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2006年10月18日
ドゥカティーのセテ・ジベルナウが、10月27日から開催されるバレンシアの最終戦を欠場する事が決定した。
■セテの手術は無事に成功
前回のポルトガル戦における転倒で手のひらの小指側の骨にひびが入り、6月のカタルーニャ戦で骨折した鎖骨を固定していた金属プレートも曲がってしまったジベルナウは、スペインのマドリッドにあるサン・ホセ病院でMotoGP2006年シーズン最終戦の出場をかけて、今期3度目の手術を昨日の10月17日に受けている。
■回復には1ヶ月の静養が必要となり最終戦は欠場
局部麻酔による小規模な手術は1時間弱行われた。鎖骨と手のひらの骨の回復を早めるために、ジベルナウ本人から採取した細胞が注入され、手術は計画通りに完了したが、怪我の状態を直接的に確認した医師は、ジベルナウのバレンシア戦出場は不可能だと判断するに至った。セテの完治には約1ヶ月の期間が必要だと担当医師はコメントしている。
「度重なる骨折により骨が弱ってしまった患者は、この細胞の注入によって回復が早まるという結果が得られており、私たちはこの治療方法に満足しています。」と、今回の手術を担当したアンヘル・ヴィラモア医師は語る。
「彼の鎖骨を固定していた2枚のプレートのうち、一枚が壊れてしまったという事は、鎖骨の強度に問題がある恐れがありあす。今回の治療方法を選択したのはその為です。」
「手のひらの骨が動かなくなるのを避ける手術は、非常にうまくいきました。1ヶ月以内には、今回セテに施した手術の効果が完全に得られ、彼が普段のスポーツ活動に復帰できる事を期待しています。」
■バレンシアの代役ライダーはトロイ・ベイリス?
ジベルナウに入院は必要なく、17日中には病院を離れたようだ。彼はバレンシアGPの出場を諦め、1ヶ月間の静養に入るという。また、ドゥカティーは代役ライダーを起用するか否かの検討に入っており、代役の起用が決定すれば、最終戦のバレンシアまでにはそのライダーの名前が公表されるだろう。
なお、ドゥカティーの公式ブログ(Desmoblog)には、最終戦のバレンシアにはトロイ・ベイリスの起用を検討して欲しいという一般からの書き込みが相継いでおり、これに対してドゥカティーのCEOであるフェデリコ・ミノーリは、セテの欠場が決定する以前に、同ブログの中で以下の通りコメントしていた。以下にその内容を引用する。
「君たちの何人かから提案のあった、トロイ・ベイリスを代役ライダーとするのは非常にいい考えだと思います。私たちはセテが回復してレースに出られる事を望んでいますが、もしこれが不可能な場合には、私はトロイがデスモセディチに乗れるように全力を尽くす事を約束します。」
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