負ったジレラのロベルト・ロカテリが、目標のイタリアGPより1戦早く復帰を果たし、無事に本日午前のフリー・プラクティスから走行に参加している。ロカテリの午前のタイムは23番手となる1分43秒248だった(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・FP1の気温は17度、路面温度は19度、湿度は54%。路面状況はドライ。
■125ccクラス 【1日目の情報は随時ここに追加されます】
●125cc午後予選1
ドライ・ウェット宣言がなされた午後の最初のセッション、フランスGP初日の125cc第1予選で暫定ポールにつけたのは、1分44秒408を記録したバンカハ・アスパルのガボール・タルマクシ、暫定2位は1分44秒509のポラリス・ワールドのマティア・パッシーニだった。
午前のフリー・セッションでトップタイムをマークしていたレプソル・ホンダのブラッドリー・スミスは1分45秒148の3番手タイムを記録するなど、ルマンの初日を通して好調な走りを見せている。暫定1列目最後の4番手は、1分45秒328を記録したバンカハ・アスパルのエクトル・ファウベル。
KTMの小山知良選手は暫定2列目となる7番手タイムの1分45秒665。
なお、今回の125ccクラスの第1予選では、セッション残り5分のところで大きな事故が発生している。高速1コーナーを走行中のブラッドリー・スミスの背後につけていたベンソン・カンペテーラのポル・エスパルガロが突然コースを大きく外れて単独でグラベルに突入。その続け様に後方から来たレプソル・ホンダのエステベ・ラバトを含む4人のライダーもコーナーの同じ箇所でグリップを失いながら高速走行のままグラベルに飛び込み、数人は激しく絡みながらグラベルを転がった。
転倒した多くのライダーはグラベルの中で身動きが取れず、そのまま担架でメディカル・センターに運ばれている(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
★その後のチーム発表によれば、レプソル・ホンダのエステベ・ラバトは転倒の衝撃で少しの間気を失っていた。現在は胸などに痛みを訴えており左手のひらの骨に小さなひびが見つかっている。
★ラバトの転倒の原因は、路面の水滴にスリップした後続のライダーに追突された事。事故発生時はコース内の一部に小雨が降っていた。
★カンペテーラのポル・エスパルガロは両足首に打撲を負ったが、2日目のセッションには参加可能との事。
・予選1の気温は24度、路面温度は26度、湿度は31%。路面状況はドライ-ウェット。
・ルマンのサーキットレコード(125cc)は2006年にS.ガデアが記録した1分44秒637。
・ルマンのベストラップレコード(125cc)は2006年にM.パッシーニが記録した1分44秒515。
●125cc午前FP1
ドライ・セッション宣言はなされたものの湿りがちな午前のルマン・サーキット、13度の低い路面温度で行われた125ccクラスの最初のフリー・プラクティスにおいて、トップタイムとなる1分45秒526を記録したのは、現在のランキング13位につけるレプソル・ホンダ2年目のブラッドリー・スミスだった。
2番手タイムの1分46秒071はバンカハ・アスパルのセルジオ・ガデア、3番手タイムの1分46秒272は、現在のランキング2位につける同じくバンカハ・アスパルのガボール・タルマクシ。
ランキング8位につけるKTMの小山知良選手は、ルマンでの最初の走行を12番手タイムとなる1分46秒951を記録して終えている(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・FP1の気温は14度、路面温度は13度、湿度は93%。路面状況はドライ。
|
|
|