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日本GP初日 カピロッシ「なんでそんなに予選タイヤを急いで履くの?」 |
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2006年9月22日
昨年に引き続き、敵陣と呼べる日本での完全勝利を狙うドゥカティー・マルボロ・チームは、初日は予選タイヤを一切使う事なく、7番手と13番手タイムで1日目の日本GPを終えた。
■総合順位を気にしないドゥカティー勢
日曜日のツインリンクもてぎでの決勝レースに照準を合わせ、レースタイヤでのペース作りに集中したドゥカティー・ワークスの2名のライダー、ロリス・カピロッシとセテ・ジベルナウは、期待外れの総合順位は特に気にする事なく、この日の結果には満足している。
■自分がベストだと豪語するカピロッシ
昨年のもてぎではポール・トゥー・ウインを達成し、現在ランキング5位のロリス・カピロッシの日本での1日目のタイムは、初日総合7番手となる1分47秒731。カピロッシは「47秒台をレースタイヤで記録できるのは自分だけだ」と発言し、日曜日のレースに向けての高い自信を示した。
■苦手なもてぎを学習し直すジベルナウ
前回のオーストラリアでは惜しくも表彰台を逃したものの、カタルーニャの怪我からの完全復帰を思わせる好調な走りをここ数戦で取り戻したセテ・ジベルナウの初日のタイムは、総合13番手となる1分48秒313だ。
もてぎに苦手意識を持つジベルナウは、初日のこの日はコースの再学習に徹している。
■カピロッシ「なんでみんな急いで予選タイヤを履くの?」
「今日の成果とレースに向けての走行ペースにはとても満足しています。」とカピロッシ。
「レースタイヤで速いラップタイムを多く記録しましたから、今一番ベストな状態なのは自分たちだと思いますね。」
「午後はブリヂストンの新しいリアタイヤを2種類試しました。1つ目のタイヤでは数周走っただけですが、二つ目を履いた時はかなり多くの周回を重ねましたし、すごく速いペースのリズムをつかみました。」
「間違いなくレースタイヤで1分47秒7を出したのは自分だけでしょうね。今回の7位の順位は自分の走りとは全く関係ありません。なんでみんなそんなに急いで予選タイヤを履きたがるのか理解に苦しみますよ!」
「セッティングはさらに改善できるので、天気がこのままの状態で持って欲しいですね。」
「チームには深く感謝しています。お互いにいい関係ができあがり、自分の希望する事が素速く結果に反映されるようになりました。」
「今日は2種類のセッティングから始めて、午後にはそれぞれのいい部分だけを合体させました。バイクとタイヤの両方の調子がいいので、うまく活用できそうですよ。」
■ジベルナウ「予選タイヤで走るのは時間の無駄」
もてぎの苦手意識をドゥカティーとブリヂストンの力で克服したいと語っていたセテ・ジベルナウは、この日はコースを改めて学習し直し、ブレーキのタイミング合わせに集中したという。
「このコースで自信を持った走りができた事は一度もありませんので、今日はレースタイヤのみを使って学習に徹し、セッティングの方向性から探り始めました。」とジベルナウ。
「両方のセッションはまずまずだったと思いますし、ここで速く走るにはどうしたらいいか分かってきたような気がしました。予選タイヤで走るのは時間の無駄に思えたので、最後までレースタイヤで周回を重ねています。ここのところみんな早くから予選タイヤを履くようですけどね。」
「このコースで重点を置くのはブレーキングです。バイクはうまく乗りこなせるようになったと思いますが、まだブレーキングが少し長すぎるように感じていますので、あともう少しブレーキの時間を短くできるようにするつもりです。ここでのブレーキングは本当に重要ですからね。」
「今日は両方のバイクに違うセッティングを施しましたが、明日は両方のセッティングを半分ずつ合わせて使います。かなりいい感じに仕上がると思いますが、まずは明日の様子見からですね。」
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