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2006年10月15日
シリーズ第16戦ポルトガルGPの決勝レースは15日、エストリルで行われ、トニ・エリアスが最高峰クラスで初優勝を飾り、タイトル争いの決着は最終戦バレンシアGPに持ち越された。
気温20度。路面温度26度のドライコンディションの中、オープニングラップで7番グリッドからスタートした中野真矢が転倒するアクシデントで幕が開けると、2ラップ目には5番手を走っていたケーシー・ストーナーが転倒し、直ぐ後ろのセテ・ジベルナウが巻き込まれた。
そして、朝のウォームアップでトップタイムをマークしたダニ・ペドロサは、5ラップ目にイン側からポイントリーダーのニッキー・ヘイデンをパスしようとした際に、ローサイドから転倒。2人は転倒しながら、コース外に飛び出し、リタイアした。
レースは、シーズン4度目のポールポジションからスタートしたバレンティーノ・ロッシが中盤まで主導権を握ったが、終盤に入り、エリアスとケニー・ロバーツ・ジュニアが入れ替わるようにトップを飛び出し、最後はエリアスが0.002秒差で勝利を挙げた。
ロッシは、後半戦5戦連続の表彰台となる2位を獲得。ロバーツは第7戦カタルーニャGP以来となるシーズン2度目の表彰台を獲得し、コーリン・エドワーズは4位でフィニッシュした。
14番グリッドの玉田誠は、シーズン最高位となる5位でチェッカーを受け、ジョン・ホプキンス、カルロス・チェカ、マルコ・メランドリ、クリス・バーミューレン、ランディ・ド・プニエがトップ10入りした。
ベテランのギャリー・マッコイを起用して、初参戦となったイルモアSRTの800ccマシン、イルモアX3は、レース中にピットインする場面もあったが、4ラップ遅れで完走して、15位でゴールした。
チャンピオンシップは、20ポイントを稼いだロッシがラスト2戦で初めてトップに浮上。0ポイントに終ったヘイデンに、12ポイント差あったギャップを逆転しただけでなく、8ポイント差のアドバンテージを得た。
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