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2006年10月4日
世界スーパーバイク選手権(SBK)第11ラウンドの決勝レースが、10月1日にイタリアのイモラで行われた。
■ドゥカティーの年間タイトル獲得を期待するイタリアの観衆
午前のレース1と午後のレース2がともに良好なドライ・セッションとなったイモラには、ドゥカティストを含む約8万6千5百人のイタリアの観衆が、地元チームであるドゥカティーのトロイ・ベイリスの年間タイトル獲得の瞬間を、その目で直接見ようと集結している。
前回のドイツ戦終了時のポイントランキングは、ドゥカティーのトロイ・ベイリスが357ポイントでトップ、ヤマハ・イタリアの芳賀紀行選手が270ポイントの2位、テンケイト・ホンダのジェームス・トスランドが264ポイントの3位となり、今回のイモラを含む残り4レースの時点で2位とのポイント差を87まで開いているベイリスが、この日のレース1で即時に年間タイトルを決める可能性は決して低くない。
■マックス・ビアッジは10月28日にスズキ・デビュー
アルスター・スズキ・コロナ・エクストラからの公式発表によれば、来期のSBK参戦に向けてアルスター・スズキと来期の契約を先月の9月14日に交わしたマックス・ビアッジは、10月28日にイタリアのバレルンガ・サーキットで記者会見と、スズキGSX-R1000でのテスト走行を行う予定になっている。
また当日の会場では、アルスター・スズキのチーム・オーナーであるフランソワ・バッタが、同チームの2007年の計画について概要説明を行うという。
■スターティング・グリッド
イモラのスターティング・グリッド1列目には、今期における自身5回目のポールポジションを獲得したドゥカティーのトロイ・ベイリス、2番グリッドにはテンケイト・ホンダのジェームス・トスランド、3番グリッドにはヤマハ・イタリアのアンドリュー・ピット、4番グリッドは昨年度チャンピオンであるアルスター・スズキ・コロナ・エクストラのトロイ・コーサーが並ぶ。
5番グリッドはコーサーのチームメイトであり、シーズン後半に入ってから好成績を獲得している加賀山就臣選手、6番グリッドは今期初の2列目スタートとなったアルスター・スズキのマックス・ノイキルヒナー、7番グリッドはヤマハ・イタリアの芳賀紀行選手、8番グリッドはクラフィ・ホンダのアレックス・バロス。
今期は不調の続くヤマハ・フランスの日本人ライダー2名、ノリックこと阿部典史選手は4列目15番グリッド、中冨伸一選手は6列目22番グリッドからのスタートとなった。
■レース1
午前のレース1開始時点の気温は28度、路面温度は36度、湿度は48%。
■年間タイトルを狙うベイリスが快調なスタート
オープニング・ラップを制したのは、年間タイトルをレースでの優勝と共に獲得したいドゥカティーのトロイ・ベイリス。ベイリスの背後となる2番手にはヤマハ・イタリアのアンドリュー・ピット、3番手にはそのチームメイトの芳賀紀行選手、4番手にはアルスター・スズキのトロイ・コーサーが続く。やや出遅れたジェームス・トスランドは5番手に。
■加賀山選手はノイキルヒナーの転倒に巻き込まれリタイア
ここで6番グリッドからスタートしたアルスター・スズキのマックス・ノイキルヒナーが、アルスター・スズキ・コロナ・エクストラの加賀山選手を巻き込んで転倒してしまう。この事故によりノイキルヒナーはリタイアし、加賀山選手はレースへの復帰を試みるが、マシンへのダメージが大きくレース継続を断念した。
15番グリッドからスタートしたノリックは1ラップ目終了までに7番手まで浮上し、その背後には8番グリッドからスタートしたアレックス・バロスがつけた。
■トロイ・コーサー「不幸に取り憑かれた!」
2ラップ目にはピットがベイリスから前を奪って先頭に踊り出る。加賀山選手は2番手となったベイリスの背後につけて3位、その後ろにはトロイ・コーサーが4位を走行していたが、コーサーのバイクは3ラップ目のダウンヒルから左コーナーへの進入時にギア抜けを起こし、そのままグラベルに直行している。
