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■MotoGPクラス 【2日目の情報は随時ここに追加されます】
●MotoGP午後予選
MotoGPクラスの予選でポールポジションを獲得したのは、昨年のトルコではマシントラブルに苦しみ、若干イスタンブールに対しての苦手意識も持っていたというフィアット・ヤマハのバレンティーノ・ロッシだ。ロッシはセッション残り4分前に990cc時代のサーキットレコードを約0.1秒上回る1分52秒795を記録し、その後ロッシのタイムを上回るライダーは現れなかった。
1列目2番グリッドを獲得したのは、ロッシのチームメイトのコーリン・エドワーズであり、ヤマハ・ワークスは苦手だった筈のトルコで予選のトップ2を独占した。エドワーズのタイムは1分52秒944。
1列目最後の3番グリッドを獲得したのは、セッション残り0秒を切ったところでエドワーズとほぼ同時にコントロールラインを抜けたレプソル・ホンダのダニ・ペドロサだった。ペドロサはこの時に1分52秒971を記録しており、1列目の3名だけが800ccマシンで初の1分52秒台に突入している。
予選中は常に上位に位置していながらも、セッション残り10分前にマシンが失速したドゥカティーのケーシー・ストーナーは、再びピットから出発するとペドロサやエドワーズとほぼ同タイミングのセッション終了間際にコントロールラインを抜けて1分53秒375の4番手タイムを記録し、2列目4番グリッドを獲得している。トルコから昨年の調子を取り戻したチームメイトのロリス・カピロッシはストーナーの隣の2列目5番グリッドを確保。
初日とは対照的にミシュラン勢がブリヂストンユーザーを抑えて1列目を独占したこの予選の終盤、トップ3名と同じくミシュランタイヤを履くレプソル・ホンダのニッキーヘイデンは、ドゥカティーの2名と同じ2列目の6番グリッドを獲得し、ここまでのレースウイーク中の低い順位を大きく挽回している。
3列目の7番グリッドにはブリヂストンを履くリズラ・スズキのジョン・ホプキンス、昨年のポールシッターであるホプキンスのチームメイトのクリス・バーミューレンは9番グリッド、スズキ勢の間の8番グリッドには同じくブリヂストンを履くカワサキのランディー・ド・ピュニエがつけた。
コニカミノルタ・ホンダの中野真矢選手は4列目の12番グリッド、TECH3ヤマハの玉田誠選手は5列目15番グリッドから、明日の決勝レースをスタートする(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・予選の気温は20度、路面温度は34度、湿度は14%。路面状況はドライ。
・イスタンブールのサーキットレコード(990cc)は2006年にT.エリアスが記録した1分52秒877。
・イスタンブールのベストラップレコード(9900cc)は2005年にS.ジベルナウが記録した1分52秒334。
●MotoGP午前FP3
MotoGPクラス2日目午前のフリー・プラクティス3でトップタイムをマークしたのは、初日の総合トップタイムを記録したドゥカティーのケーシー・ストーナーだった。路面状況が昨日と比べて良好なこの日、ストーナーのタイムは1分54秒085と昨年のコースレコードに1.2秒差まで近づいている。
ストーナーに続く2番手タイムの1分54秒334を記録したのはフィアット・ヤマハのバレンティーノ・ロッシ。3番手タイムは2日目も初日に引き続き好調なグレッシーニ・ホンダのトニ・エリアスの1分54秒496、4番手タイムはレプソル・ホンダのダニ・ペロドサの1分54秒558。
新タイヤルールの影響を受けないダンロップタイヤを履くTECH3ヤマハの玉田誠選手は1分55秒081を記録して12番手、中野真矢選手は不調の初日の総合順位と同じ18番手と低迷している。
また、昨年度チャンピオンであるレプソル・ホンダのニッキー・ヘイデンは1分55秒587を記録して1日目の自己ベストは更新したものの、初日の総合順位よりも3つポジションの低い17番手だった(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・FP3の気温は16度、路面温度は23度、湿度は19%。路面状況はドライ。
■250ccクラス 【2日目の情報は随時ここに追加されます】
●250cc午後予選2
250ccクラスの最終予選、パワーサーキットの1つとして数えられるイスタンブールサーキットでポールポジションを獲得したのは、ストレートパワーを誇るアプリリアのライダーではなく、ホンダを駆るスコット・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾだった。ドヴィツィオーゾのタイムは昨年のポールポジション・レコードには約0.5秒届かない1分57秒473。
1列目2番グリッドを獲得したのはトルコの初制覇と開幕からの3連勝に意欲を示すフォルツナ・アプリリアのホルヘ・ロレンソ。3番グリッドは250ccルーキーのマステルMVAアスパル所属のアルバロ・バウティスタ、1列目最後の4番グリッドはバウティスタのチームメイトであり、昨年のトルコGPでは最終ラップの高速11コーナーで波乱を巻き起こしたアレックス・デアンジェリスが確保した。
