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2006年10月28日
MotoGP250ccクラスで現在ランキング6位につけるヒューマンゲスト・レーシング・チームの高橋裕紀選手が、シーズン最終戦となるバレンシアGPの初日午前のフリー・プラクティスで転倒し、右足を3箇所骨折した。
■バレンシアの病院に搬送され、手術を受けた高橋選手
ヒューマンゲスト・レーシング・チームは、10月27日の午前中にバレンシア・サーキットで行われた250ccクラスのフリー・プラクティス1において、高橋裕紀選手はこの日の16周目に転倒し、右足の大腿骨(太もも)の骨折、および腓骨と脛骨(すねの部分の隣合わさる2本)を骨折したと発表した。
転倒後、高橋選手はすぐにクリニカ・モバイルで応急処置を受け、その後はバレンシアの病院に搬送されてこの日の夕方に手術を受けている。今後は感染症などの危険性がないかの検査を受ける予定だ。
■復帰は冬季テストの後半を予定
転倒事態はそれほど大きなものではなく、高橋選手には意識もあったが、怪我としては大変な重傷だという。クリニカ・モバイルの公式ページによれば、今後はコスタ医師の経過観察の下、冬季テスト後半からの参加を目指して長期のリハビリを開始する予定だ。
■チームとしても辛い最終戦の大怪我
ランキング2位のポジションから逆転タイトルの可能性をかけて戦うチームメイトのアンドレア・ドヴィツィオーゾをアシストしたい高橋選手にとっては最悪の最終戦となってしまった。ドヴィツィオーゾは、高橋選手の事態を受け、以下の通りコメントしている。
「チームメイトがひどい怪我を負ってしまい、アシストを受ける事はかなわなくなりました。彼が一日も早く回復する事を願っています。」
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