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2006年10月11日
フォルツナ・ホンダ・チームのマルコ・メランドリは、オーストラリアGPでの勝利と日本GPでの表彰台獲得により、ポイントリーダーであるレプソル・ホンダのニッキー・ヘイデンとの年間ポイント差を27まで縮めている。現在のメランドリのランキングはヘイデンとバレンティーノ・ロッシに次ぐ第3位だ。
■メランドリの年間タイトル獲得の可能性
ドゥカティーのカピロッシと同様に、数学的に年間タイトルの可能性が消えない限りは最後まで諦めないとコメントするメランドリだが、ポルトガルGPの結果によってはその望みが消滅する事もあり得る。
メランドリが最終戦のバレンシアまでタイトルの望みをつなぐには、今週末のエストリルでヘイデンとのポイント差を最低でも2ポイントは減らさなければいけない。間違っても、ヘイデンの後ろでチェッカーを受ける事だけは許されない。
■メランドリ「多少のリスクは冒しても大丈夫」
先週の10月7日、グレッシーニ・チーム(現フォルツナ・ホンダ)はマルコ・メランドリとの2007年に向けての契約更新を済ませており、何のわだかまりもなくチーム一丸となってポルトガルGPでのメランドリの活躍をバックアップする準備は整っている。
来期の行き先が決まり、シーズンの残りに集中できるようになったと語るメランドリは、最後の2戦は好きなサーキットであり、両方のレースで優勝を狙うとコメントしている。
「残りのサーキットはどちらも好きなサーキットです。最後のチャレンジに向けての準備は整いました。」とメランドリ。
「どんなレース条件でも自分が強い事をこれまでに示したと思いますし、両方の日曜日で優勝を狙って戦える状態です。」
「タイトル争いが今年ほど身近だったシーズンは今までにありません。それに自分に失う物はありませんから、多少のリスクは冒しても大丈夫です。今はバイクのセッティングに集中して楽しみたいですね。」
「このサーキットではバイクのバランスを良くして、ブレーキング中の安定性と機敏なコーナリング性能を高める事が大切です。とても低速なサーキットですが、ロング・ストレートと5速ギアを使って曲がるコーナーがあるんです。去年は雨で台無しになった変なレースでしたが、結果は5位でした。」
「今はレースへの意欲が高く、体調も万全です。ここ数戦のいい成績が自分への大きなエネルギーになりましたね。」
■エリアス「初日からいいタイムを出したい」
メランドリのチームメイトのトニ・エリアスは、最近のマシンの改善状況に満足しており、日本GPの時と同様の好成績をポルトガルでも期待している。エリアスは、オランダで左肩を骨折するなどの難しいシーズンとなった今期を振り返り、残りのレースで調子を取り戻しておきたいと語る。
「今はチームと一緒にとてもいい仕事ができていますし、毎回色んな事が進歩しています。」とエリアス。
「今年は難しいシーズンでしたが、日本では2列目からスタートして6位の成績でしたから、次のレースにも期待してこのまま流れを変えるつもりです。エストリルでは初日からうまく行くようにしたいですね。」
「このコースは好きです。上り坂の低速なシケインがここの最大の特徴ですが、テクニカルなS字カーブはMotoGPカレンダーの中でも一番低速だと思います。約1キロメートルに及ぶメインストレートは高速ですから1コーナーの進入時は本当に激しいブレーキングが必要です。最終コーナーもとても高速ですし、いいラップタイムを出すのに重要な部分です。」
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