日本勢のトップは、カタールで小指に大怪我を負い、その手術から1ヶ月が経過したKTMの青山博一が3列目9番グリッド。同じく3列目の11番グリッドはスコット・チームの高橋裕紀選手、その隣の3列目最後の12番グリッドにはレプソル・ホンダの青山周平選手。カンペテーラの関口太郎選手は6列目の23番グリッドから明日のトルコ・グランプリ決勝レースをスタートする(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・予選2の気温は21度、路面温度は37度、湿度は14%。路面状況はドライ。
・イスタンブールのサーキットレコード(250cc)は2005年にD.ペドロサが記録した1分57秒595。
・イスタンブールのベストラップレコード(250cc)は2005年にデ・アンジェリスが記録した1分56秒930。
●250cc午前FP2
250ccクラスの2日目午前のトップタイムは、フォルツナ・アプリリアのホルヘ・ロレンソがマークした1分58秒174だった。ロレンソに次ぐ2番手につけたのは、昨日の第1予選で暫定ポールにつけたマステルMVAアスパルの250ccルーキーであるアルバロ・バウティスタ。バウティスタのタイムはロレンソと僅差の1分58秒181。
3番手タイムの1分58秒541はスコット・チームでホンダのマシンを駆るアンドレア・ドヴィツィオーゾが記録しており、今回のトルコでの250ccクラスの戦いは、ここまでの2日間を通してロレンソ、バウティスタ、ドヴィツィオーゾの3名が常に上位を争う状況が続いている。
なお、IRTAテスト中に左肩を脱臼し、その後に軽い骨折の存在も判明していたレプソル・ホンダのルーキーであるフリアン・シモンは、今回の午前のセッションでは4番手タイムの1分58秒773を記録し好調だ。
日本勢では、昨年のトルコの勝利者でありKTM2年目の青山博一は7番手タイムの1分59秒278、スコット・チームの高橋裕紀選手は8番手タイムの1分59秒488、レプソル・ホンダの青山周平選手は11番手タイムの2分0秒037、カンペテーラの関口太郎選手は21番手タイムの2分2秒235を記録し、2日目午前ののセッションを終了している(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・FP2の気温は18度、路面温度は29度、湿度は15%。路面状況はドライ。
■125ccクラス 【2日目の情報は随時ここに追加されます】
●125cc午後予選2
125ccクラスの最終予選、良好な天候と路面の2日目午後にポールポジションを獲得したのは、トップタイムである2分4秒722を記録したポラリス・ワールドのマティア・パッシーニだ。前回のスペインではポールポジションを獲得しておきながらレース開始直前に燃料タンクの故障でマシンを交換し、最後尾からのスタートとなって最終的にレースをリタイアしているパッシーニは、明日の決勝レースでは今シーズン初のポイント獲得と勝利をポールポジションから狙う。
1列目2番グリッドを獲得したのは2分4秒951を記録したバンカハ・アスパルのエクトル・ファウベル、転倒を喫しながらも2分5秒299の好タイムで3番グリッドを獲得したのはスキルド・レーシング・チームのシモーネ・コルシ、1列目最後の4番グリッドには2分5秒372を記録したポイントリーダー、バンカハ・アスパルのガボール・タルマクシ。
初日の予選では3位につけていたKTMの小山知良選手は、2分5秒434の最終予選タイムで2列目6番グリッドを獲得した(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・予選2の気温は20度、路面温度は32度、湿度は15%。路面状況はドライ。
・イスタンブールのサーキットレコード(125cc)は2006年にJ.オリベが記録した2分3秒825。
・イスタンブールのベストラップレコード(125cc)は2005年にT.ルティーが記録した2分3秒585。
●125cc午前FP2
2日目午前の最初のセッションとして行われた125ccクラスのフリー・プラクティス2の開始時、路面温度は初日よりも約10度高い17度まで上昇している。
125cc午前のセッションのトップタイムである2分4秒324を記録したのは、ポラリス・ワールドのマティア・パッシーニ。2番手タイムはバンカハ・アスパルのエクトル・ファウベルが記録した2分4秒462、3番手タイムはスキルド・レーシング・チームのシモーネ・コルシの2分4秒962だった。
初日の予選で暫定3位を獲得しているKTMの小山知良選手は、6番手タイムの2分5秒707を記録して午前のセッションを終えた。
なお、初日の予選で暫定2位を獲得しているバンカハ・アスパルのガボール・タルマクシはこのプラクティスの中では10周しかできておらず順位は14位(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・FP2の気温は15度、路面温度は17度、湿度は22%。路面状況はドライ。
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