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年明けバレンシア合同テスト、最終日のトップはキミ・ライコネン
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インテリワン編集部
  2008年1月27日

2008年シーズンの開幕に向けて、1月21日から4日間の日程でスペインのバレンシア・サーキットにて開催されている年明け2度目のF1公式合同テストが、1月24日にその最終日を迎えている。
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ここでは、F1バレンシア合同テスト最終日の結果、ならびに各チームの概況や関係者のコメントなどを紹介する。


■気象条件は良好だが赤旗が頻発した最終日

最終日のこの日は朝方には雲が多かったが午後は青空に恵まれており、多くのチームが集結したテスト2日目に引き続き、最終日もスーパーアグリを除く全10チームが良好なドライ・コンディションの中でのテスト走行を終日繰り返した。
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この日は前日までとは異なり赤旗の提示が頻発しており、このためオフィシャルはテストの最後に10分時間を延長する措置を取っている。

■タイヤはミディアム・コンパウンド

なお、今回の合同テストに向けてブリヂストンはミディアム・コンパウンドのポテンザ・タイヤを用意しており、各チームに供給している。


■バレンシア合同テスト、最終日の走行結果

以下に、バレンシア合同テスト最終日となった1月24日の走行結果を、各ドライバーのこの日の自己ベストタイム順に示す。この日のバレンシア・サーキットの気温は11度から18度、路面温度は11度から21度にまで上昇している。
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1) キミ・ライコネン FIN フェラーリ F2008 1分11秒189(88周)
2) ヘイキ・コバライネン FIN マクラーレン・メルセデス MP4-23 1分11秒206(89周)
3) フェリペ・マッサ BRA フェラーリ F2008 1分11秒831(96周)
4) 中嶋一貴 JPN ウィリアムズ FW30 1分11秒971(116周)
5) ルイス・ハミルトン GBR マクラーレン・メルセデス MP4-23 1分11秒994(84周)
6) ロバート・クビサ POL BMWザウバー F1.08 1分12秒095(86周)
7) ヤルノ・トゥルーリ ITA トヨタ TF108 1分12秒350(96周)
8) セバスチャン・ベッテル GER トロ・ロッソ STR2 1分12秒526(114周)
9) ニック・ハイドフェルド GER BMWザウバー F1.07B 1分12秒600(39周)
10) ティモ・グロック GER トヨタ TF108 1分12秒705(82周)
11) ネルソン・ピケ BRA ルノー R28 1分12秒973(89周)
12) ジャンカルロ・フィジケラ ITA フォース・インディア 1分12秒976(96周)
13) セバスチャン・ボーデ FRA トロ・ロッソ STR2 1分13秒060(95周)
14) マーク・ウェバー AUS レッドブル RB4 1分13秒133(15周)
15) ニコ・ヒュルケンベルグ GER ウィリアムズ FW29B 1分13秒306(74周)
16) ジェンソン・バトン GBR ホンダ RA108 1分13秒689(80周)
17) 小暮卓史 JPN ホンダ RA107 1分15秒703(25周)


■テスト最終日の各チームの状況

以下に、バレンシア合同テストの最終日を終えた各チームの概況、ならびに関係者のコメントなどを紹介する。

■最終日はフェラーリのキミ・ライコネンがトップタイム
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バレンシア合同テストの最終日をトップタイムの1分11秒189で飾ったのは、フェラーリの2007年度F1チャンピオン、キミ・ライコネンだった。フェラーリのバレンシア参加初日の1月22日をトップタイムで飾ったチームメイトのフェリペ・マッサ(写真下はFiat500をフィアット社から贈呈されたマッサ)はこの日の3番手。
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フェラーリF1チームの発表によれば、マッサとライコネンの2名は、フェラーリの2008年型最新F1マシンであるF2008の信頼性確認、広範囲にわたるセッティングの検証、ならびにそれらの作業を通してF2008のマシン特性全般への理解を深める事を目標に行った今回の3日間のテストメニューを、この日に全て計画通りに完了する事ができたとしている。


