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レプソルチームが2008年壮行会をエクスポ会場で実施
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インテリマーク編集部
  2008年2月15日

最高峰MotoGPクラスと小排気量クラスの全カテゴリに参戦するレプソル・チームは、スペインのサラゴサ市において2月14日、今年の6月から開催される2008国際博覧会の建設中の会場に集結し、翌々日の2月16日から始まる公式IRTAテストと2008年シーズンの開幕に向けての壮行会を実施した。
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■レプソルが建設中の国際博覧会の会場に集結し壮行会を実施
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レプソル・ホンダMotoGPチーム、ならびにレプソルKTM250ccチームとレプソルKTM125ccチームの5名のライダーは、スペインのアラゴン州サラゴサ市にある2008サラゴサ国際博覧会の会場予定地に集まり、各チームのタイトル・スポンサーを務めるスペインの大手石油会社であるレプソルYPF主催のMotoGP2008年シーズン壮行会に参加している。
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写真レプソルからのファン感謝イベントも兼ねたこの走行会は正午から午後8時まで行われ、MotoGPライダー2名とファンとのトークショーや人気ミュージシャンによるバンド演奏が催される中、各レプソル・チームは2008年度のチームの正式カラーリング、ならびに2008年型RC212Vを披露した。

■今年のエクスポはスペインのサラゴサ市、テーマは水資源

なお、今回の壮行会が行われた2008サラゴサ国際博覧会の会場は6月からの開催に向けて現在も建設中であり、レプソル・ライダーたちは建設中のパビリオンなどを興味深く観察する機会にも恵まれている。

スペインのサラゴサ市はエブロ川の畔に位置する水の歴史を誇る先進的な都市であり、ローマ人により築かれた歴史を持つ。2008サラゴサ国際博覧会はこの都市の由来にちなんで「水資源の永続化」をテーマとしており、公式マスコットは水の滴をモチーフとしたフルービー君だ。


■サラゴサ市長が5名のライダーを国際博覧会の大使に任命
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式典は正午近くのサラゴサ市役所から始まり、最初にサラゴサ市長のフアン・アルベルト・ベヨー氏によるレプソル・チームに向けての歓迎のスピーチが行われ、続いて今回のイベントの主役であるMotoGPライダーのダニ・ペドロサとニッキー・ヘイデン、250ccライダーのフリアン・シモン、125ccライダーのエステベ・ラバトとマルク・マルケスの5名のライダーとの懇親が行われた。
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この後メンバーたちは、アンヘル・ニエト、アレックス・クリビーレ、ホルヘ・マルティネス・アスパルなど、歴代のレプソル・ライダーたちの写真が展示された市の商工会議所に移動して簡単な休息を取り、そのまま国際展覧会の会場へと移動。
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■レプソル・ゼネラル・マネージャー「2008年の目標はタイトル奪還」

この日の式典においてアルベルト・ベヨー市長は、この5名のレプソル・ライダーをサラゴサ国際博覧会の大使に任命しており、このサラゴサ市からの熱烈な歓迎と栄誉を受けたレプソル側の代表として、レプソルのゼネラル・ディレクターを務めるハウメ・ヒロ氏は、以下の通り感謝の言葉と2008年シーズンに向けての目標を語った。

「レプソル・チームをこんなに温かく歓迎してくださったサラゴサ市に感謝を申し上げます」とヒロ氏。

「わたしたちは全てのカテゴリーにおいて勝利を記録した唯一のスポンサーである事を誇りに思います。また、ここまでに合計29回の年間シーズン制覇を成し遂げてきましたが、今年はさらにその数字を増やしたいと考えています」
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「MotoGPチームは2006年シーズンと同様に年間タイトルを勝ち取らなければなりませんが、これを実現可能とするライダーは揃っています。ニッキー・ヘイデンはすでにその勝ち方を経験済みですし、ダニ・ペドロサはバイクナンバー1の獲得のみを目指して、今年はバイクナンバーを2に変えて戦います」

「小排気量の2カテゴリーでは、チームのライダーたちが表彰台の常連になる事を期待しています」
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「わたしたちレプソルが、今年度の世界モーターサイクル選手権に掲げる目標は以上の通りです」