幸い転倒は免れ、コースに復帰してレースを再開したコーサーだが、その直後に何度も同じギア抜けの現象に苛まれ、身の危険を感じた彼は自らピットインし、レース1の続行を断念している。
コーサーの脱落により、その後方を走行していたジェームス・トスランドが4番手に浮上し、5番手にはノリックとドゥカティーのロレンツォ・ランチをハイペースで交わしたアレックス・バロスがつける。
■トップを奪ったピットはミスをして5番手に後退
7ラップ目、先頭を走っていたアンドリュー・ピットは大きくタイヤを滑らせてバランスを崩し、5番手まで順位を落としてしまう。これにより先頭は再びベイリスとなり、芳賀選手を交わしたトスランドが2番手に浮上、芳賀選手は3番手、4番手にはサーキット・レコードを記録しながら順位を挽回したアレックス・バロスがつけた。
■後方からの激しい追い上げが印象的な今期のバロス
8ラップ目にバロスは芳賀選手も交わして3番手に浮上し、9ラップ目にトスランドに交わされたベイリスの背後に迫る。
11ラップ目、ミスにより一度は後退したアンドリュー・ピットは再びペースを戻し、芳賀選手を交わして4番手に浮上した。
■ついにバロスがトップに
12ラップ目、バロスはベイリスとトスランドの2名を交わすと先頭に立ち、そのまま後続とのリードを広げ始めた。この時、芳賀選手はチームメイトのアンドリュー・ピットに交わされて5番手にポジションを落としている。順位は先頭からアレックス・バロス、2番手にジェームス・トスランド、3番手にトロイ・ベイリス、4番手にアンドリュー・ピット、5番手に芳賀紀行選手。
先頭5台の順位は、バロスが2番手のトスランドとの差を3.5秒まで開いた18ラップ目まで変わらないが、タイヤが苦しくなった3番手のベイリスはペースが維持できなくなり、その背後にはアンドリュー・ピットが迫っている。
■表彰台圏外に後退するベイリス
19ラップ目にベイリスはピットに交わされて表彰台圏外となり、先頭のバロスがトスランドを4秒以上引き離した最終ラップの21ラップ目に、ベイリスは芳賀選手にも交わされ5番手に順位を落とした。
■アレックス・バロス、SBK1年目に初優勝を達成
レース1で最初にチェッカーを受けたのは、自身のSBK初優勝を2位と4.3秒の差を開けて獲得したクラフィ・ホンダのアレックス・バロス。2番手でバロスに続いてコントロールラインを抜けたのはテンケイト・ホンダのジェームス・トスランド、3位表彰台はヤマハ・イタリアのアンドリュー・ピットが獲得した。
■5位フィニッシュのトロイ・ベイリスが年間タイトルを獲得!
4位の芳賀選手の次にポイントリーダーのトロイ・ベイリスが5位でチェッカーを受け、この結果、この日のレース2を含む3レースを残した段階での年間ポイントは、ランキングトップのベイリスが368ポイント、ランキング2位に再浮上したトスランドが284ポイント、ランキング3位の芳賀選手が283ポイントとなり、トスランドとのポイント差を84にキープしたドゥカティーのトロイ・ベイリスが、チームのホームレースで年間タイトル獲得を決めた。
■最年長チャンピオンの誕生
今回の年間タイトル獲得により、ベイリスはSBKの歴史における最年長のチャンピオンとなった。過去の最年長チャンピオンは、1999年のタイトル獲得時に34歳と3ヶ月だったカール・フォガティーであり、現在のベイリスは37歳と6ヶ月だ。
ちなみに、昨年度の2005年にトロイ・コーサーがタイトルを獲得した時の年齢は33歳と10ヶ月だった。
なお、ヤマハ・フランスの阿部典史選手は9位、中冨伸一選手は11位でレース1を終えている。
■レース2
午後のレース2開始時点の気温は27度、路面温度は38度、湿度は47%となり、午前のレース1とほとんど変わらない走行条件となっている。
■オープニングの先頭はプレッシャーから解放されたベイリス
レース2のオープニングラップを制したのは、年間タイトルを午前のレースで決めてプレッシャーから解放されたばかりのトロイ・ベイリス。2番手にトロイ・コーサー、3番手に芳賀選手、4番手にアンドリュー・ピット、5番手に加賀山選手、6番手にはステルリガルダ・ベリックのルーベン・ザウスが続いた。