■マクラーレン、ハミルトンがセッション終盤にコース上でストップ

前日にフェラーリの2名を押しのけるようにタイムシート上のトップに躍り出たマクラーレンのヘイキ・コバライネンは、この日はフェラーリのキミ・ライコネンに僅か0.017秒及ばず、バレンシアのテスト最終日を2番手タイムで終えている。チームメイトのルイス・ハミルトンはこの日の5番手タイムだった。
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前日までの2日間に引き続き、MP4-23のセッティング検証とスタンダートECUを含むシステム全般の耐久性試験を目的にこの日も周回数を伸ばしていた2名の正ドライバーだが、この日のテスト終了1時間前にルイス・ハミルトンのマシンはコース上にストップしており、ハミルトンはその場でバレンシアでの走行を終える事になった。

なお、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス・チームの説明によれば、2名はレースウイーク2回につき1エンジンのレギュレーションに沿った耐久性試験を実施していたが、すでにこの日にハミルトンが使用していたエンジンはその連続使用範囲を超えており、それを理解した上での信頼性テストの最中だったようだ。

■マーティン・ウイットマーシュ「計画は順調」

3日間のテストを終えて、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス・チームのCEOを務めるマーティン・ウイットマーシュは、「この3日間は天気が良く、2台のMP4-23の走行距離を揃って大幅に伸ばす事ができた。これは耐久性と信頼性に重点をおいている今の開発段階においては非常に重要なこと。ルイスとヘイキとペドロは素晴らしい仕事をしてくれており、その間に得られたデータはとても有益なものだった。ブリヂストンは自分たちが通常サーキットで用いるものよりも固めのコンパウンドを用意しており、このタイヤについても多くの時間を費やしてブリヂストンと密接に作業を進めた。計画は思い通りに進んでおり、来週のバルセロナサーキットでのマシンの走りを今から楽しみにしている」と、今回のバルセロナ合同テスト期間中の作業内容を説明している。


写真■ウィリアムズ、中嶋選手は初めてのFW30

最終日のこの日は中嶋一貴選手が初めてニコ・ロズベルグからFW30を引き継ぎ、新型車両での走行を披露している。FW30のシステム稼働チェックと信頼性検証を行った中嶋選手がこの日に記録したタイムは最終日の4番手となる1分11秒971だった。

また、前日まで中嶋選手が使用していたテスト専用車両のFW29Bは、バレンシア初日にFW30のシェイクダウンを行ったニコ・ヒュルケンベルグが引き継いでいる。ヒュルケンベルグのこの日のタイムシート上の順位は15番手だった。

■前日に作業を終えたロズベルグ「去年のマシンとは全く異なる」

なお、前日にFW30の初期導入テストを終えたニコ・ロズベルグは3日間の感想として「まず、マシンの準備のために懸命に作業をしてくれたファクトリーの人たち全員に感謝したい。新しいマシンがテスト可能な状態になる瞬間はいつも特別な気分になる。自分たちにとってはいいスタートが切れたと思うし、特にFW30で最初から何の問題もなくレースの距離を完走できたのが嬉しかった。さまざまな点で去年のマシンとは全く異なっているので、マシンの性能をすべて引き出すためにはこれからのテストを最大限に活用することが非常に重要」とコメント。
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■サム・マイケル「バルセロナでは2台のFW30を用意」

ウィリアムズのテクニカル・ディレクターを務めるサム・マイケルは、バレンシアでの予定のテストを全て終え、「今週はFW30の初期導入テストを行ったが、信頼性と性能の観点から見ていいスタートが切れたと思う。マシンについてはニコ・ロズベルグがテスト開始から僅か2日目にしてノンストップのレースシミュレーションを完了し、4日間で1400km以上を走行している。ニコ・ヒュルケンベルグが月曜日のマシンの導入日にシェイクダウンを実施した後、ニコ・ロズベルグが初期セッティングと信頼性向上の作業を行い、一貴が最終日にロングランといくつかのセッティング項目を検証した。テストチームは今はバルセロナに向かっているが、この時にはニコ・ロズベルグと一貴にそれぞれ1台、計2台のFW30が用意される事になる」と、今回のテスト内容と次回の予定について説明している。


