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2008年9月14日
雨天のモンツァ・サーキットにて行われたイタリアGP予選において、本日9月14日の決勝レースに向けての上位3グリッドを獲得したドライバーのコメントを以下に紹介する(予選の概況と結果一覧はこちらの記事を参照)。
●ポールポジション)セバスチャン・ベッテル トロ・ロッソ STR3
現状を理解するにはもう少し時間が必要です。フォーミュラワンで走るのはかつての自分の夢でしたし、仮に今の目標がその予選でのポールポジションとレースでの優勝だったとしても、まさかそれを達成するのが今日だったなんて想像すらしませんでした。とにかく最高の気分です。
それにここがイタリアだったのが素晴らしいです。イタリアには2つのチームがあり、その有名な方がフェラーリですが、でも今日からはスクーデリア・トロ・ロッソの事もみんな記憶してくれるでしょうね。
フォーミュラワンの世界に今こうしていられるだけでもすごいのに、そのトップの位置につけられるなんて素晴らしすぎますよ。今日のコースは視界を確保するのも難しい状態でしたから、一切の事故も起こさずにドライバー全員は良くやったと思います。
車の改善が大きく進んでいたので今日の午前中は本当に嬉しかったです。自分の車に自信を持てる事が一番の鍵ですね。
Q2の時にはコンディションがかなり難しくなりましたが、いいラップ周回を成功させる事ができました。今回は1回きりの速いラップタイムを狙うのではなく、何周か走り続ける作戦でしたが、自分たちは正しい判断ができていたと思いますね。
●2番グリッド)ヘイキ・コバライネン マクラーレン・メルセデス MP4-23
本当に僅差のセッションでした。ポールまであと0.076秒差でしたね。Q3の最初のタイムアタックが完璧じゃなかったので、雨が降り続いたその後にラップタイムを更新するのはほとんど不可能になりました。
一番最後の周回では全力を出し切ったつもりですが、グリップが十分ではなくセバスチャン・ベッテルのタイムを追い抜くには至りませんでした。でも、彼の初ポールにはおめでとうの言葉を贈りたいですよ。
いずれにしても、2番グリッドは明日のレースを開始する上でいい結果です。自分たちの車はウェットでもドライでもいいペースを確保していますから自信を感じますしね。
●3番グリッド)マーク・ウェバー レッドブル RB4
Q3での最初のラップ周回があまりうまくいかなかったので、その後にまた雨が激しくなった時にはこのセッションは失敗に終わるかもしれないと思いました。あのコンディションで終盤にいいタイムを出すのは難しかったですからね。ただ、それでもやるしかないのは分かっていました。
今回は2つのシケインをうまく通過する事が不可欠でした。特にアスカリ・シケイン側は鉄道のレールの上を走っているような状況だったので神経を集中しましたが、そこをうまく切り抜ける事ができたのでラップタイムが良くなったんです。明日もまた今日みたいな天候だったらレースは非常に面白くなる筈ですよ。
トロ・ロッソはここまでの何戦かで好調ですが、今日はさらにすごかったですね。
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