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ロッシ インタビュー「自分もチームも勝利に飢えている」
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インテリワン編集部
  2008年1月20日

今年初のMotoGP合同テストを4日後に控えた1月18日、2008年度のチーム発足式典を行ったフィアット・ヤマハは、同日に公式プレスによるバレンティーノ・ロッシへのインタビューを実施している。


■2008年の活動開始を目前に控えたバレンティーノ・ロッシ
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ミシュランを履く新チームメイトのホルヘ・ロレンソとは異なり、本人とチームが初めて経験するブリヂストン・タイヤでの年間タイトル奪還に向けてチャレンジを開始しようとしているバレンティーノ・ロッシは、今回のフィアット・ヤマハ・チーム主催の公式インタビューの中で、2007年の最終戦で負った怪我の具合、新しいYZR-M1やタイヤの開発状況、ならびに新しいチームメイトの印象や、カタールが夜間レースになる事などについての質問に回答している。


写真■バレンティーノ・ロッシ公式インタビュー

以下に、フィアット・ヤマハ・チームが1月18日に公開したバレンティーノ・ロッシへのインタビューの全文を掲載する。

バレンティーノ、まず最初にバレンシアで怪我した手の具合を教えてもらえますか。

以前よりはだいぶ良くなりましたよ。バレンシアの後はしばらく休みを取り、次のセパンのテストを見逃す事にはなりましたが、11月末のヘレスでは走る事ができましたからね。

ただ、またその時も完璧ではありませんでしたし、少し痛みました。特にヘレスの最終日が痛くて、あまり負担をかけすぎないように作業を早めに終えましたが、でも大丈夫なレベルでしたよ。

クリスマスの期間中は何度か治療を受けたので、2008年の最初のテストの時には100%の状態に戻れると思います。
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昨シーズンは残念な結果に終わった訳ですが、新しいシーズンが始まる前に完全にリラックスして過ごす時間や、気持ちをリフレッシュする時間はいくらか取れましたか。

ええ。2007年の悪い結果を自分の気持ちの中から取り除くための時間は必要でした。当然、昨シーズンの事については何度も思い返しましたからね。
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でも冬季休暇中はリラックスして過ごしながら再充電を行ったので、もう去年の事を気にしながら過ごす事はありませんし、今は新しいシーズンが楽しみなだけです。


今シーズンはタイヤにブリヂストンという大きな変更を選択されましたが、新しいタイヤを履いた時の第一印象と、その時点までの彼らの開発状況について聞かせてください。

新しいタイヤを初めて試した時はものすごく興奮しました。タイヤの感触を確認する事についてもそうですが、これから一緒に働く事になる新しい顔ぶれとも出会う事ができましたからね。
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初めてテストした時には、新しいタイヤの性能レベルを見る事と、バイクをそれに合わせるよう調整することが目的でしたが、その最初の時からいきなり自分の決断については満足させられましたよ。これからブリヂストンと一緒に作業を進めていく事がとても楽しみになりましたし、タイヤについての理解を早く深めていきたいと思いました。


2008年仕様プロトタイプのM1はもう何度か経験されたと思います。それについては現在までに満足が得られていますか。

新しいバイクのいくつかのパーツ類はすでに昨シーズンの終盤には投入していましたし、すでに説明してきた通りです。新しいカウルとか、サスペンションのセッティングまわりとか、その他にもいくつかあったと思います。
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前回のヘレスでは最新仕様のマシンで走りました。これには新しい電子制御システムのマッピングも含まれていましたが、第一印象としてはかなりの好印象でした。もちろん、まだこの先の道のりは長いですけどね。

ヤマハには走った感想などの情報を提供する事ができましたから、彼らは冬季中にそのデータや他のヤマハライダーのデータを使用して、さらに開発を先に進めてくれていると思います。

今年最初の1月のテストでは最新のバイクのみで作業を進めるつもりですから、今からそれが楽しみですね。


カタールの開幕レースまでに、主にどんな部分の改善作業に集中する必要があると思いますか。それについて何か特定の分野がありますか。

写真ブリヂストン・タイヤへの理解を深めるために可能な限りの多くの時間を費やす必要があります。それにバイクの性能がブリヂストン・タイヤと一緒になって性能を最大限に引き出す事ができているかどうか、その検証を重ねていく事になると思います。