■BMWザウバーは合計7日間の集中プログラムを終了

BMWザウバー・チームは2日目と同じく、ロバート・クビサが2008年型車両のF1.08、ニック・ハイドフェルドがテスト専用マシンのF1.07Bでの走行を行い、バレンシアでのテスト最終日を終えた。
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F1.08のセッティング作業、ならびにロングランをこの日に実施したクビサのタイムシート上の順位は6番手、F1.07Bに搭載したスタンダートECUなど、2008年レギュレーションに沿ったパーツ類のシステムチェックを行ったハイドフェルドのこの日の順位は9番手だった。

■ウィリー・ランプ「今後も新型パーツの投入を続ける」

ドライバー2名とチームは、先週のプライベートテストから数えて合計7日間のバレンシアでの今回のテストを、特に大きなトラブルに見舞われる事なく無事に終える事できたと、BMWザウバーのテクニカル・ディレクターであるウィリー・ランプは、今後の予定を含む以下のコメントを述べた。

「信頼性に関してF1.08は既に非常にいい状態。ここまでに大きな問題も全く無く多くの周回をこなす事ができた。性能面に関して自分たちは開発初期のスタート段階にあるが、これまでのテストで集めたデータを分析する事で今後の目標範囲を定める事ができている。次回のバルセロナのテストまでにはマシンにいくつかの修正を加える事になるが、同様にシーズン開幕までに行われるすべてのテストを通して新しいパーツ類を連続的に投入する予定。メルボルンに向けての自分たちの目標は達成できると信じている」とランプ。


■トヨタは午前中に電気系トラブル

2008年型マシンであるTF108を今回のバレンシア・サーキットに2台持ち込み、前日までの2日間を通してセッティングの評価作業を重点的に行ったパナソニック・トヨタ・レーシング・チームは、テスト最終日となるこの3日目にはバレンシアでの合計周回数が2台合わせて500周回に到達した事に満足しており、その高い信頼性にさらなる自信を深めた様子だ。
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この最終日にヤルノ・トゥルーリは空力特性の検証を含む多くのセッティング作業を行う中、この日のタイムシート上の7番手タイムを記録した。

トゥルーリの新チームメイトのティモ・グロックは、午前中に電気系トラブルが発生したためにこの日はコースに出るのが正午近くになったが、その後は慌ただしくエアロパーツやメカニカル・パーツのセッティング作業を実施しており、朝の作業の遅れを挽回して最終的には多くのデータをチームに提供する事ができたとしている。グロックのこの日のタイムシート上の順位は10番手だった。

■トゥルーリ「忙しかったが満足」
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バレンシアでの全ての作業を終えたトゥルーリは「今日も新マシンの空力特性に関する作業を続け、多くのテスト項目を実施した。自分にとっては忙しいテストとなったが、大量に作業をこなすことができたし、ここで集めたデータは今後のマシン改善に役立つと思う。今は次のバーレーンで新マシンのセッティング作業を続けるのが楽しみ。」とコメント。

■グロック「午前の遅れは午後に挽回できた」

今回のバレンシアからはTF108のみでの作業になった事を喜ぶティモ・グロックは、最終日の作業内容について「今朝は小さな問題の発生により時間をロスしたのは残念だったが、クルーが素早くマシンを修復してくれたおかげで午後にはテストを再開できたし、マシンのバランスを改善するのに必要な時間は十分に取れた。全体的に順調な今後の励みになるテストだった。ヤルノと一緒にセッティング作業に集中しながら走行距離を伸ばしたので、チームには多くの情報を提供する事ができている。自分たちは正しい方向に向かっており、ここまでの作業には満足している」とコメントした。
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■ゲルト・プファイファー「3日間に有益な多くのデータを収集」

