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2006年10月18日
ポルトガルGPでの5ラップ目、レプソル・ホンダのダニ・ペドロサは、バレンティーノ・ロッシと年間タイトルを争う当時のポイントリーダーだったニッキー・ヘイデンを激しく追い上げて接近し、高速左コーナー入り口でコースアウトぎりぎりのラインを通り転倒、そのままヘイデンまで巻き込んで2台ともリタイアするというホンダやHRCにとって最悪の事態を招いた。
■HRCにとっては予想外の結末だったポルトガル
当時はランキング5位につけており、『計算上は』年間タイトルの可能性もあったダニ・ペドロサに対してチーム・オーダーを発動しなかったホンダの潔い姿勢は、ポルトガルGPの前からヨーロッパ中に報じられていたが、まさかそれが今回のような事態を招くとはHRCやホンダの誰も想像をしなかっただろう。
ニッキー・ヘイデンはレース直後に「ダニに進路を譲ってもらおうとは思わないが、まさかあんな事をするとは。」とコメントした。
■HRCの首脳陣に噂される責任問題
イタリアのロードレース・サイトでるmotograndprix.itは、今回のような騒動は日本の企業では監督者の責任問題に発展する事が多く、ポルトガルの1件も例外ではないと報じている。
同記事が伝える現在の最新の噂では、HRCの石井勉総監督が、一人で今回の責任を負う方向に進んでいるという。その責任とは、レプソルホンダとしての戦略を持たず、2名のライダーを自由に走らせた事だ。motograndprix.itは、本来は多くのHRC首脳陣全体の問題だが、それにもかかわらず石井氏が一人で責任を負う事について「日本的なスタイル」だと感想を述べている。
■アルベルト・プーチ「ダニの転倒の原因はニッキー」
スペインのロードレースサイトであるmarca.comは、ダニ・ペドロサを担当するチームのマネージャーであるアルベルト・プーチの以下のコメントを紹介した。
プーチは同記事の中で、「私たちはホンダとしての戦略を持つべきだった。」と述べている。またプーチは、世界中からペドロサへの批判が高まる中で、「ダニにも年間タイトルの可能性があった以上、彼はリスクを冒してでも走る必要があった。その中でダニが転倒した原因はニッキー・ヘイデンのブレーキが早すぎたせいだ。ニッキーはダニの謝罪は受け入れたが、心から許してはいない。」とコメントしたと、marca.comは伝えている。
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