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2006年12月21日
バレンティーノ・ロッシにライディング・スーツを提供しているダイネーゼ社(Dainese)が、現在イタリアのマート美術館で開催中の『自動車の神話展』を舞台に、同社の来年の広報活動用写真の撮影会を行った。写真のモデルはもちろん、イタリアが生んだ世界のスーパー・スターであるバレンティーノ・ロッシだ。
■ダイネーゼがロッシの撮影会をイタリアの自動車展覧会で実施
ロッシがMotoGP界の王者に君臨して以来、ダイネーゼ社は彼と共に各種プロテクターの安全性を追求している。今回同社は、イタリアでも近代美術館では稀となる大規模な自動車展示会でバレンティーノ・ロッシの撮影会を12月11日に行い、その写真の一部を12月20日からプレスに公開した。
現地の著名な写真家によって撮影された今回の写真は、来年のダイネーゼ製品の広報用資料を彩るデザインの一部として、広く世界の目に触れる事になるだろう。
ここでは、当日の撮影風景や、来年使用される広報用写真の一部を掲載すると同時に、12月2日からイタリアで開催されている自動車の神話展の概要を紹介したい。
■自動車の神話展
イタリア北部の山間部、トレント地方のロベレートにあるマート美術館(MART:Museum of Modern Art of Trento and Rovereto)では、2006年12月2日から2007年の5月1日の半年間の予定で、大規模な自動車展覧会である『自動車の神話展』が開催されている。
この自動車の神話展は、20世紀の最も魅力的な伝説とされる自動車デザインの歴史の数々と、21世紀における変遷の展望を、過去の有名な多くの実車と、未来モデルのプロトタイプを展示する事で紹介している。
伝統を重んじる事でも知られるイタリアの美術館が、自動車デザインを主題とした展示会を、今回のように大規模な形で行うのは史上初めての事だという。
今回この会場に展示中の自動車は、アルファロメオ、BMW、ブガッティ、シボレー、クライスラー、シトロエン、フェラーリ、フィアット、フォード、ジャガー、ランボルギーニ、ランチア、ロータス、マセラッティ、メルセデスベンツ、MG、ミニ、日産、プジョー、ポルシェ、ルノー、ロールスロイス、サーブ、スマート、フォルクスワーゲンを含む、世界で自動車の歴史を刻み続ける有名メーカーのものであり、伝説として語られる過去の名車の数々が、新品同様の輝きを見せているようだ。
展示のスタートは、自動車の歴史の中で最も初期の内燃機関搭載車とされる1886年のベンツから始まり、そこから順に現在までの多くの歴史上の変遷を紹介しながら、21世紀における近未来のプロトタイプの展示まで続く。
この展示会では自動車の歴史を、社会的な用途拡大と、美術的な芸術品としての2つの観点に分けており、技術と芸術面の両方の興味を満たしてくれる構成となっている。なお、美術館に貴重な自動車を貸し出しているのは、個人のコレクターや世界中の博物館だという。
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