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2007年1月24日
かつてコーリン・エドワーズがホンダのRC211VからヤマハのYZR-M1に乗り換えたばかりの時、今回のホンダLCRのカルロス・チェカと同様に、彼の体型と当時のヤマハのマシンが合わずに苦しんでいた時期はあるが、現在のチェカの苦しみはその時の比ではないようだ。
昨年末から今回のセパン合同テストにかけて、自分の体格に現時点であまり合わせきれていないコンパクトなホンダの800ccマシンのポジション調整に苦しみ、「まるでらくだに乗っているようだった」と嘆きの声を上げていたカルロス・チェカは、今回のテスト2日目に入り、初日のタイムを0.5秒近く上回る13番手タイム(2分03秒681)を記録した事で、ようやく自信を取り戻すコメントを発表している。
■チェカ「慣れるのにはもう少し時間が必要」
1日目は1コーナーでフロントに加重がかかりすぎて転倒を喫し、その後はフロントタイヤを中心にマシン全体のバランスを見直したカルロス・チェカは、まだセッティングに時間はかかるとしながらも、将来的には自信が持てると語ったようだ。
「基本的に他のホンダのライダーも同じような問題をいくつか抱えていると聞いていますが、今はチームでなんとか身体をバイクにフィットさせようと頑張っていますから、将来的には大丈夫だと断言できますよ。」とチェカ。
「過去2年間は別のバイクと別のタイヤでレースを走っていましたから、この新しいバイクに慣れるのにはもうちょっと時間が必要です。」
「今日は何種類かのミシュランタイヤをテストしながら多くの距離を走り込みましたが、特にこのサーキットで難しいと言われる箇所の攻略方法に、今のところ何かが欠けているような感じです。」
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