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2006年10月29日
シリーズ最終戦バレンシアGPの決勝レースは29日、リカルド・トルモで行われ、ニッキー・ヘイデンが逆転で初タイトルを獲得。990cc時代最後のレースで新チャンピオンが誕生した。
気温32度。路面温度43度のドライコンディションの中、タイトル獲得に向けて8ポイント差の逆転を狙い、5番グリッドからスタートしたヘイデンは、好スタートでトップグループ内をキープ。タイトル争いの最大のライバルであるポールポジションのポイントリーダー、バレンティーノ・ロッシが5ラップ目にローサイドから転倒し、最後尾に後退すると、ヘイデンは高い集中力で、安定したラップを刻み、3位フィニッシュ。地元アメリカGP以来となるシーズン10度目の表彰台上で、歓喜のタイトル獲得を祝った。
優勝は、セテ・ジベルナウの負傷代役を務めた2006年スーパーバイク世界選手権王者のトロイ・ベイリス。2番グリッドからホールショットを決めると、最後までレースをコントロールした。
2位にはチームメイトのロリス・カピロッシが入り、ドゥカティ&ブリヂストンが初めて1・2フィニッショを決めた。
ルーキー・オブ・ザ・イヤーのダニ・ペドロサは、4位で地元グランプリを締め括り、マルコ・メランドリ、トニ・エリアスが続いた。
4番グリッドの中野真矢は、7位フィニッシュ。ケニー・ロバーツ・ジュニア、コーリン・エドワーズ、カルロス・チェカがトップ10入り。15番グリッドの玉田誠は12位。最後尾からレースを続けたロッシは、13位でチェッカーを受けた。2戦連続ワイルドカード参戦のイルモア&ギャリー・マッコイは、ポイント圏内の15位だった。
チャンピオンシップは、1992年のウェイン・レイニー以来となる最終戦の逆転劇を果たしたヘイデンが252ポイントでトップ。ロッシは5ポイント差の2位。カピロッシは、メランドリに逆転1ポイント差でランク3位を獲得した。日本勢は玉田が12位。中野は14位だった。
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