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日本GP初日 ホプキンス「午後は本来のタイムじゃなかった」 |
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2006年9月22日
ブリヂストンタイヤの得意なツインリンクもてぎでの表彰台獲得を狙うリズラ・スズキ勢は、本日9月22日の日本GPを、ジョン・ホプキンスの総合8番手タイムと、クリス・バーミューレンの17番手タイムで終えた。
また、今回のもてぎにスポット参戦を果たしているリズラ・スズキ開発ライダーの秋吉耕佑選手は、総合14番手タイムで初のMotoGPクラス参戦初日を終えている。
■午前のトップタイムを記録したホプキンス
この日午前のフリー・プラクティス1でトップタイムの1分48秒222を記録し、好調な滑り出しを見せたリズラ・スズキのジョン・ホプキンスは、午後はさらにGSV-Rの性能を引き出そうと多くの種類のセッティングを試している。
午後の試行錯誤から多くの情報を得たホプキンスと彼のチームスタッフは、日曜日のレースに向けて明確なセッティングの方向性をつかんだようだ。ホプキンスのこの日の最終的な自己ベストタイムは、昨年のロリス・カピロッシのサーキットレコードである1分47秒968を上回る初日総合8番手の1分47秒915。
■コース学習に集中し、2日目以降に期待をつなぐバーミューレン
今回初めてツインリンクもてぎでの走行を経験したクリス・バーミューレンは、午前と午後の両セッションをコースレイアウトの学習に費やしたようだ。
バーミューレンはこの日の午後に、午前の自己ベストタイムを0.832秒上回る初日総合17番手タイムの1分49秒488を記録しており、多くのデータを収集した2日目以降の大幅なタイムアップに本人は自信を示している。
■日曜日のポイントに意欲を燃やす秋吉選手
ワイルドカード出場を果たした秋吉耕佑選手は、初日から経験豊かなレギュラーライダーの多くを脅かすような好タイムを記録し、冬季テストの頃から見せていた走りの実力を今回もアピールしている。
1日目のタイムを初日総合14番手となる1分48秒317で終えた秋吉選手は、日曜日のレースでポイントを獲得する事への高い意欲を示した。
■ホプキンス「午後は本来の順位じゃない」
午前中にはトップタイムをマークし、好調な走りを見せたジョン・ホプキンスだが、午後はセッティングの試行錯誤を重ねた結果、リズムがつかめなくなっていたという。
午後のタイムは本来の速さではないので、日曜日のレースには自信があるとホプキンスは語る。
「午後は多くの種類のセッティングを通して、色々な事を試しました。」とホプキンス。
「いいレース用のセッティングを目指してかなり多くの事をしましたが、何を試してもあまり速くすることができなかった印象があります。ただ、重要な情報はたくさん得られました。」
「全然いいリズムがつかめなかった事が午後の結果には表れていますが、午前中のラップタイムと順位を見れば、いいタイムが本来は刻める事が分かります。」
「スズキとブリヂストンタイヤはこのコースで最高の状態ですよ。午後の順位は本来のものじゃありませんし、ドライでの準備はもうできていますから、レースでいい結果が残せるのは間違いないです。」
■バーミューレン「もてぎは本当にいいコース」
今回初めてもてぎでの走行を終えたクリス・バーミューレンは、もてぎのグリップの良さとコースレイアウトを大変に気に入っている。初日をコース学習に費やしたバーミューレンは、2日目はマシンのセッティングを進めたいとコメントしている。
「もてぎは今回が初めてですが、ここは本当にいいコースですね。すごく楽しめました。」とバーミューレン。
「ここの路面はブリヂストンタイヤのグリップがすごくいいし、おかげで午前から午後にかけて大きく進歩できたと思います。今日の一番の成果はコースの学習ですね。セッティングの変更とタイヤのテストを少し行いましたが、基本的にはライン探しに時間を費やしました。」
「今日はいっぱい学びましたので、情報は十分得られました。明日はバイクの調子をもっと上げたいと思っています。」
■秋吉選手「明日はもっといい結果も狙える」
初のMotoGP出場を喜ぶ秋吉選手は、2日目はさらにタイムを改善できると自信を示す。
「もてぎでグランプリに初めて参加できて、本当に嬉しく思います。」と秋吉選手。
「今日はチームと頑張れましたから、ここまでの成果にはすごく満足しています。ただ、明日はもっといい結果が出せるとも思ってますので、続けて頑張ります。」
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