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カピロッシ「まだ何が起きるか分からない」
インテリマーク編集部
2006年10月11日

かつてないスリリングな年間タイトル争いが展開されている今シーズンの終盤戦だが、今週の10月13日(金)より、その勝敗の行方を決める重要なラスト2戦目がポルトガルのエストリル・サーキットで開催される。
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■最後までタイトル獲得の可能性を諦めないカピロッシ

現在の年間チャンピオン候補はポイントリーダーであるレプソル・ホンダのニッキー・ヘイデンと、12ポイント差のランキング2位につけるキャメル・ヤマハのバレンティーノ・ロッシの2名にほぼ絞られた感はあるが、ヘイデンを31ポイント差で追うランキング4位のロリス・カピロッシも、ドゥカティー・ワークスと自身のMotoGP初優勝をかけて最後まで全力走行を続ける事を誓っている。
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ドゥカティーのロリス・カピロッシは、今期の第7戦目となったカタルーニャのオープニング・ラップでの大事故に巻き込まれ、その後のアメリカGPまでの4戦は怪我の痛みと闘いながらの苦しい走りを強いられたが、夏休み明けのチェコGPではいきなり優勝を飾るという復活劇を見せた。

ロリス・カピロッシの現在の勢いからすれば、カタルーニャの事故さえなければ、現在のランキングトップには彼が余裕で立っていた可能性も十分にある。現在までにカピロッシは、3回の優勝を含む7回の表彰台を今期中に獲得している。

■来期契約のためにも、ポルトガルで好成績を収めたいセテ

そのカタルーニャでの連鎖事故の引き金となった大クラッシュを起こして鎖骨を骨折し、手術後にはレースに復帰したものの、さらに怪我の状態が悪化して夏休み中に再度手術を受けるなどの不運のシーズンを過ごしたセテ・ジベルナウは、まだ来期の契約をドゥカティーと交わしていない。
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先日フォルツナ・ホンダとの契約更新を発表したマルコ・メランドリにドゥカティーのシートを来期は奪われるという噂が一時期は飛び交い、もてぎで試したデスモセディチ800ccマシンの感想も多くは語らずに不安な時期を過ごすジベルナウにとって、今回のポルトガルが来期の自身のシートの行方を決める重要なレースになる事は間違いないだろう。

前々回のオーストラリアGPと前回の日本GPでは続けて4位を獲得しているセテ・ジベルナウが今回のポルトガルGPで望むのは、ドゥカティー移籍以来初となる表彰台だ。

■カピロッシ「まだ何が起きるか分からない。ダニがいい例。」

昨年のカピロッシのエストリルでの成績は、予選で2列目6番グリッドを獲得し、決勝は9位だった。

日本GPでの優勝の後、カピロッシはマシンとタイヤにさらに自信を高めたようだ。残りの2戦が低温路面になっても、今のブルヂストン・タイヤには何の不満もなく、むしろ他より有利に感じるという。

写真「今は自分たちの実力を把握できていますから、残りの2レースが楽しみです。特にもてぎでの優勝の後は自信がつきましたからね。」とカピロッシ

「今はすごく楽観的ですよ。エストリルとバレンシアの温度は低くなるかもしれませんが、ブリヂストンは低温状況下でタイヤの性能をアップさせる重要な要素をいくつか把握しており、大きな進歩を遂げています。」

「フィリップ・アイランドの低温路面でも、自分たちのタイヤは何も問題がありませんでした。レース当日は不運に見舞われましたが、今は低温路面でも自分たちは有利な立場にあると思います。」

「エストリルは悪くないサーキットです。そんなに面白くもなく、退屈でもないという平均的な感じですが、MotoGPのカレンダーの中でも最高レベルのすごいコーナーがあります。うまく走れれば5コーナーは時速230kmでアタックできるので、すごく楽しいですよ。」

「年間ランキングについては、残りのレースが全て終わってみない事にはわかりません。今シーズンは1年を通してランキングの状況が何度も変わっていますが、この先も何が起こるかわかりませんよ。」

「例えばフィリップ・アイランドのダニ・ペドロサです。彼はレース直前までランキング2位につけていましたが、レースで1ポイントしか獲得できなかったために、彼の立場は大きく変わってしまいました。」

■ジベルナウ「ブリヂストンの性能は高温でも低温でも高い」

セテ・ジベルナウは、昨年のエストリルは予選で2番グリッドを獲得したが、レースは最後まで走りきる事ができなかった。エストリルでは速く走れるが、好成績を記録した事がないというジベルナウだが、今期のブリヂストン・タイヤとマシンの仕上がりには高い自信を示す。

写真「シーズンも残りあと2レースのみになりましたが、自分たちの本来の成績が取れる寸前の状態に今はあると感じています。」とジベルナウ

「もてぎでは好調だったのに、レースの序盤にタイムをロスしてしまいましたので、エストリルではオープニングラップから最終ラップまで気合いを入れていきます。」

「エストリルは変わったコースですよ。本当に変わっていて、メインストレートはすごく長いのに、すごく小さなコーナーがいくつもあるんです。それにあそこではいつも速く走れるんですが、レースでいい結果を残した事がありません。」

「エストリルは気温が低いので天候が重要ですね。コースが非対称なので(9つの右コーナーに対して左コーナーが4つ)タイヤの左側がなかなか温まらず、左コーナーで問題が生じやすいんです。」

「ただ、最近はブリヂストンの調子がすごく良いので、高温や低温の状況に関係なくどのレースでも高いレベルで戦う事ができます。」

「エストリルではフロントタイヤのコーナリング性能が重要ですね。フロントに自信が持てれば小さなコーナーを激しく攻める事ができます。ただ、一度それを経験するとどのサーキットでもフロントに自信が欲しくなりますけどね!」


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