7番手のマックス・ノイキルヒナーの後方には、スタート直後にクラッチ系トラブルを抱えて8番手となったジェームス・トスランド。
■今期はレースの序盤に苦しむバロス
また、SBKでの初優勝をレース1で獲得したアレックス・バロスはスタートに失敗し、10番手までポジションを落としている。
2ラップ目にトロイ・コーサーは芳賀選手に交わされて3番手に後退し、3ラップ目にはアンドリュー・ピットにも交わされてさらに順位を下げた。順位は先頭からベイリス、2番手に芳賀選手、3番手にピット、4番手にコーサー、5番手に加賀山選手、6番手にザウス。
6ラップ目にアンドリュー・ピットは芳賀選手を交わして2番手に浮上。3番手になった芳賀選手は次の7ラップ目にコーサーと加賀山選手のアルスター・スズキの2台に抜かれ、5番手まで順位を下げた。
■極端にペースを落とすコーサー
タイヤが急激に消耗したというトロイ・コーサーはペースを落とし、9ラップ目にはチームメイトの加賀山選手、10ラップ目には芳賀選手、ザウス、トスランドにも抜かれて7番手に後退した。
この時の順位は先頭からベイリス、2番手にピット、3番手に加賀山選手、芳賀選手を交わして4番手につけたザウス、5番手に芳賀選手、6番手にトスランド。
■再びバロスが後方からの熾烈な追い上げ
ペースが上がらないまま7番手を走行するコーサーの背後には、ペースを上げて前方の集団を追うアレックス・バロスが迫る。
バロスが12ラップ目にコーサー、13ラップ目にはトスランド、続く14ラップ目には芳賀選手とザウスを交わして4番手に浮上した。ザウスは芳賀選手とトスランドにも交わされ7番手まで後退。
■先頭は余裕のベイリス、芳賀選手は徐々に後退
15ラップ目の順位は先頭からベイリス、2番手にはピットを交わした加賀山選手、3番手にピット、4番手にバロス、5番手に芳賀選手。ペースを落とす芳賀選手の後方には6番手のジェームス・トスランドが迫る。
7番手を走行していたルーベン・ザウスが転倒を喫してリタイアした16ラップ目、トスランドは芳賀選手を交わして5番手に順位を上げた。
レース1の追い上げ時と同様にハイペースで飛ばすアレックス・バロスは、17ラップ目にアンドリュー・ピットを交わし、続いて18ラップ目には加賀山選手の前を奪い2番手に浮上。バロスの前を走るライダーは3.3秒前方を走るトロイ・ベイリスのみとなる。
■2番手に浮上したバロスは一歩及ばず、優勝はベイリス
バロスは1ラップ毎に先頭を行くベイリスとの差を約0.6秒ずつ縮めるという熾烈な追い上げを続けたが、最終ラップを終えて最初にチェッカーを受けたのは、今期の年間チャンピオンとなったドゥカティーのトロイ・ベイリスだった。
スタートの失敗がレースの結果に大きく影響したクラフィ・ホンダのアレックス・バロスは、ベイリスから1.4秒遅れの2位表彰台を獲得。アルスター・スズキの加賀山就臣選手は3位でチェッカーを受け、ドイツの2回の表彰台に続いてイタリアでも表彰台を獲得する事に成功している。
ヤマハ・イタリアのアンドリュー・ピットは4位、テンケイト・ホンダのジェームス・トスランドは5位、レース中盤以降はペースの上がらなかったヤマハ・イタリアの芳賀紀行選手は6位。ヤマハ・フランスの阿部典史選手と中冨伸一選手は11位と12位だった。
■各ライダーのコメント
以下にレース終了後の各ライダーのコメントを示す。
トロイ・ベイリス(RACE1:5位、RACE2:1位)
年間タイトルを勝ち取れて、自分もドゥカティーも最高に嬉しいです。
今年は1年を通して活躍できたと思います。シーズン後半は不安定な部分もありましたが、ひたすら激しく走るのみでした。
レース1はスタートがうまくいきましたし、すごく勝ちたかったですね。でも、おそらく自分のタイヤ選択ミスのせいですが苦しい走りになり、レースの終わりには喜んでピットに前を譲っていました。ノリ(芳賀選手)にも同様ですよ。
今日はドゥカティーのファクトリー・メンバーが勢揃いしていて、すごく忙しい一日になりましたが、この年間優勝を可能にしてくれたゼロックス、シェル・アドバンス、それに全ての関係者と同じく最高に嬉しいです。しかもイモラでタイトルを決められたのはまた格別でしたね。
