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日本GP予選 もてぎのハイグリップ路面に苦しむチーム・ロバーツ |
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2006年9月24日
チーム・ロバーツのケニー・ロバーツ・ジュニアは、日本GP2日目の予選ではあまり目立った成績を残す事はできなかった。問題はもてぎのハイグリップ路面とKR211Vのシャシーとの相性のようだ。
■チャタリングに悩むケニー
前戦までは予選を好成績で過ごしてきたチーム・ロバーツのケニー・ロバーツ・ジュニアは、ツインリンクもてぎのハイグリップ路面に起因するKR211Vのチャタリングに悩まされ、日本GPでは週末を通していい結果を残す事ができていない。
日本GPの2日目午後のロバーツ・ジュニアの予選タイムは1分47秒310であり、本日9月24日の決勝は5列目14番グリッドからスタートする事が決定している。
■ロバーツ・シニア「高いグリップが得られるとマシンが不安定になる」
もてぎのハイグリップ路面でチャタリングを抱えたチーム・ロバーツは、シャシー剛性のチューニングを検討しているようだ。チーム監督のケニー・ロバーツ・シニアは、どんなコースでも速いペースが維持できるマシンにしなければならないとコメントしている。
「速く走れるのと同時に、もう少し乗りやすくできないかを考えています。」とロバーツ・シニア。
「今のチームに欠けているのは、どんな状況でも速いペースを維持する能力です。これはシャシーの剛性に関係しており、今のマシンはグリップの少ないコースなら初日からすぐにいいタイムが出せますが、レース当日の戦闘力はあまり高くないんです。」
「いくつか分かっているのは、シャシーの剛性を少し下げると滑りやすい路面での乗りやすさが増し、接地感が良くなる事です。でも、高いグリップが得られる場所では不安定になるんです。」
■今回のもてぎはテストコース?
ケニー・ロバーツ・ジュニアは、日曜日のためのセッティング作業と、来期のマシン開発に向けてのテストライダーとしての作業を同時並行的に進めており、ストレスの多いレースウイークを過ごしている。
「基本的に、予選を始めてからもずっとフロントまわりにチャタリングを抱えてました。」とロバーツ・ジュニア。
「自分のタイムはそれで決まってしまったようなもんです。速く走ろうとするとチャタリングが余計にひどくなりますしね。」
「今回は、自分たちを悩ましていたハイグリップ路面のサーキット向けに開発を進めるまたとないチャンスですから、すごく忙しいですよ。今シーズンの終わりまでにこのバイクで検証できる事はたくさん試しておく必要があるんです。」
「時々レース現場の作業とテスト作業が並行して行われますが、それぞれの担当グループがそのまま作業を進めるべきかどうかは自分の判断に委ねられるんです。チャタリングの解消のために泊まり込んだりとか、予選のアタックを遅らせたりとか、この状態が続く限りいい日は過ごせませんよ。」
「もしスタートがうまくいって、まわりのライダーが別々のラインを通ってくれるなら、その間をぬって最初の2〜3周のうちにトップ10以内に入れると思います。そうなれば着実に順位は上げられる筈です。」
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