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2007年1月10日
今シーズンの2007年よりSBKのテンケイト・ホンダ・チームとMotoGPのグレッシーニ・ホンダ・チームのタイトル・スポンサーになる事を昨年末に表明したハンスプリーが、今度はSBKを運営するイタリアのFGSportの公式スポンサーを2007年より務める事を発表した。
■2007年はハンスプリーのブランドロゴが目立つシーズンに
真っ赤なりんごやフットボールの形など、斬新なデザインの液晶テレビで世界にその市場を急激に拡大している台湾の液晶モニターメーカーであるハンスプリーは、昨年末にSBKおよびWSSのテンケイト・ホンダ・チームや、MotoGPのグレッシーニ・ホンダ・チームとのスポンサー契約を発表するなど、世界の2輪モータースポーツへの関与に高い意欲を示している事で、年末から多くの注目を集めていた。
また、ハンスプリーはSBKやMotoGPなどのロードレース以外にも、世界モトクロス選手権のチーム・ホンダ・マーチンを今年から支援する事が決定しており、オートバイレースの世界で今後は多く目にする事になりそうなブランドだ。
■SBKの公式スポンサーとなったハンスプリー
今回SBK公式が1月9日に発表した内容によれば、ハンスプリーは上記各チームのタイトルスポンサーを務めるに留まらず、SBKを主催するFGSportの2007年の公式スポンサーとしての契約を完了したという。
2002年に台湾で設立されたハンスプリーは、イタリアに進出してまだ僅かに1年だが、現地での知名度は既に高い。米国ではディズニー社や米プロ野球(MLB)とライセンス契約を結ぶ等、その市場戦略も極めてユニークと言えるが、ヨーロッパでのさらなる市場拡大に向けて彼らが選んだ戦略の1つが、現地で人気の高い2輪モータースポーツへの進出なのかもしれない。
■ハンスプリー「SBK参入は自然な出来事」
今回のFGSportとの契約発表に際し、ハンスプリーのマネージング・ディレクターであるケビン・チャン氏は、以下のコメントを発表している。
「簡単に申し上げれば、ハンスプリーのこれまでの成功の鍵は、灰色のエレクトロニクスの世界に新たな息吹を吹き込んだ事にあると言えます。」とチャン氏。
「それと同じアプローチを、大量のアドレナリンを放出する事に慣れた私たちは、スーパーバイクの世界でも取れると考えています。」
「世界的なオートバイレースの世界に足を踏み入れ、世界スーパーバイク選手権(SBK)のスポンサーを務める事は、楽しさを基本哲学とするハンスプリーにとっては非常に自然な出来事です。ハンスプリーは全てにおいて革新的な企業であり、私たちはSBKのように、魅力的かつ野心的なプロジェクトに心を動かされます。」
■FGSport「SBKの今後20年間に向けての新たな一歩」
また、FGSportのCEO(最高責任者)であるパオロ・フラミニは、今回のハンスプリーの本格的なSBK進出を歓迎し、以下の喜びのコメントを残した。
「ハンスプリーがSBKの公式スポンサーとしてこの世界に参入した事実を、喜びをもってここに発表いたします。」とフラミニ。
「ハンスプリーは若い企業でありながら、私たちの今までの伝統的なスポンサーとは大きく異なる分野において、すでに世界中でブランドとしての地位を固めています。今回の私たちの合意が、SBKの世界が今後の20年間に踏み出す新しい境地への出発点である事は、疑う余地もありません。」
「FGSportは、私たちにハンスプリーの力が加わった事を大変に嬉しく思うと共に、ハンスプリーの発展を支援し、彼らの広報活動が最大限の成果を生み出すように努力して参りたいと思います。」
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