すごいチームと素晴らしいバイクに恵まれましたね。あと、記念の飾り付けをバイクにするために、どうしてもレース2は勝ちたかったんです。
アレックス・バロス(RACE1:1位、RACE2:2位)
最高の仕事をしてくれたチームに感謝しなければいけませんね。バイクは高いレベルで戦えるようになっていました。
レース1は目の前で2回も転倒が発生してしまい、そのせいでポジションをいくつか落としましたが、一度先頭に立ってからはレースを簡単にコントロールする事ができました。
レース2のスタートは最悪の一言です。しばらくマガリッジの後ろから出られず、バリアンテ・アルタのコーナーには2人で同時に飛び込んでしまい、それで草の上に飛び出して約2秒をロスしました。
もうあと数周さえあれば、ベイリスを捕らえる事はできたでしょうね。いずれにしても今回は素晴らしい結果でしたから、次回のマニクールでも同じレベルで戦えるように、このレベルをキープしたいと思います。
ジェームス・トスランド(RACE1:2位、RACE2:5位)
レース1のスタートは完璧じゃありませんでしたが、結果は悪くなかったですね。
レース2はスペアバイクを使い、スタートは良かったんですが、すぐにクラッチがゆるんできしむようになり、8位か9位まで順位を落としてしまいました。この時に大きくタイムをロスしています。
今日は2〜3ポイントじゃなくて、芳賀からポイントを多めに取り返しておきたかったんです。ベイリスがタイトルを取った時に自分はランキング2位に浮上しましたし、両方のレースで芳賀には勝つことができました。
マニクールでは、ランキング2位のまま全ての仕事を終えられるようにしたいです。
アンドリュー・ピット(RACE1:3位、RACE2:4位)
全体的にはすごく満足です。レース2でも表彰台に乗りたかったのは事実ですけどね。
レース1は数周が過ぎたところでリアのグリップがなくなってしまいましたが、大きくスライドした後に再びリズムを取り戻す事ができたので、最後は表彰台に辿り着きました。
レース2の前にはセッティングを変更し、加重を少しフロント寄りにしました。このお陰でバイクは確実に改善されて、前よりも長く調子を維持できましたが、燃料が少なくなってからはフロントへの負担が少し大きくなってきました。
加賀山は少しミスをしていたので交わせると思っていましたが、最後には自分のフロントタイヤが減ってしまい、リスクを冒すことはできなくなりました。
あまり自分たちのバイクとは相性が良くないと思っていたサーキットですが、最終日にいい結果が残せたおかげで年間ランキングの順位を4位まで上げる事ができました。
金曜日はかなり苦しんだのに、チームは本当に頑張ってくれました。彼らのホーム・レースで表彰台をプレゼントできた時はいつも最高ですよ。今日がいい日になって良かったです。
加賀山就臣選手(RACE1:DNF、RACE2:3位)
第1レースは自分にとっては無かったも同然ですよ。オープニングラップで接触されて転倒でしたからね。レースに復帰しようとバイクに乗りかけたんですが、ダメージが大きくて無理でした。
チームがすごく頑張ってバイクを修理してくれたので、次のレース2はレース1と同じバイクで出場する事ができました。チームに大感謝です。
レース2の序盤はすごくペースが速かったので、誰を抜くのも難しい状態でした。それにフロントタイヤの感触もいまいちで、1周を終える度に転ぶんじゃないかと冷や冷やしてたんです。
でも諦めたくはなかったので、バイクを寝かさないまま可能な限り速く走れるように頑張り、先頭集団に追いつく事を考えました。これがうまくいって2番手に辿り着きましたが、バロスに抜かれた時には前を奪い返すだけの力はタイヤに残ってなかったので、結局3位に落ち着きました。
今まで経験した中でもかなり辛いレースの1つに今回は入ると思います。イモラは体力的に厳しいサーキットですし、タイヤが機能してくれない時はさらに疲労が大きくなりますからね。
早くマニクールに行って2回とも表彰台が取りたいです!
