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高橋選手は来期もヒューマンゲスト・レーシングから250ccに参戦
インテリマーク編集部
2006年9月24日

今期でHonda Racingスカラーシップの最長期間である2年間を終える高橋裕紀選手の来期のチームが決定した。高橋選手は来年も今年と同じく、ヒューマンゲスト・レーシング・チームのライダーとして、MotoGP250ccクラスに参戦する。

■高橋選手は来期もヒューマンゲスト・レーシングチームから参戦

ヒューマンゲスト・レーシング・チームの9月23日の発表によれば、同チームは、来期となる2007年シーズンに向けて、高橋裕紀選手との契約を1年延長した。
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■評価された今年2回の勝利と技術力

GPフル参戦の初年度となった2005年、高橋選手は世界グランプリとチームの情勢について学び、GP2年目となる今期の2006年は、フランスGPのル・マンでチームメイトのアンドレア・ドヴィツィオーゾを抑えて優勝、ドイツGPのザクセンリンクではアレックス・デ・アンジェリスを最終コーナーで交わして優勝するなど、シーズン2回の勝利を獲得している。

ヒューマンゲスト・レーシング・チームは、高橋選手の技術力の高さと、2年間の成長内容と今期の成績を評価し、チームと高橋選手の現在までの良好な信頼関係を明らかにした上で、「将来のMotoGPスターとなる日本人ライダーの高橋裕紀選手との契約を、来期に向けて更新する」と公式発表した。

■チラーロ・ムラローニ監督「2007年はさらに高い成績を期待」

ヒューマンゲスト・レーシングのチーム監督であるチラーロ・ムラローニは、高橋選手の2年間の成長と実績を称え、来期のさらなる活躍を確信しているとコメントした。

「ヒューマンゲスト・レーシング・チームにおけるホンダRSWでのここまでの高橋裕紀選手の成績から、チームとスポンサーは2007年に向けての契約を更新するに至りました。」とムラローニ監督

「裕紀は昨年から飛躍的な成長を遂げた大変に高いレベルのライダーであり、チームとは現在までに非常に良い関係を築いています。今回、裕紀と私たちが合意に達した事を大変に喜ばしい事であり、2007年は今年よりもさらに高い結果が得られる事を確信しています。」

■高橋選手「来期の契約と自立を誇りに思う」

MotoGPチームを含む他の多くのチームから来期についてのオファーを受けていたという高橋裕紀選手は、2007年も現在と同じヒューマンゲスト・レーシング・チームで走れる事が何よりも嬉しいようだ。

高橋選手は、Honda Racingスカラーシップ終了後にGP界で無事に自立できる事を安堵すると同時に、誇りに思うとコメントしている。

「来期の契約について多くのチームから打診を頂きました。MotoGPチームからの連絡もありましたが、まだ自分には早すぎると思います。」と高橋選手
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「2年間のホンダのスカラーシップを終える今、自分が最優先したいのは、ホンダに留まってオフィシャル・バイクに乗り続ける事です。」

「マレーシアに行くまで自分の将来の動向については全く分からなかったので、セパンでヒューマンゲスト・レーシング・チームと会議の場を持ち、契約1年延長の話を聞いた時には大変に嬉しく思いました。このチームは本当にレースを楽しめるんです。」

「特に鈴鹿での転倒後ですが、今年は自分にとって難しいシーズンでした。ただ、去年と比べれば大きく進歩していると思います。バイクにもなじめましたし、自分のライディング・スタイルを変更してバイクから身体を落としすぎないようにもしました。この方法により以前よりも高いレベルで戦う事ができるようになりましたが、まだ多くの改善点はあると思っています。」

「チームとの関係にも、チームメイトのアンドレア・ドヴィツィオーゾとの現在の関係にも大変に満足していますので、来年もまた一緒に走れたら嬉しいです。」

「この2年間のHRCの支援には大変に満足しています。でも、今後は自立しなければいけませんから、来期の契約が済んだ事を今は誇りに思っています。ホンダとHRC、チームのスポンサーや自分を助けてくれた全ての方々に、感謝の言葉を贈らせてください。ありがとうございました!」

■HRC 堀池達常務「HRCを代表して両者の努力に感謝する」

HRCの堀池達常務は、高橋選手とヒューマンゲスト・レーシング・チームの契約延長を祝うと同時に、両者のここまでの活躍に対して、HRCを代表して感謝の言葉を述べた。

「HRCは、2004年のHonda Racingスカラーシップ獲得後の高橋選手の活躍を、とても嬉しく思っています。」と堀池常務

「私たちはまた、ヒューマンゲスト・レーシング・チームから頂いた裕紀への支援に深く感謝しています。チームのサポートのお陰で、この2年間に彼のレーシング・スキルは飛躍的に高くなりました。」

「HRCを代表して、チームと裕紀の現在までの努力に感謝すると共に、今シーズンの残りのレースでの両者の活躍と、2007年の成功を祈ります。」


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