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IRTA直前インタビュー、ペドロサ「手の怪我は目標に影響なし」 |
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2008年2月15日
ここでは先のニッキー・ヘイデンの記者会見と同様に、2月14日に行われたレプソル・チームの壮行会でのダニ・ペドロサの記者会見の内容を、レプソルYPFの発表内容より紹介する。
■ペドロサ「1月の怪我はタイトル獲得の障害にはならない」
以下に、公式IRTAテストの開始を今週末の2月16日に控えたダニ・ペドロサの2月14日の記者会見の内容を掲載する。
●これは避けられない質問かと思いますが・・・右手の怪我の具合はいかがですか。
実際のところは良くなる可能性も悪くなる可能性もありましたが、手術がうまくいって経過は期待通りです。期待以上と言えるかもしれませんね。ただ、完治に8週間が必要という事実を変える事はできません。
ちょうど縫い目から糸を抜いてトレーニングを始めているところですが、当然まだ手を動かすのはかなり難しい状態ですよ。色んな部分が少し硬くなっている感じがします。ミール先生はこれが普通だと言っていますから、しばらくは我慢ですね。
●あれからいくらか日数が経過しましたが、マレーシアで同じ日に2回転倒した原因については何か分かりましたか。あれは両方共にフロントタイヤが滑ったんだと聞いていますが。
まだ分かりません。ホンダからは彼らが持ち帰ったデータの分析結果と説明を今も待っているところです。あの時はシャシーに何か違和感を感じましたし、ヘイデンも同じ事を認識していました。
実際に何が起こったのかは正確には分かりません。フロントタイヤがグリップを失ったのは確かですが、11月のヘレスで同じ事が起きた時とは感触が違いましたし、その時の方が感触はずっと良かったです。
次にバイクに乗る時には、バイクが11月の時と同じ感触に戻っているかどうか、しばらく様子を見る必要がありそうです。
●今週のヘレスから復帰した時には、ここまでの遅れを取り戻すために膨大な仕事が待ち受けている事が不安になりませんか。また、重要なマレーシアとオーストラリアのテストに参加できなかった事が、2008年シーズンの内容に悪影響を与えるという懸念はありますか。
遅れを取ってしまった事は事実ですし、否定はしませんが、今それについて考えたところで何の解決にもなりません。
ヘレスに行って最初にやる事は、速く走る前に、まず自分が正しくバイクに乗れるかどうかを確かめる事です。今の一番の不安はその結果ですね。それさえ確かめれば、後は今の自分がどこまでやれるのかを探っていくだけです。
●今年はレプソル・ホンダ・チームでの3年目ですね。あなたは信頼できるスタッフに囲まれている訳ですが、今年はタイトルのみを狙っていくシーズンだとお考えですか。
いつの年でもタイトルを争うのに都合が悪い年なんてありませんよ。ただ、それが常に可能だとは限らないだけです。もちろん、自分たちは今年のタイトルを狙っていきますし、そのために全力を尽くすつもりです。
今回は例の転倒のせいで少し出遅れてしまったのは事実ですが、年間タイトルを獲得するという今年の目標を妨げるほどのものではありません。
●誰もがストーナー、ロッシ、ペドロサというこの3名を年間タイトルの候補として噂しています。これによればドゥカティー、ヤマハ、ホンダのライダー間で優勝を争う事になる訳ですが、あなたは昨年のストーナーのような未知のダークホースが今年も出現すると思いますか。また、優勝候補が3つの異なるメーカーに分かれている事について、何か思うところはあるでしょうか。
誰がその戦いに加わり、誰が加わらないかなんて自分にはあまり分かりません。今本当に気になるのは怪我の回復状況と体調が万全になる事です。バイクについては去年よりも性能が上がって欲しいし、自分の要求通りのものが提供されると嬉しいですね。それらが実現すればうまく戦えると思います。
3つのメーカーが争うのはいい事だと思います。さらに他のメーカーも加わるようならもっといいでしょうね。そうなればこの選手権が健全に機能している証拠にもなりますし、誰にとっても白熱したいいシーズンになると思います。
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