カルロス・チェカがホンダLCRとの来期契約に合意
2006年10月16日
ヤマハTECH3チームの監督である
エルベ・ポンシャラル
はmotogp.comに対し、
カルロス・チェカ
が、ルーチョ・チェッキネロ率いる
ホンダLCR
との2007年シーズンに向けての契約に合意した事を発表した。
記事、写真提供:motogp.com (図:IntelliMark)
スペイン人ライダーのカルロス・チェカは、先週のbwin.comポルトガル・グランプリ中に交わされた契約の内容を、現在所属するTECH3ヤマハ・チームのオーナーであるエルベ・ポンシャラルに明かし、飛び交う噂に終止符を打った。
「もはや不確定情報ではなくなりました。カルロス・チェカはTECH3との来期に向けての契約更新は行わずに、ルーチョ・チェッキネロからのオファーを受ける事を私に伝えました。」と、
ポンシャラル監督
はレースウイーク中の日曜日の夕方に、motogp.comに話している。
フランス人エンジニアのポンシャラル監督は、2006年におけるプロジェクトの中心人物を失う事にもかかわらず、来期のMotoGP世界選手権にかける意欲を語った。
「ヤマハTECH3チームは今期の成果に誇りを持っていますし、来期もダンロップとの協力関係を延長できるように願っています。」と
ポンシャラル監督
。
カルロス・チェカのホンダLCRへの移籍は、現在の同チームのライダーであるケーシー・ストーナーが、チームを離れる事を意味する。オーストラリアの若きライダーであるストーナーは、ドゥカティーとの契約が間近の状態にある。
また、チェカと来期に向けての契約を交わした
ルーチョ・チェッキネロ
は、今回の発表に際し喜びのコメントを以下の通り述べた。
「カルロス・チェカが私たちのチームに加わる事について合意し、大変に嬉しく思います。来期のMotoGP800ccレギュレーションにおける私たちのプロジェクトは、活気に満ちあふれる事でしょう。」と
チェッキネロ
。
「残念ながら、ケーシー・ストーナーが2007年もLCRで走る事への合意は得られませんでした。今期のホンダLCRが、若くて才能溢れるケーシーのようなライダーと共にMotoGPを戦えた事を誇りに思います。彼の今後のレース界での活躍を願っています。」