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2006年10月14日
混戦のランキング争いとなったシーズン終盤戦のポルトガル・グランプリ初日、ランキングの3位につけるフォルツナ・ホンダのマルコ・メランドリが転倒して左ひざを負傷した。
■メランドリはひざを負傷して午後の走行を中断
メランドリは午後のフリー・プラクティス2で2周目を走行中、9コーナーを曲がりきれずにオーバーランを喫して激しく転倒し、左ひざに打撲と首に軽い外傷を負っている。検査の結果、幸い骨には全く異常は見つかっていない為、2日目以降の彼の出場に影響はないようだ。
■骨折は免れたが走行時間を大きくロス
この転倒の結果、メランドリは初日に予定していた大量のセッティング作業を2日目に持ち越す事になってしまった。午前中のフリー・プラクティス1では10番手タイムとなる1分40秒504を記録していたメランドリだが、午後のセッション序盤の転倒後はクリニカ・モバイルで治療を受け続ける事になり、コースには復帰できなかった。午前中のタイムを更新できなかったメランドリの初日の総合順位は16番手に終わっている。
尚、クリニカ・モバイルでの手当の後、メランドリは念のためにリスボンの病院でCTスキャンによる検査を受けているが、痛み以外は特に大きな問題は見つかっていない。
■チームメイトも午後に転倒
メランドリのチームメイトのトニ・エリアスは午前中に9番手を記録し、さらなるポジションアップへの期待を持って午後の走行に臨んだが、セッション序盤に1コーナーで転倒を喫して大きく走行時間をロスする結果に終わった。最終的にエリアスは総合11番手となる1分39秒217を記録し、初日の走行を終えている。
■メランドリ「骨折してなくて良かった」
転倒で負った左ひざの痛みに苦しむメランドリは、骨折していなかった事が救いだとコメントしている。
「チームといい調子で作業を進めていたのに、転倒してしまいがっかりです。」とメランドリ。
「少し深くまで攻めすぎたんだと思います。それでゼブラゾーンに乗り上げてコーナーの外側にはみ出しました。高速走行時の転倒でしたから、かなり激しくひざの内側を打ちつけています。身体は大丈夫ですが、今はちょっと辛いですね。」
「ひざはすごく痛みますけど、レントゲンの検査の結果は全く骨には異常がないという事だったので助かりました。」
■エリアス「明日は大きく前進できる」
チームメイトに続いて転倒を喫したトニ・エリアスは、得意のエストリルの2日目には順位を挽回する事に自信を示す発言をしている。
「初日の結果には満足できません。」とエリアス。
「もっと順位を上げられると思っていたのに、午後の転倒でかなりの時間をロスしてしまいました。深くまで攻めすぎてフロントを失った自分のミスです。」
「ここは好きなサーキットなので、11位まで順位が落ちた事にはがっかりです。今日は不運でした。」
「いずれにしても、明日はもっと高い結果を残す自信があります。予定通りにいけば大きな進展が望めると思います。」
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