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エドワーズ「年寄りは朝が強い」、ロッシ「16インチは使える」
インテリマーク編集部
2007年1月24日

セパン合同テストの2日目は、ヤマハ・ワークスのコーリン・エドワーズが、2日間続けてトップに立つリズラ・スズキのジョン・ホプキンスに0.1秒差まで迫る総合2番手タイムの2分01秒930という好タイムを記録し、ヤマハ・ワークスにとってもミシュランタイヤにとっても嬉しい1日となった。
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■好調なヤマハの新型マシンとミシュランの新型タイヤ

エドワーズは、この日にミシュランタイヤが持ち込んだ新型タイヤを主にテストしており、チームメイトのバレンティーノ・ロッシとは異なるマシンのセッティングで今回のタイムを記録している。エドワーズの好タイムにより、セパンの得意なブリヂストンに対抗する上で必要なタイヤの性能を、十分に証明する事ができたようだ。

その一方、バレンティーノ・ロッシはエドワーズがテストしたタイヤとは異なる16インチタイヤのテストを行い、2日目のタイムシート上の5番手でこの日のテストを終えた。なお、ロッシは新型YZR-M1の状態は非常に良好だとしている。
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■レースシミュレーションの結果も良好

ロッシとエドワーズの2名は3日目に雨が降る事を恐れて、この日のうちにレースシミュレーションも行っているが、これには2名揃って満足のいく結果が得られたようだ。また、昨年にロッシとエドワーズが悩まされたチャタリングの問題も、今年の新マシンには皆無だという。

ヤマハ・ワークスのチーム監督であるダビデ・ブリビオは、「2名のロングランの結果は今後に期待の持てるものです。エドワーズはセッティングに問題を抱えた状態でも良いタイムを出す事ができていますし、データの収集にも役立ちました。」と述べ、2日間を通して好調なマシンの状態に満足している。


■エドワーズ「年寄りは朝に強い」

この日は午前中に理想の走りができたというコーリン・エドワーズだが、午後にはセッティングの方向性を誤ったために、その後のレースシミュレーションはかなり辛い作業となったようだ。しかしながらエドワーズは、悪い方向でもそれを確認できた事に満足だと述べており、大きなトラブルのない今年のここまでのテスト内容に、良い感触をつかんでいる様子だ。

「歳をとったからなのか、それともバイクから6週間も離れていたせいなのか理由が良く分かりませんが、今日は明らかに夕方よりも午前中の方が調子が良かったんですよ!」とエドワーズ

写真「今日の午前中は本当に調子が良かったですね。ミシュランは自分をつかまえてある方向性を指示し、バレンティーノには別の作業を用意しました。タイムがどうなるかとか、すごく楽しみでわくわくしました。今回の自己ベストはレースタイヤで記録しましたが、全然苦労はしませんでした。」

「ミシュランは冬休みを通して真剣に厳しい作業をこなしてきたんでしょうね。彼らが持ってくる新しいフロントタイヤは毎回どんどん良くなっていますから、ミシュランには賞賛の言葉を贈りたいです。」

「午後は気温が上がりすぎて厳しい状態でしたね。そこからのロングランにつかったセッティングの組み合わせはあんまり良くなくて、リアタイヤの方向性を完全に間違えたために自分にとってはきつい作業でした。」

「いずれにしてもバレンティーノのパッケージは調子がいいし、ここにはいいセッティングと悪いセッティングを見極めにきたんですから、頑張るのは当然ですけどね!おかげで明確な結論もいくつか見つかりましたから、明日は今週に学んだ事を繰り返し復習して、いい感触のままテストを終えたいと思います。」


■ロッシ「16インチタイヤは使えるかもしれない」

熱い陽射しの中でもライディングを心から楽しむ事ができ、自信とやる気が高まったというバレンティーノ・ロッシは、今回初めて試した16インチタイヤに好感触を示し、将来的に使える手段だと述べると同時に、もう少し確認する時間が欲しいともコメントしている。

「今日は今年初めて新型バイクでロングランを行いました。明日に雨が降ったら嫌ですからね。」とロッシ

写真「ロングランはバイクの今の仕上がり状態を確認する上で重要ですから、最終日に走れなくなったりする危険性を残しておきたくなかったんです。結果は良好で、バイクもタイヤの性能もとても良かったです。まだブレーキのセッティングを少し改善する必要はありますが、このまま調整を続ければすぐに直せる筈ですよ。」

「午後はすぐに温度が高くなってしまい、陽射しが矢のようにヘルメットに突き刺さる感じでした。でも、その状態でもすごく楽しく走れましたし、面白かったです。」

「もちろん990ccバイクの方が少しトップスピードは高いんですけど、ロングランではそれほど総合的なタイムに差は出ないんです。理由は、タイヤにかかるストレスが小さいので、性能が劣化せずに長時間維持できるからです。」

「体力的にかかる負担も、990ccと800ccではそれほど差はありません。それに今日はロングランを終えてさらにやる気が高まりましたね。」

「それに今日は16インチタイヤをテストしています。この作業はこれからも多く必要ですが、第一印象はすごくいいし、ハンドリング性能が少し良くなりました。コーナーでバイクが安定するので、さらに自分の自信につながりました。最終的にはこれは使えると思いますが、まだ確認には時間が必要です。」

「明日は他のタイヤもテストしながら、基本的なバイクのセッティング作業を続けるつもりです。」


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