芳賀紀行選手(RACE1:4位、RACE2:6位)
最後はそれほど悪い結果ではありませんでした。
レースウイークを通してバイクのセッティングを完璧にできずに苦しんだので、両方のレースは難しい状況でした。特にここは体力的に厳しいサーキットですからね。
2回ともスタートはうまくいって数周は戦えましたが、終盤にはポイントのためだけに走っているという感じでした。
10年前ならそれでもレースに勝とうとして転倒した筈です。でも今日はちゃんと頭を使って年間ランキングを考える事ができました。
トスランドに2ポイント差をつけられたままマニクールに向かいますが、それほど悪い状況ではありませんし、挽回も可能ですよ。
トロイ・コーサー(RACE1:DNF、RACE2:9位)
ひどい日だ!今日の事は忘れるより他にないね!
今シーズンはあんまりついてなかったけど、不幸に取り憑かれてるんじゃないかとさえ思えてきますよ!
特に最初のレースですが、ありゃ何とも言いようがないね。数周走ったところで下り坂から左コーナーに向かう途中でギアが抜けてしまい、グラベルに飛び込む他ありませんでしたが、何とかバイクから落ちずにコースには戻れたんです。
でも次の周回でまたギアが抜けてしまい、今度はいつ同じ事が起きるのかと怖くなり始め、やっぱり二度三度と同じ事が起きたので、転倒するよりも先に諦める事を選びました。レース1についてはそれだけです。
レース2のスタートはまあまあでしたし、最初からベイリスと一緒に走れました。
ところが5周か6周を過ぎた頃に、リアタイアが終わり始めてホイールスピンが頻繁に発生するようになりました。要するに、全くグリップが得られない状態です。
そこから先は走り続けようとしてただ格闘するばかりでした。ラップタイムはすぐに落ち始めるし、まともな成績がどんどん遠ざかる一方です。
どのように、なぜこんな現象が発生したのか現段階では説明がつきませんし、理由も全然分かりませんが、こんな事は永遠に続かないと今は信じるしかないでしょう。
阿部典史選手(RACE1:9位、RACE2:11位)
リアのグリップに問題を抱えていて、滑って暴れまくりの状態でしたから、9位になれたのは運が良かったですね。
レース2の前にはセッティングを少し変更しました。ラップタイムが速くなりましたから、多分バイクの調子は良くなっていたんだと思います。
でも横滑りする事に変わりはありませんでした。上り下り関係ないんですよ。
中冨伸一選手(RACE1:11位、RACE2:12位)
22番グリッドからスタートして、その後は何人も交わしました。ラップタイムと順位は金曜日から日曜日にかけてだいぶ良くなっています。
レース2は阿部さんの1.8秒後方でフィニッシュしました。自己ベストラップは21周中の19ラップ目でしたから、このコースに来て初めての大きな進歩だったと思います。
■レース順位表およびポイントランキング
以下にイモラの全順位表、およびポイントランキングを示す。
■SBK イモラ レース1(21周)
1. アレックス・バロス [BRA] [Klaffi Honda] [Honda CBR 1000RR] [39分00秒096]
2. ジェームス・トスランド [GBR] [Winston Ten Kate Honda] [Honda CBR 1000RR] [39分04秒447]
3. アンドリュー・ピット [AUS] [Yamaha Motor Italia] [Yamaha YZF R1] [39分06秒905]
4. 芳賀紀行 [JPN] [Yamaha Motor Italia] [Yamaha YZF R1] [39分11秒275]
5. トロイ・ベイリス [AUS] [Ducati Xerox] [Ducati 999F06] [39分11秒633]
6. ロレンツォ・ランチ [ITA] [Ducati Xerox] [Ducati 999F06] [39分21秒070]
7. フォンシ・ニエト [SPA] [PSG-1 Kawasaki Corse 2] [Kawasaki ZX10R] [39分23秒151]
8. カール・マガリッジ [AUS] [Winston Ten Kate Honda] [Honda CBR 1000RR] [39分23秒843]
9. 阿部典史 [JPN] [Yamaha Motor France-Ipone] [Yamaha YZF R1] [39分27秒385]
10. レジス・ラコーニ [FRA] [PSG-1 Kawasaki Corse] [Kawasaki ZX10R] [39分29秒256]
11. 中冨伸一 [JPN] [Yamaha Motor France-Ipone2] [Yamaha YZF R1] [39分30秒888]
12. クリス・ウォーカー [GBR] [PSG-1 Kawasaki Corse] [Kawasaki ZX10R] [39分32秒200]
13. イヴァン・クレメンティ [ITA] [Team Pedercini] [Ducati 999RS] [39分38秒633]
14. ロベルト・ロルフォ [ITA] [Team Ducati SC - Caracchi] [Ducati 999F05] [39分45秒506]
