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2006年9月25日
日本GPのオープニング・ラップで順位を大きく落とし、激しい追い上げを見せて最終的に7位でフィニッシュしたレプソル・ホンダのダニ・ペドロサは、この日は何人かのライダーと接触をしかけている。リズラ・スズキのジョン・ホプキンスも、このペドロサのやんちゃな走りに絡んでしまったライダーの一人だ。
■ペドロサに足下をすくわれたホッパー
元々激しい攻めの走りをオープニングラップから続け、各コーナーで自身のマシンと格闘しながら3ラップ目に突入したジョン・ホプキンスは、13位付近を走行中に前を急いでいたペドロサと絡み、ブレーキを遅らせた彼のマシンに前輪をひっかけられる形でグラベルに飛び込んでいる。
しかしながら、最後尾でレースに復帰したホプキンスは、最後まで攻めの走りをやめる事なく8つのポジションを回復し、最終的にはチームメイトのクリス・バーミューレンの後ろとなる12位でレースを終えた。
今回のレースでもホプキンスはポイントを獲得する事に成功しており、現在の合計ポイントは101、ランキングは9位だ。ホプキンスは今期の中国GPから今回の日本GPまでの12レースを連続してポイントを獲得するという安定したシーズンを過ごしている。
■バーミューレンはホプキンスの1つ手前の11位フィニッシュ
前回のオーストラリアGPではリズラ・スズキにとって念願だった今期初の表彰台を獲得したクリス・バーミューレンは、初の日本GPで5列目15番グリッドからの好スタートを決めた。
バーミューレンは周囲のライダーとのバトルを続けながらポジションを上げる事に成功し、最後に追い上げてきたホプキンスを抑え、11位でフィニッシュしている。彼の日本GP終了直後のランキングは11位だ。
■秋吉選手は目標のMotoGP年間ポイントを獲得
MotoGPに初のスポット参戦を果たしたスズキの秋吉耕佑選手は、5列目からスタートした2名のリズラ・スズキ・レギュラーライダーよりも手前の4列目12番グリッドからスタートし、他の多くのチームのフル参戦ライダーを抑えての13位を獲得した。
また、秋吉選手は今回のワイルドカード出場の目標としていた年間ポイントの獲得にも成功している。
■ホプキンス「全然うれしくない!」
ペドロサとの接触によるコースアウト後に大きく順位を回復したホプキンスは、最終ラップでチームメイトからも前を奪おうとしたが、そのもくろみは失敗に終わっている。ホプキンスは今回の結果については全く嬉しくないとコメントしている。
「レース序盤はひどい目にあいましたよ。」とホプキンス。
「ずっと激しく攻めてたんで、ほとんど全てのコーナーでブレーキを遅らせてた感じですね。そんな時にダニ・ペドロサと絡んだんですが、彼も右コーナーでブレーキを遅らせていて、僕の前輪をひっかけていったんです。それでコースアウトしました。」
「そこからは順位の回復をひたすら考えて、かなりの数のライダーを抜いたと思います。最終ラップではクリスとちょっとした喧嘩になりましたが、結局抜けませんでした。」
「全く持って本当に嬉しくないです。ここからも一生懸命頑張るつもりですし、残りの2レースではもっと強くなります!」
■バーミューレン「今日の先頭集団のペースは速すぎ」
スタートに成功して順位を回復できたというクリス・バーミューレンは、今回の日本でのレースウイークを通して目標のペースに到達できなかった分を、次戦のエストリルで再チャレンジしたいと語る。
「15番グリッドからのスタートは難しいですよ。前のライダーたちは全員速いですから。」とバーミューレン。
「おかげでオープニングラップは大変でした。でも、スタートがそこそこうまくいったので、何人かとバトルをする事はできました。」
「ちょっと今日の先頭集団は自分たちのレースウイーク中のペースと比較して速すぎでしたね。自分たちも望み通りのペースに到達できていたわけじゃないので、エストリルではもっと頑張って再チャレンジしますよ。」
■秋吉選手「次はもっと上の成績を狙いたい」
初のGP出場で念願通りポイントを獲得する事ができた秋吉選手は、次回GPに出場できる機会があれば、もっと上の成績を狙いたいとコメントした。
「いい日本グランプリの週末を過ごす事ができました。最初のレースでポイントが獲得できて特別な気分です。」と秋吉選手。
「今回のチャンスを与えて頂き、レースウイーク中のサポートもしてくださったスズキとブリヂストンに感謝しています。」
「他のグランプリにも出場できる事があれば、次はもっと上の成績を狙いたいですね。」
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