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IRTA直前インタビュー、ヘイデン「一度できた事は再現可能」 |
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2008年2月15日
2月14日にスペインのサラサゴ市で行われたレプソル・チームの2008年MotoGPシーズンに向けての壮行会において、当日の午後に行われたレプソル・ホンダのMotoGPライダーであるニッキー・ヘイデンへの記者会見の内容を、レプソルYPFは2月15日に公開している。
■ニッキー・ヘイデン「今年の目標はタイトル奪還」
以下に、公式IRTAテストの開始を今週末の2月16日に控えたニッキー・ヘイデンの2月14日の記者会見の内容を掲載する。
●2008年仕様のバイクとタイヤについてはどのような印象をお持ちですか。また、新しいバイクに何か突出した特徴があるとすれば、それはどんな部分でしょうか。
新しいバイクが大きく良くなっている点はエンジンの回転数の実用域が増えた事です。サーキットでスピードの上限が伸びる事は素晴らしいですからね。ただ、今の所はバイクとしての反応が鈍いので、HRCのエンジン専門家は新しいシーズンが開幕するまでにまだやるべき事が多くある筈です。
常にスピードがラップタイムを良くする上で必要だとは限りませんが、レース中に他のライダーを交わしやすくなるのは重要なメリットです。いずれにしても全員が必死に頑張っていますし、ホンダはタイトルの奪還を狙っていますよ。
1年の最初のレースが夜になるのはライダーたちにとってもファンにとっても、他のレース関係者たちにとっても素晴らしい事だと思いますし、自分もすごいイベントとなる当日が楽しみです。
●2008年のここまでのテストの感想を聞かせてください。また、新しいエンジンはどんな状況でしょうか。
ここまでに試したものは気に入っていますよ。エンジンについては開発作業中ですが、カタールGPのグリッドにつくまでには全てが万全に整っていて欲しいと願っています。
ホンダが自分たちのためにどこまで頑張ってくれるかが楽しみですね。
●あなたはニューマチック・バルブ・エンジンの開発に取り組んでいる訳ですが、開幕レースまでに間に合うとあなた自身は考えていますか。
エンジンが開幕戦までに完璧な状態になっているかどうかは分かりませんが、ホンダが戦闘力の高いマシンを提供してくれる事は間違いないと思います。カタールはすごく長いストレートがあるので、馬力性能の高いいいエンジンが必要ですしね。
●ミシュランは昨年と比べて進歩が見られますか。
ええ、ここまでにミシュランは大きく進歩しています。ウェットタイヤもすごく良くなっていてフィリップ・アイランドで使った時には驚きました。
まあ、実際のところは最初のレースで走ってみない事には何とも言えません。MotoGPは楽な世界じゃありませんからね。いずれにしてもミシュランの事は信じています。
●今年は昨年よりもプレッシャーは少ないですか。何か今シーズンに向けての心構えみたいなものはお持ちですか。
プレッシャーについては同じくらいありますよ。今年はベストを尽くしたいし、チームと自分のファンに誇れるようなシーズンにしたいですからね。当然、これは簡単な事ではありませんが、自分には素晴らしいチームとバイクの両方があります。
レプソル・ホンダ・チームで走れるのは光栄な事ですし、軽い気持ちで今の境遇を捉えた事などありません。今シーズンは高い成績が残せるように意識を集中していますし、それを実現させるつもりです。
●2008年シーズンの目標を聞かせてください。
自分の目標はシンプルですよ。タイトルを勝ち取る事だけです。
泥沼だった昨シーズンの後で言うのもなんですが、一度達成できた何かは、必ず再び実行する事ができると自分は思っています。
すぐに分かりますよ。そんなに開幕までに時間はありませんから、待ちきれませんね。
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