15. ジョシュア・ブルックス [AUS] [Team Bertocchi Kawasaki] [Kawasaki ZX10R] [39分48秒590]
16. ピエールフランチェスコ・キリ [ITA] [D.F.X. Treme] [Honda CBR 1000RR] [39分48秒752]
17. クレイグ・ジョーンズ [GBR] [Foggy Petronas Racing] [Petronas FP1] [40分01秒046]
18. Walter Bartolini [ITA] [PN Corse] [Ducati 999RS] [40分19秒803]
--リタイア
ノリーニョ・ブリグノラ【16周】[ITA] [Team Guandalini] [Ducati 999RS] [30分40秒034]
ミッシェル・ファブリツィオ【9周】[ITA] [D.F.X. Treme] [Honda CBR 1000RR] [16分51秒451]
トロイ・コーサー【7周】[AUS] [Alstare Suzuki Corona Extra] [Suzuki GSXR1000 K6] [13分36秒062]
カーチス・ロバーツ【6周】[USA] [Team Pedercini] [Ducati 999RS] [11分39秒143]
セバスチャン・ジンバート【4周】[FRA] [Yamaha Motor France-Ipone] [Yamaha YZF R1] [7分45秒514]
マルコ・ボルチアーニ【4周】[ITA] [Sterilgarda - Berik] [Ducati 999F05] [7分57秒527]
ビットリオ・イアンヌッツォ【3周】[ITA] [Celani Team Suzuki Italia] [Suzuki GSXR1000 K6] [6分38秒153]
ルーベン・ザウス【2周】[SPA] [Sterilgarda - Berik] [Ducati 999F05] [3分44秒663]
スティーブ・マーチン【2周】[AUS] [Foggy Petronas Racing] [Petronas FP1] [3分55秒392]
Ivan Goi【0周】[ITA] [Emmebi Team] [Honda CBR 1000RR] [-分--秒---]
マックス・ノイキルヒナー【0周】[GER] [Alstare Eng. Corona Extra] [Suzuki GSXR1000 K6] [-分--秒---]
加賀山就臣【0周】[JPN] [Alstare Suzuki Corona Extra] [Suzuki GSXR1000 K6] [-分--秒---]
■SBK イモラ レース2(21周)
1. トロイ・ベイリス [AUS] [Ducati Xerox] [Ducati 999F06] [38分57秒069]
2. アレックス・バロス [BRA] [Klaffi Honda] [Honda CBR 1000RR] [38分58秒482]
3. 加賀山就臣 [JPN] [Alstare Suzuki Corona Extra] [Suzuki GSXR1000 K6] [39分01秒424]
4. アンドリュー・ピット [AUS] [Yamaha Motor Italia] [Yamaha YZF R1] [39分02秒456]
5. ジェームス・トスランド [GBR] [Winston Ten Kate Honda] [Honda CBR 1000RR] [39分03秒487]
6. 芳賀紀行 [JPN] [Yamaha Motor Italia] [Yamaha YZF R1] [39分06秒684]
7. ロレンツォ・ランチ [ITA] [Ducati Xerox] [Ducati 999F06] [39分09秒498]
8. カール・マガリッジ [AUS] [Winston Ten Kate Honda] [Honda CBR 1000RR] [39分11秒964]
9. トロイ・コーサー [AUS] [Alstare Suzuki Corona Extra] [Suzuki GSXR1000 K6] [39分16秒777]
10. レジス・ラコーニ [FRA] [PSG-1 Kawasaki Corse] [Kawasaki ZX10R] [39分17秒646]
11. 阿部典史 [JPN] [Yamaha Motor France-Ipone] [Yamaha YZF R1] [39分20秒542]
12. 中冨伸一 [JPN] [Yamaha Motor France-Ipone2] [Yamaha YZF R1] [39分22秒437]
13. フォンシ・ニエト [SPA] [PSG-1 Kawasaki Corse 2] [Kawasaki ZX10R] [39分28秒409]
14. クリス・ウォーカー [GBR] [PSG-1 Kawasaki Corse] [Kawasaki ZX10R] [39分30秒062]
15. ロベルト・ロルフォ [ITA] [Team Ducati SC - Caracchi] [Ducati 999F05] [39分31秒665]