また、新しいエンジンの開発にも多くの時間がかかりますし、トップスピードの分野でさらに上の立場を確保できるのかどうかについて調査していく必要があります。

幸いな事に、開幕レースまでにまだテストが4回ありますから、最高の状態で新しいシーズンを迎えられる自信はありますよ。意欲はものすごく高いし、全員が100%の状態で仕事に取り組んでいますからね。


カタールの夜間レースは楽しみですか。また、安全委員会のメンバーとしては、今回の夜間イベントの準備状況に満足できているのでしょうか。

正直に言ってしまえば、その夜間イベントについてはものすごく楽しみですよ。新しいシーズンを楽しくスタートするいい方法だと思っています。ファンの方々にとっても面白いでしょうし、ライダーたちにとっては以前と異なる経験ですしね。
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一昨年に安全委員会として自分たちはサーキットの一部区間を使って公道バイクでのテストを行いましたが、その時の感想やデータを元にして開幕レースまでに改善しておかなければならない内容がサーキットには伝えられています。
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当時に一番心配だった点は影ができる事でした。これが悪影響を及ぼさないようにするには、本当にものすごいパワーの光源を用意する必要があるんです。ただ、昨年の11月の夜間テストには手の怪我のために参加する事はできませんでしたが、話によればサーキットはかなりの改善(写真下)を施してくれたようです。
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すごく奇妙な感じがするのは確かですが、まあ、すごく楽しいものになるとは思いますね。


今シーズンの目標を聞かせて下さい。

自分の目標は勝つことです。他のシーズンの時と何も変わりません。
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これで2年間も年間勝利を逃した事になりますが、これは自分のグランプリ経歴の中での最長記録です。今年は勝ち取りたいと考えています。


今年もストーナーが最大のライバルになるとお考えですか。他のライダーがいるとすれば、誰が今年は強敵だと思いますか。

疑う余地もなく、ストーナーが強敵になると予想していますし、彼は去年よりもさらに強くなるかもしれません。彼を負かすには本当にものすごいバトルを演じる必要があると思っていますし、今年は彼と同じタイヤですので、何度も彼とすごいバトルができるのを楽しみにしています。
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もちろんペドロサも再び上がってくるでしょうね。それに今年はものすごく大勢のライダーがバイクやチームを変更しましたから、それにもすごく興味がありますし、メランドリ、ホプキンス、カピロッシ、バーミューレン、その他のライダーたちも含めてシーズンの開幕当初から高いレベルで戦ってくる事を期待しています。白熱したシーズンになると思いますね。


新しいチームメイトのホルヘ・ロレンソについてはどう思いますか。
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彼は素晴らしい250ccライダーですし、間違いなくとても優秀なMotoGPライダーになる筈です。

すでに数回のテストだけで、彼はものすごいレベルの進歩を見せつけていますし、彼が速いのは疑いようもありません。将来的にはいいライバルになると思っています。


今シーズンは少しだけタイヤのレギュレーションに変更が加えられましたが、今回の内容だけで十分に満足ですか。それとも、制限の類が完全に取り払われるのを見たいですか。
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タイヤ・レギュレーションにはあんまり興味がありません。もう状況には慣れましたしね。少し変更が加えられたのはいい事だとは思いますが、それほど大きな違いを生むとも考えていません。

タイヤについては新しい挑戦を開始しましたし、規約上の制限の事を考えたりはしていません。ブリヂストンとの新しい関係をいかに育てていくかの方にしか興味はありません。


冬季中にはラリーなどの他のレース活動にも参加していましたね。

イギリスのラリーにも出場する予定でしたが、結局はヘレスで新しいブリヂストン・タイヤをテストする事になりました。もちろんそっちの方が重要でしたからね!
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ただ、いつも通りモンツァのラリーには出場して2連覇を達成しました。あのレースは常に自分にとってはすごく楽しめるものですし、勝利を飾れるのはどんな場面でも最高ですよ!
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写真最後に質問します。2年間連続してチャンピオンの座を逃した事で、あなたとチームの戦いへの決意は以前よりも強くなりましたか。

自分たちの目の前には新しくて難しい挑戦が待ちかまえています。過去の2年間を経ての勝利だけでなく、新しいタイヤについてもそうです。

すの全てが刺激的ですし、自分のモチベーションは以前よりもすごく高まっています。これはチームにとっても同じ事ですよ。まわりのメンバー全員が自分と同様に勝利に飢えていますからね。

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