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キャメルがMotoGP撤退を正式表明
インテリマーク編集部
2006年12月2日

フォルツナのグレッシーニ・チームからの撤退と同じく、2007年MotoGPシーズンからの撤退が濃厚とされていたキャメル(JTIのたばこブランド)が、正式にヤマハ・ワークスのスポンサー活動を最後に、2006年シーズンをもってMotoGPでの活動を終える事を12月1日に正式発表した。
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■相継ぐたばこブランドのMotoGP撤退

ヨーロッパでのたばこ広告規制が本格化する近年、ブランドロゴやイメージを使用する事ができないサーキットの増加により、たばこメーカーのモーター・スポーツ離れはこのまま加速する勢いだ。昨年のゴロワーズと、今期はグレッシーニ・チームのスポンサーをしていたフォルツナの2大ブランドを持つアルタディス社のMotoGPクラス撤退に続き、今回はキャメルの親会社であるJTIのMotoGP撤退表明だ。

JTI(日本たばこインターナショナル)はキャメルの姉妹ブランドであるWinston(ウインストン)も所有しているが、同ブランドも同様にSBKのテンケイト・ホンダチームでのスポンサー活動を2006年度を最後に終える事を先頃の11月中旬に発表している。どうやらJTIグループは、MotoGPに限らずモーター・スポーツそのものへの参入を行わないとの見方が強い。

■たばこメーカーには面白くない現在のモータースポーツ

写真たばこブランド各社は、以前DORNAに対し、16レースのうち最低でも6レースはたばこブランドのロゴを車両にペイントする事を、スポンサー活動の条件として提示していたが、どうやら今後はヨーロッパの動向的に、この条件が満たせなくなる方向にあるのだろう。現在も継続的にモーター・スポーツへの参入意志を表明しているたばこメーカーは、ドゥカティーを支援するマルボロを所有するフィリップモリス社のみだ。

■今後のスポンサー活動参入に期待のかかるIT産業

フォルツナを11月に失ったグレッシーニ・ホンダチームは、先頃台湾の液晶モニターメーカーであるハンスプリーが、来年のタイトル・スポンサーである事を11月29日に明らかにしており、先日のヘレスでの合同テストでは、すでに同チームのライダーであるマルコメランドリのバイクのカーボンカウルに、そのロゴが印字されていた。

なお、ハンスプリーは、SBKにおけるWinston撤退後のテンケイト・ホンダチームの冠スポンサーになる事も決定しているなど、モータースポーツを利用したプロモーション活動に対して意欲的な姿勢を見せている。

■ヤマハ・ワークスの来年のスポンサーは不明
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問題のヤマハ・ワークスの2007年度のスポンサーだが、ヤマハ側は現在もこの点については一切明らかにしていないが、おそらく1月22日から開始されるセパンでのテストまでには、何らかの公式表明があるかもしれない。

今回のMotoGP撤退の公式表明の中で、キャメルは「キャメルカラーを1年間まとってくれたヤマハ・ワークスと、その多くのファンに心からの感謝を申し上げたい。」と述べた。

またヤマハ側は「今年度のプロジェクトに多大なる貢献をしてくれたキャメルに感謝したい。豊富なモータースポーツ参入経験を持つキャメルをスポンサーに持てた事を誇りに思う。」とコメントするに留め、来年のスポンサーに関しては一切触れなかった。


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