16. スティーブ・マーチン [AUS] [Foggy Petronas Racing] [Petronas FP1] [39分38秒899]
17. ジョシュア・ブルックス [AUS] [Team Bertocchi Kawasaki] [Kawasaki ZX10R] [39分42秒651]
18. ピエールフランチェスコ・キリ [ITA] [D.F.X. Treme] [Honda CBR 1000RR] [40分04秒155]
19. Ivan Goi [ITA] [Emmebi Team] [Honda CBR 1000RR] [40分08秒053]
--リタイア
ルーベン・ザウス【16周】[SPA] [Sterilgarda - Berik] [Ducati 999F05] [29分45秒886]
マックス・ノイキルヒナー【12周】[GER] [Alstare Eng. Corona Extra] [Suzuki GSXR1000 K6] [22分21秒510]
ミッシェル・ファブリツィオ【9周】[ITA] [D.F.X. Treme] [Honda CBR 1000RR] [17分15秒918]
Walter Bartolini【6周】[ITA] [PN Corse] [Ducati 999RS] [11分29秒796]
セバスチャン・ジンバート【6周】[FRA] [Yamaha Motor France-Ipone] [Yamaha YZF R1] [11分35秒062]
クレイグ・ジョーンズ【6周】[GBR] [Foggy Petronas Racing] [Petronas FP1] [11分41秒678]
マルコ・ボルチアーニ【5周】[ITA] [Sterilgarda - Berik] [Ducati 999F05] [9分39秒486]
ノリーニョ・ブリグノラ【5周】[ITA] [Team Guandalini] [Ducati 999RS] [9分48秒892]
カーチス・ロバーツ【4周】[USA] [Team Pedercini] [Ducati 999RS] [7分34秒281]
イヴァン・クレメンティ【3周】[ITA] [Team Pedercini] [Ducati 999RS] [5分42秒684]
ビットリオ・イアンヌッツォ【3周】[ITA] [Celani Team Suzuki Italia] [Suzuki GSXR1000 K6] [6分15秒607]
■ポイントランキング
1. トロイ・ベイリス [AUS] [Ducati] 393
2. ジェームス・トスランド [GBR] [Honda] 295
3. 芳賀紀行 [JPN] [Yamaha] 293
4. アンドリュー・ピット [AUS] [Yamaha] 239
5. アレックス・バロス [BRA] [Honda] 231
6. トロイ・コーサー [AUS] [Suzuki] 218
7. 加賀山就臣 [JPN] [Suzuki] 193
8. ロレンツォ・ランチ [ITA] [Ducati] 152
9. クリス・ウォーカー [GBR] [Kawasaki] 140
10. フォンシ・ニエト [SPA] [Kawasaki] 139
11. ミッシェル・ファブリツィオ [ITA] [Honda] 117
12. カール・マガリッジ [AUS] [Honda] 113
13. 阿部典史 [JPN] [Yamaha] 105
14. ルーベン・ザウス [SPA] [Ducati] 103
15. レジス・ラコーニ [ITA] [Kawasaki] 96
16. ロベルト・ロルフォ [ITA] [Ducati] 67
17. 中冨 伸一 [JPN][Yamaha] 42
18. マックス・ノイキルヒナー [GER] [Ducati] 22
19. ファビアン・フォーレ [FRA] [Suzuki] 19
20. スティーブ・マーチン [AUS] [Petronas] 19
21. セバスチャン・ジンバート [FRA] [Yamaha] 18
22. ピエールフランチェスコ・キリ [ITA] [Honda] 16
23. トミー・ヒル [GBR] [Yamaha] 13
24. イヴァン・クレメンティ [ITA] Ducati] 10
25. マルコ・ボルチアーニ [ITA] [Ducati] 9
26. ビットリオ・イアンヌッツォ [ITA] [Suzuki] 6
27. クレイグ・ジョーンズ [GBR] [Petronas] 3
28. Harry Van Beek [NED] [Suzuki] 2
29. ロレンツォ・アルフォンシ [ITA] [Yamaha] 2
30. ホセ・ダビィ・デ・ヘア [SPA] [Honda] 2
31. ジョシュア・ブルックス [AUS] [Kawasaki] 2
32. ジャンルカ・ナンネッリ [ITA] [Honda] 1
■マニュファクチャーズ・ポイント
1. Ducati 412
2. Honda 373
3. Yamaha 368
4. Suzuki 336
5. Kawasaki 211
6. Petronas 19
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