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ドヴィツィオーゾがヒューマンゲスト・ホンダとの来期契約に合意 |
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2006年10月14日
現在MotoGP250ccクラスでランキング2位につけるアンドレア・ドヴィツィオーゾは、現在所属するヒューマンゲスト・レーシング・チームとの来期に向けての契約書にサインした。
■ドヴィツィオーゾがヒューマンゲスト・ホンダとの契約を更新
ヒューマンゲスト・レーシング・チームは、2002年の125cc時代から同チームに所属し、現在は高橋裕紀選手と共に250ccクラスで戦うアンドレア・ドヴィツィオーゾとの2007年シーズンに向けての契約を更新した事を10月13日に公式発表した。
チームメイトの高橋裕紀選手は先月の9月23日に同チームとの契約更新を発表している事から、来期のヒューマンゲスト・レーシング・チームのライダー体制は今期と変わらない事が、今回の発表により確定している。
■狙うは2007年の世界タイトル獲得
ドヴィツィオーゾはチーム・スコット(現ヒューマンゲスト・レーシング・チーム)から参戦した2004年の125ccクラスにおいて5回の優勝を遂げ、年間タイトルを獲得している。2005年には250ccクラスにチームと共にステップアップし、世界GPにフル参戦を開始した高橋裕紀選手と初めてコンビを組んだ。この年のドヴィツィオーゾの年間ランキングは3位だった。
2006年の今年は1回の優勝と10回の表彰台を獲得しており、シーズン前半をポイントリーダーとして過ごした。シーズン後半にはフォルツナ・アプリリアのホルヘ・ロレンソにランキング1位の座を奪われ、現在はランキング2位に順位を下げているが、今シーズンを通して最も安定して好成績を収めているのはアンドレア・ドヴィツィオーゾの方だろう。ドヴィツィオーゾの2007年の目標は、250ccタイトルの獲得だ。
■HRCによるマシン開発支援が契約の合意内容
ヒューマンゲスト・レーシング・チームは、アンドレア・ドヴィツィオーゾが多くのMotoGPクラスのチームからオファーを受けていたにも関わらず、2007年もヒューマンゲスト・レーシング・チームのライダーとして250ccを戦う決断をした事を大変に嬉しいとコメントしている。
今期はワークス・アプリリアのマシンに苦しめられる事が多かったドヴィツィオーゾだが、来期はホンダとHRCが正式にドヴィツィオーゾとヒューマンゲスト・レーシング・チームの2007年の250cc世界タイトル獲得に向けて、マシン開発を約束したようだ。
■ドヴィツィオーゾ「最終戦直後のテストで新型パーツを試せる」
アンドレア・ドヴィツィオーゾは、今回の公式発表と同時に以下のコメントを発表している。
「ヒューマンゲスト・レーシング・チームとの合意、ならにHRCの支援がバイクの開発を約束する形で合意に達した事を大変に嬉しく思います。」とドヴィツィオーゾ。
「実際に、バレンシアGP直後のテストでは、新型パーツを試す事が決まっています。」
「ホンダとヒューマンゲスト・レーシング・チームとスポンサーが、自分の力を信じてくれた事に大変満足しています。来期に向けての開発に真剣に取り組むつもりです。」
■HRCはタイトル獲得を本格的にバックアップ
また、HRCの常務取締役である堀池達氏は、今回のドヴィツィオーゾの契約更新に際し、2007年の年間タイトル獲得に向けて、HRCは最大限の努力をするとコメントしている。
「HRCは、2007年もアンドレアとの関係が継続する事に大変満足しています。」と堀池常務取締役。
「来期の250ccタイトル獲得に向けて、私たちが最高の力を発揮できるアンドレアとヒューマンゲスト・レーシング・チームとの仕事が今から大変に楽しみです。」
■噂)青山博一選手はMotoGPカワサキからのオファーを辞退
今期はKTMからMotoGP250ccクラスに参戦し、好成績を収めている青山博一選手に対して、MotoGPのカワサキ・レーシング・チームが、コニカ・ミノルタ・ホンダへの移籍が噂される中野真矢選手の後任ライダーとしてオファーを進めているという噂がヨーロッパではささやかれているが、イタリアのロードレースサイトであるracingworld.itは10月14日の記事の中で、青山選手がそのオファーを辞退したと報じている。
同記事では、現在青山選手の所属するKTMは彼との来期契約に向けて強い決意を示しており、青山博一選手が来期もMotoGP250ccクラスで年間タイトル獲得を目指す可能性が高いとしている。
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