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2006年9月27日
日本GP直後のMotoGP合同テスト2日目が、9月26日(火)に栃木県のツインリンクもてぎで行われた。
多くのMotoGPレギュラーライダーが800ccマシンを試した初日のテストとは異なり、2日目のこの日はレプソル・ホンダのニッキー・ヘイデン以外は、各メーカーの日本人テストライダーが中心となってテストを行っている。
■もてぎ合同テスト2日目の走行結果
以下に、もてぎで行われたMotoGP合同テスト2日目の走行結果(非公式タイム)を示す。
1. ニッキー・ヘイデン レプソル・ホンダ 1分47秒18 54周
2. 秋吉耕佑 スズキ 1分48秒7 20周
3. 藤原儀彦 ヤマハ 1分50秒2 44周
4. 岡田忠之 HRC 1分50秒3 14周
5. 青木宣篤 スズキ 1分50秒6 42周
6. 吉川和多留 ヤマハ 1分50秒7 53周
7. 松戸直樹 カワサキ 1分50秒8 36周
(ニッキー・ヘイデンのタイムは990cc現行マシン。その他のマシンについては詳細不明)
■噂)800ccマシンの開発に出遅れたカワサキ?
ホンダ、ヤマハ、ドゥカティー、スズキ(マシンの詳細は不明)が来期に向けてのプロトタイプ・マシンを持ち込む中で、どうやらカワサキの松戸直樹選手は2日間現行990ccマシンでの走行を終えた可能性が高いようだ。
イタリアのロードレースサイトであるmotograndprix.itは、松戸選手は今回のテストでは現行990ccV4マシンの改良型で走行しており、この後に及んで今期のマシンを開発している状況は疑問だと、9月26日の記事内で伝えている(写真はレースウイーク中の松戸選手)。
また、同記事は、カワサキが800ccの開発において何か深刻な問題を抱えている可能性が大きいと指摘しており、同時に、今回のテストにレギュラーライダーの中野真矢選手が参加していないのも不自然だと指摘している。
motograndprix.itは、中野選手不在の理由については、来期の契約に確証がまだもてないからではないかとの推測を述べて、同記事を締めくくっている。ちなみに、中野選手のチームメイトであるランディー・ド・ピュニエはカワサキとは2年契約を今期のMotoGPデビュー時に交わしており、来期のシートは確定している。
■800ccデビューを雨に邪魔される形となったヘイデン
前日のテストではチームメイトのダニ・ペドロサのみが800ccマシンのテストを行い、ニッキー・ヘイデンは年間タイトルをかけて現行マシンのチューニングのみ行っていた。
2日目のこの日はヘイデンの800ccデビューが予定されており、午前中は前日に引き続き現行マシンのクラッチの調整を行ったニッキー・ヘイデンは、午後には800ccプロトタイプ・マシンに跨っている。しかしながら、ヘイデンがテストを開始しようとしたところで雨が降り出し、この計画は中止となった。ニッキー・ヘイデンの800ccデビューは、バレンシアでの最終戦の直後までお預けだ。
なお、ダニ・ペドロサはマレーシアで負った怪我の回復を優先し、初日のテストを終えた時点で帰路についている。
■ニッキー「どうせすぐに乗れる」
新型の800ccとは今回縁の無かったニッキー・ヘイデンだが、特に残念がる様子もなく、気持ちは現行の990ccマシンから離れられないといった様子だ。
「午前は改良型マシンの調整に時間を費やしました。クラッチに関してもいいアイデアがいくつかあったのでそれを試し、これで残り2戦に向けての準備は整いました。」とヘイデン。
「今日もさらに(現行マシンでの)走行ができて良かったと思います。走行ペースは1分47秒1まで上がりましたしたので、昨日やレースウイーク中よりも速くなりました。」
「800ccで数周走るつもりでしたが、その時になって雨が降り出しました。でも、どうせすぐに乗れますし、それに今は他に集中しなきゃいけない事が山ほどあります。新しいバイクは本当に格好いいですね。800ccの未来は明るいですよ。」
「家から1ヶ月近くも離れた後に、数日間も一緒にテストを頑張って難しい状況を助けてくれたチームとエンジニアに感謝しています。これから2週間はひたすら次のレースに備えます。ポルトガルは大きな意味を持つレースになりますからね。」
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