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Wickが1993年からのWGP年間総集編を次々発売、第一弾は2月16日 |
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2008年2月15日
日本国内に向けてMotoGP公式DVDを販売するWick(ウィック・ビジュアル・ビューロウ)は、1993年からのグランプリ最高峰500ccクラス年間総集編を、この2月から年代順に2シーズン単位に同時発売、1ヶ月毎の駆け足で残りの500ccクラス全てのシーズンを順次リリースしていく予定だ。その第一弾となる「1993 GRAND PRIX 年間総集編DVD」と「1994 GRAND PRIX 年間総集編DVD」の2タイトルの発売日は、今週末より開催される2008年度IRTAテストの初日となる2月16日(土)だ。
■ファン待望の1993年からのWGP年間総集編がついに発売
Wickではこれまでに1983年から1992年までの年間総集編を、過去にはVHSシリーズ、現在はその10年間を1つのパッケージにまとめたW.G.P総集編BOXを含むDVDバージョンを販売しているが、今月から1ヶ月単位に2枚ずつ発売される1993年からの各年間総集編はその続編として位置づけられており、DVDとして発売されるのは国内ではこれが初めてとなる貴重なシーズンが多く含まれる。
■やっと見れる年間を通しての名バトルの数々
最高峰2ストローク500ccクラスの1993年以降から20世紀末までのレースは、今までは鮮明な映像としての入手が非常に難しく、且つ現在でもよく語り継がれる数々の名シーンがその期間内に多く存在する事を、古くからのグランプリファンの方々ならご存じだろう。
■MotoGPクラスの誕生につながる最高峰500ccクラス最後の歴史
今回Wickが1993年以降の500cc年間総集編の順次発売を決定した事により、今週からはDVDのクリアな映像と音声に生まれ変わったそれら数々の名シーンが一気に大放出される。現在のMotoGPクラスの流れに直接つながる近代グランプリ過去10年間の歴史を、お手持ちの最新AV機器で未体験の迫力ある映像として改めて楽しむチャンスだ。
500ccクラス終焉の歴史、これは92年のチャンピオンであるヤマハのウェイン・レイニーと93年のチャンピオンとなるスズキのケビン・シュワンツという、近代グランプリにおける伝説のヒーローとして名高いこの2名の栄光と引退から始まり、2大勢力の去ったその後に続くマイケル・ドゥーハンとホンダの歴史的な君臨劇、ドゥーハン引退後にもホンダの栄光を99年に引き継ぐアレックス・クリビーレ、その翌年の2000年、最高峰クラスにステップアップした驚異の新人バレンティーノ・ロッシを抑えてシュワンツから7年ぶりとなる年間勝利をスズキにもたらしたケニー・ロバーツ・ジュニア、そしてさらに翌年、最高峰500ccクラスの歴代最後のチャンピオンに輝き、その後はMotoGPクラスでも天才の名を欲しいままにするニュー・ジェネレーション、ホンダのロッシの誕生を持って2ストローク時代には事実上の終止符が打たれる。
■レイニーとシュワンツ、ドゥーハン時代を見ずしてロッシは語れない
今回連続して発売される年鑑総集編シリーズは、この激動の時代を全て網羅する事になり、最高峰500ccクラスから次の最高峰MotoGPクラス黎明期までの迫力あるバトルを順次に楽しめる趣向となる。過去に発売された1992年までの年間総集編をお持ちの方にとっては、MotoGPクラス誕生までの近代GP映像ライブラリの完成をついに見る事にもなる筈だ。
■2月16日に発売の2タイトル
今週のMotoGPヘレスIRTAテスト初日の2月16日に発売されるタイトルの「1993 GRAND PRIX 年間総集編DVD」と「1994 GRAND PRIX 年間総集編DVD」は、その最高峰500ccクラスを最後へと導く序章と言えるレイニーの引退とシュワンツの栄光、ならびに最大の宿敵を失ったシュワンツの挫折とドゥーハン時代の幕開けを告げる作品だ。
■1993年、レイニーの悲劇とシュワンツの栄光
「1993 GRAND PRIX 年間総集編DVD」は、レイニー、シュワンツ、ドゥーハンによる3強バトルが予想される中、ドゥーハンはシーズン序盤の怪我によりトップ争いから脱落、チャンピオンのレイニーとシュワンツが激烈なタイトル争いを演じた最高峰クラス1993年シーズンの年間総集編だ。シーズン序盤の火花散る意地と意地のバトルから、MotoGP2007年シーズンまでミサノがグランプリ・カレンダーから外されるきっかけとなったレイニーのイタリアでの悲劇、ならびに突然宿敵を失ったシュワンツが念願の初タイトルを手にするまでのドラマが本編107分、特典映像12分に納められている。
■1994年、シュワンツの挫折とドゥーハン時代の幕開け
その翌シーズンを納めた「1994 GRAND PRIX 年間総集編DVD」は、憎しみにも近いライバル意識を持って闘志を燃やし続ける対象だった好敵手のレイニーの不幸な引退から、グランプリで走る事への意義をも見失ってしまう新チャンピオン、ケビン・シュワンツの苦悩と、最高峰クラス連続5連覇に向けての第一歩をシーズン中盤からの圧倒的な強さで踏み出すミック・ドゥーハンの、悲願の初タイトルを納めた本編102分と特典映像9分の作品だ。
■ノリックの世界デビュー戦や伊藤真一選手の活躍も
なお、「1994 GRAND PRIX 年間総集編DVD」には、ノリックこと阿部典史選手がワイルドカード・ライダーとして前代未聞の大活躍を見せる日本グランプリ、ならびに伊藤真一選手が世界にその存在をアピールした3回の表彰台も収録されている。
■価格など
定価はどちらも税込みで3,570円。オンラインでのご購入やお問い合せは(株)ウィック・ビジュアル・ビューロウのホームページ(http://wick.co.jp)、またはフリーダイアル(0120-19-8195)まで。
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