トヨタのテスト・チーム・マネージャーを務めるゲルト・プファイファーは、今回バレンシアで実施したテストの内容について、以下の通り説明している。

「非常に有益ないいテストだった。ティモは今朝に少し時間をロスしたが、3日間を通してTF108の信頼性は非常に高く、多くのセッティング作業を行う事ができたので、マシンに対する理解をより深めることができた。セッティングの変更に対しての新型車両の挙動やレスポンスに関するデータを得るためには可能な限り限り多くの周回数をこなす事が重要だが、その点についての今回の進捗には非常に満足できている。これからケルンに戻って今回集めた情報の分析を行うが、次回のバーレーンでもセッティング作業を通してより多くの情報を収集できる事を願っている」とプファイファー。


■精力的に周回数を伸ばしたトロ・ロッソ

写真チームがバレンシアに合流してから3日目の最終日を迎えたトロ・ロッソとその正ドライバーの2名、セバスチャン・ベッテルとセバスチャン・ボーデは、この日は頻発したレッド・フラッグの影響をもろともせず、この1日の周回数を2名合計して219周回まで伸ばしている。

前日に予定していたロングランを最終日に実施したセバスチャン・ベッテルのこの日のタイムシート上の順位は8番手、セバスチャン・ボーデは13番手だった。

■ローレン・メキーズ「ギアボックスの耐久性を確認できた」

トロ・ロッソのチーフ・エンジニアを務めるローレン・メキーズは、今回のバレンシア合同テストを終えて、「合計約2000kmは走り込んだので、信頼性の観点ではいい3日間になったし、特にギアボックスの耐久性を確認する上で有益だった。また、2008年の電子制御システムについての理解も深まり、マシンのセッティングに関する貴重なデータを収集する事もできた」とコメントした。


■ルノー、アロンソからからR28を最終日に引き継いだピケJr

初日のR28のシェイクダウンを含む前日までの3日間のテストを担当したフェルナンド・アロンソに代わり、最終日の4日目はネルソン・ピケJrがINGルノーF1チームのバレンシアでのテストを締めくくった。
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この日に初めて2008年型車両であるR28のステアリングを握る事になったピケJrは、午前中はマシンに慣れる事を目的とした走り込みを行い、午後にはアロンソのテスト作業を引き継ぐ形でセッティングの検証とマシン・バランスの改善に取り組んでいる。この日のピケJrのタイムシート上の順位は11番手だった。

最終日もR28に大きなトラブルは発生しておらず、チームの全員にとってこの4日間は開幕に向けての非常に大きな励みになったとルノーF1チームは説明している。なお、チームはR28のプレスに向けての正式な公開式典を1月31日にカタルニア・サーキットで実施する事を予定しており、この場にはフェルナンド・アロンソとネルソン・ピケJrの2名の2008年度正ドライバーも出席する。

■ピケJr「今日は戻ってこれた事が重要」

R28でのこの日の初走行に満足するピケJrは「今日はいい一日だった。作業に再び戻ってこれた事が自分にとっては重要だし、自分はまだフォーミュラワンでのレース経験がないので、今はマシンに乗る時間を増やす事が大切だと思う。新しいマシンには常に大量のセッティング作業が必要となるので、今日も多くのメニューをこなし、マシンのバランスを改善するためにさまざまな試みを行った。かなり期待の持てる結果だったので、来週のバルセロナでチームと作業を再開するのが今から楽しみ」とコメント。

■クリスチャン・シルク「3日間のメニューは計画通りに完了」
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INGルノーF1チームのチーフ・テスト・エンジニアを務めるクリスチャン・シルクは、最終日の作業を終えて「今日はネルソンが初めて新マシンに乗ったが、すべてが計画通りに進んだ。フェルナンドと実施してきたセッティング作業を引き継ぐ前に、ネルソンはマシンに順応するための走り込みを最初に行っている。路面コンディションは午後も良かったので、今日はロングランも実施する事ができた」と、この日の作業内容を説明した。


■フォース・インディアは夕方に悔やまれるメカニカル・トラブル

チームにとってのバレンシア合同テスト初日のビタントニオ・リウッツィ、翌日のエイドリアン・スーティルに続き、この日は2008年度の正ドライバーとなったジャンカルロ・フィジケラがフォース・インディアのテスト最終日を締めくくった。
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この日にフィジケラは精力的に96周回を走行する中で、ダンパーおよび新しい細かなパーツ類のセッティング、ならびにスタンダードECUに関するテスト項目を順次行い、この日のタイムシート上の12番手タイムを記録している。