■多くのファンが見守る中、午後にはイベントが目白押し

市役所で親睦を深めたメンバーは博覧会の会場にある国際プレス・センターのホールに移り、ここでは各ライダーたちへの記者会見も行われ、現地に訪れた多くのMotoGPファンはこの模様をホール内で直接観覧している。また、ホール内に入りきれなかった残る大勢のファンも、屋外に設置されたビッグスクリーンに映し出される記者会見の模様を楽しんだようだ。

■大音響と共に登場したRC212V
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ここで一度ステージは暗転し、派手な照明と大音響の効果音に包まれて2008年型RC212Vが登場。ヘイデンとペドロサがその脇に立って2008年型ホンダ・ワークス・マシンの初の公式なお披露目が行われた。

■人気バンドのライブ演奏、サイン入りギターをもらった笑顔のペドロサ

次にステージに登場したのはスペインでの人気を誇るポップロックバンドのメロコス(Melocos)。人気バンドのヒットナンバーの演奏に会場は最高潮に達し、ここでダニ・ペドロサも再びステージに登場、彼らのサイン入りのギターを手にしてご満悦だ。ちなみにペドロサはこのギターを、ヘルメットとの物々交換の形で入手している。
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■最後はMotoGPライダー2名を囲んでのQ&Aトークショー

メロコスのライブ演奏の後は最後のイベントとして、会場に集まったファンが直接ステージのダニ・ペドロサとニッキー・ヘイデンの2名に質問ができるQ&A方式のトークショーが行われ、これを持ってこの日の全ての催しは終了した。

■2008年シーズンへの強い決意を語るペドロサ「さらに上を狙う」
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今回の式典の中でダニ・ペドロサは、2月16日から始まるヘレスIRTAテストへの意気込み、ならびに2008年度のタイトル獲得に向けての強い意志を、サラゴサに集まったプレスの前で示していある。1月22日のヘレス合同テストにおいて骨折、チタンプレートを埋め込む手術を受けた右の手のひらの回復状況も良く、後はヘレスでのテスト当日の検査次第だとペドロサは語る。

写真「サラゴサ市に来たのは今回が初めてですが、こういう場所を訪れる時はいつも楽しくなります」とペドロサ。

「ヘレスに到着したらすぐに手の回復状況をチェックする事になりますが、今回のテストは自分にとって本当に重要なものになりますから、事前に体調を入念にチェックして、激しく攻めて走れるのかどうかを確認したいと思っています」

「その検査の結果次第ですが、ここまでの冬季テスト期間中にできなかった全ての仕事を取り戻すには多くの作業が必要になるでしょうね」

「ニッキーも自分も、チームのために全力を尽くす準備はできていますし、これまでにも多くのレースで2名が揃って上位を獲得してきましたから、それが自分たちの強みだと思っています」

「自分は幸運だと信じています。過去を振り返って考えてみても自分は世界で最も運に恵まれていると感じるくらいです。その過去の自分と比べてみても、今の自分の方がさらに幸福だと心の底から感じます」

「ただ、それでも自分の情熱は以前と何も変わりません。さらに上を狙う事は、誰にとっても人生の中でとても重要な事ですからね」

■MotoGPライダーは辛い?ヘイデン「大変でも最高の職業」
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また、今年はタイトルの奪還を狙うニッキー・ヘイデンは、MotoGPライダーとしての忙しい生活に関する質問に対し、以下の通り回答している。

「以前にサラゴサ市に来た事はありませんでしたが、今回の初めての訪問をとても楽しんでいます」とヘイデン。

「ライダーの生活は結構大変なんです。旅行だらけで怪我に苦しむ事も多いし・・・ただ、『きつい』かと言われれば、それは少し大げさな表現でしょう。すごくいい人生を過ごせていると思っていますからね」
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「もちろん大変な時もそれなりに有りますよ。バイクレースのファクトリー・ライダーは仕事の時間が長いし、移動の回数も多いので自宅で過ごす時間はほとんどなくなるんです。でも、これが世界で最高の仕事だと自分は常に信じています」

「それにレプソル・ホンダ・チームは恐らく世界で最高のチームですから、今の生活を他の何かと取り替えようなんて事は決して思わないでしょうね」

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