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2006年10月14日
MotoGPポルトガル・グランプリのレースウイーク初日、今回のエストリルを含めてシーズン残り2戦の段階でランキング4位につけるドゥカティー・マルボロ・チームのロリス・カピロッシは、終日を通してマシンのセッティングに苦しみ、この日は納得のいく結果は最後まで得られなかったようだ。
■久しぶりにマシンのセッティングに苦しむカピロッシ
エストリルのコース改修内容には満足しているロリス・カピロッシのこの日のタイムは、総合12番手タイムとなる1分39秒637だった。
カピロッシのチームメイトのセテ・ジベルナウは、マシンのセッティングそのものに大きな問題はないが、タイヤ側面のエッジ部分のグリップが弱く、コースのほとんどの区間でタイムをロスしたという。ジベルナウのタイムは初日総合7番手となる1分38秒815。
■カピロッシ「セテを見る限り明日は大丈夫」
エストリルでの初日は全く期待外れの結果に終わったロリス・カピロッシは、ラップタイムを全く気にする事無くマシンのセッティング改善にのみ集中したようだ。
最後まで納得のいくセッティングが得られなかったこの日のカピロッシだが、チームメイトのジベルナウが速く走れている事から、2日目以降はマシンを改善できる筈だとコメントしている。
「今朝の第1セッションの後は、午後になればもっと速く走れると思っていましたが、セッティングに加えた変更作業は全く期待外れな結果に終わりました。」とカピロッシ。
「実際、午前中のタイムを更新する事さえ出来ていません。午後はずっとセッティングの改善にのみ集中して、ラップタイムを気にせずに同じタイヤで走り込みました。新しいタイヤを履けばタイムは上がった筈ですが、それよりバイクの調子を直す方が先決でした。」
「いずれにしろ、今日の自分たちのパッケージはあまり戦えるレベルではありませんでしたが、セテはとても速く走れていたので、明日は間違いなく問題を解決できると思っています。」
「コースの改修内容はいい感じですね。シケインのまわりにランオフが拡張されていますし、新しい舗装も前より良くなりました。」
■ジベルナウ「コーナリング中のグリップ不足が問題」
セテ・ジベルナウは、カタルーニャで負った肩の怪我が久しぶりに痛み出したようだ。前回までの3連戦中に負担がかかっていたのだろうとジベルナウは述べている。
「今日はそれほど悪い日でもないのに、少し苦しみました。」とジベルナウ。
「肩がまた痛むようになってしまいました。前の3連戦では全然感じていませんでしたが、多分レースを繰り返す中で痛み始めていたんでしょうね。とにかくバイクは良くなっていますよ。」
「今日はいくつかタイヤをテストしましたが、ここではエッジにグリップが得られていませんので、その問題が解決できるように作業を続けています。ブリヂストンが明日に持ち込む別のタイヤにも期待したいです。新しい断面形状を持つリアのスリックタイヤに今回は注目しています。」
「コーナーから出て直後にバイクを立て直す時にはいいトラクションが得られますが、コーナリング中にグリップが不足しているので、ほとんど全ての場所に悪影響が出ています。最後のロング・コーナーやタイトなコーナーなど、エッジのグリップを使ってコーナリングスピードを保つ必要のある場所の全てでタイムが落ちているんです。」
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