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日本GP決勝 来期に向けての試行を繰り返すチーム・ロバーツ |
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2006年9月25日
日本GPではもてぎをテストコースのように使用し、来期に向けての開発に集中している印象を受けるチーム・ロバーツは、前日の予選に引き続き今後のシャシーの開発の方向性を検討しているようだ。
■来期を見越し、あえて新型シャシーに苦戦するケニー
まだ使い始めたばかりの新型シャシーの調整に苦戦したケニー・ロバーツ・ジュニアは、9月24日の日本GP決勝レースでは、前日の予選後に予告した通りトップ10入りを果たし、9位で日曜日のレースを終えている。
ホンダ・エンジンを導入して1年目の今期からすでに好成績を収めているチーム・ロバーツだけに、来期は序盤戦からの上位進出を狙うのは自然な流れだろう。
■ジュニア「コーナリング・スピードが上がりすぎた」
チーム・ロバーツのライダーであるケニー・ロバーツ・ジュニアは、レース序盤は集団に囲まれてしまったと述べ、マシンに激しい挙動を与えないために少し他のライダーとの距離を取った事をコメントしている。
「午前はすごく調子が良かったですね。」とロバーツ・ジュニア。
「すぐにリズムがつかめる感じでしたし、走行中はあまりブレーキを急激にかけたり極端に加速したりしなくても大丈夫でした。」
「でも、レースがスタートしたら集団に囲まれてしまい、そのままずっと後ろに押しやられそうな雰囲気になりました。スロットルを大きく開けるとホイールがスピンするので、彼らと少し距離を取るようにして走ったらそれは問題なくなりましたけどね。」
「ちょっと自分でもコーナリング時のスピードが出過ぎていたと思いますので、チームとこれからその対策を取ってみます。明らかに今回の問題はリアのグリップを強化した事が原因ですので、調整はできますよ。」
■シニア「シャシーの調整にはもう少し時間が必要」
チーム・ロバーツの監督であるケニー・ロバーツ・シニアは、今回導入している新型シャシーについて言及し、最大の課題はブレーキング時の余分な挙動を減らす事だと語った。
「今週末はずっとつきが無かったですね。」とロバーツ・シニア
「今回は新しいシャシーが原因です。まだ使い始めたばかりですし、時間もあまりありませんでしたからね。まだわかりませんが、コンマ2〜3秒はタイムを改善できるようになる筈です。」
「午前のウォームアップは問題なかったんですが、午後は気温が上がってしまいました。まあ、これも学習するべき事の1つですよ。」
「みんなのタイムはとても接近していました。1ラップ中に0.5秒の差を争うのにはもう慣れましたけど。」
「自分たちは毎回ブレーキングに関して問題を抱えていますし、今一番集中して解決したい課題はそれです。多くの原因はサスペンションですが、空力特性を変える事で効果が得られるかもしれませんね。」
「スピードを落とすといつもバイクの先端が揺れまくるんです。これはプロジェクトの初期から抱えている問題ですが、いまだにそれを改善できていないんです。」
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