なお、フィジケラはこの日のテスト終了間際にメカニカル・トラブルに見舞われた事から、タイヤ交換のチャンスを失い最後に自己ベストを更新する事ができなかった。

■フィジケラ「新品のタイヤを試したかったのに」
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チームのバレンシアでのテストを締めくくったジャンカルロ・フィジケラは、「今日は全てのテストを完了することができた。最後に発生した小さなトラブルを除けば何も問題はなくいい1日だった。他のチームとのタイム差も小さくなってきている。今日はいくつかのセッティング作業を行いながらダンパーへの理解もさらに深まったし、シートの高さをいくらか変更した事でマシンの安定度も高まった。多くの燃料を積み、タイヤが摩耗した状態でも他のチームのラップタイムに近づいてきたので、新品タイヤを履く事ができていればさらに面白かったと思う。いずれにしても、明らかに改善が進み正しい方向に向かっている。今の状況には満足」

■マイク・ガスコイン「成果をタイムに反映できずに残念」
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「今日は素晴らしい最終日となった。セッション終盤に発生した小さなメカニカルトラブルは別にしても、本当の意味での信頼性に関わるような大きな問題は発生する事なく全ての作業を完了することができた。ジャンカルロとチームは終日改善を進め、計画通りにセッティングとダンパーの作業を完了した。この結果がタイムに反映されなかったのは残念だが、これは終盤のトラブルにより新品のタイヤを装着する事ができなかったのが原因。いずれにしても今回のテストは非常に有益な3日間だった」


■レッドブルは新型車両のシャシーが破損しテストを中断

レッドブルの2008年型車両であるRB4を、前日にデビッド・クルサードから引き継いだマーク・ウェバーだが、この日はシャシーのモノコック構造に破損個所が見つかっており、ウェバーは15周回のみ走行しただけで早々にピットに戻っている。
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チームはその後にマシンの修復は不可能と判断し、結局ウェバーは新車での2日目の作業をこの時点で終える事になった。僅か15周回の中でウェバーがこの日に記録したタイムの順位は14番手だった。

■イアン・モーガン「作業を全て完了する事はできなかった」

レッドブルのチーフ・テスト・エンジニアを務めるイアン・モーガンは、この3日間の作業内容について「全体としてはこの3日間のテストは有益なものだった。RB4は高い性能と信頼性を示しており、良い兆候が得られている。マークが今朝行った2回のテスト走行はうまくいったが、早めにテストを切り上げる結果に終わったので、今日の作業予定を全て終わらせる事はできていない」
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■ホンダ、バトンがRA108での初走行、小暮選手は2日連続参加

前日に2008年型車両のRA108をバレンシアに投入し、ルーベンス・バリチェロの運転によりそのシェイクダウンを行ったホンダ・レーシング・チームは、新車投入2日目となるこの日はRA108をジェンソン・バトンに引き継ぎ、新型車両の信頼性チェックを80周回の走行の中で実施している。この日のバトンのタイムシート上の順位は16番手だった。
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また、バトンの作業と並行して、この日も前日に引き続きフォーミュラ・ニッポンに参戦中の小暮卓史選手がテスト専用バージョンのRA107で走行を行っている。マシンとシステム全般に慣れる事を目的とした25周回を終えた時点の小暮選手の最終日の順位は17番手だった。
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■次回のテスト

年明け3度目となる次回の公式合同テストは、2月1日からの3日間、バルセロナのカタルニア・サーキットにて行われる。また、続く2月4日からの3日間と2月9日からの3日間の合計6日間は中東のバーレーンにて4度目の公式合同テストも予定されており、トヨタとフェラーリはバルセロナには参加せずにバーレーンにてテストを実施するが、それ以外の主要チームの多くはバルセロナでのみテストを行う予定になっている。

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