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日本のスズキ関係者を熱狂させたいリズラ・スズキ
インテリマーク編集部
2006年9月20日

2000年の500ccクラスでのケニー・ロバーツ・ジュニアの年間タイトル獲得を最後に、MotoGP4ストローク990cc化の波に苦しめられ、活躍が目立たなくなっていたスズキ勢だが、メイン・スポインサーにリズラの冠を得た今年は、話題だけではなく誇らしい戦績も残しつつある。
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■2006年は活躍の目立つリズラ・スズキ

特に今年のリズラ・スズキは予選での活躍が目立つ。悪天候のトルコでクリス・バーミューレンがポールポジションを獲得したのを皮切りに、中国ではジョン・ホプキンスが2番グリッド、フランスでは3番グリッド、カタルーニャでも2番グリッドを獲得し、オランダではついにホプキンスのMotoGP経歴初のポールポジションを獲得している。

その後も予選での活躍は続き、クリス・バーミューレンがイギリスでは2番グリッド、さらに高温の路面コンディションのアメリカで、クリスはMotoGPデビュー・イヤーとなる今期2度目のポールポジションを獲得した。

■前戦で念願の今期表彰台を獲得し、その勢いのまま日本へ

好調の予選とは異なり、レースではどうしても表彰台に手が届かなかった今シーズンだが、ついに前回のフィリップ・アイランドの悪天候のレースで、クリス・バーミューレンは2位でチェッカーを受け、MotoGPクラスでの初の表彰台を地元オーストラリアで手にしている。
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今週も同様の成績を残したいと発言するクリス・バーミューレンと、チームメイトに先を越された事でさらに激しい走りになるだろうと闘志を燃やすジョン・ホプキンスは、スズキ・ワークスと彼らの履くブリヂストンタイヤの本拠地となる日本GPでの表彰台を狙う。
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なお、昨年のもてぎで、ジョン・ホプキンスは予選で2番グリッドを獲得している。

写真■秋吉選手の走りに注目

波に乗る2名のレギュラー・ライダーだけではなく、今回のもてぎにはMotoGPクラスの今期初のスポット参戦ライダーとして、MotoGPスズキチーム開発ライダーである秋吉耕佑選手が出場する。

冬季シーズンからテストに参加し、レギュラー・ライダーたちに負けない好タイムを記録していた秋吉選手だけに、彼の初のMotoGPクラスでのレースデビューには期待がかかる。並み居る強豪MotoGPライダーの中で、地元の利を活かしてどこまでその持ち味である攻めの走りを世界に見せつける事ができるか注目したいところだ。

■デニング「日本のスズキ関係者を喜ばせたい」

日本に到着したリズラ・スズキのチーム監督であるポール・デニングは、スズキ・ワークス本拠地の日本で、スズキの関係者を熱狂の渦に巻き込めるレースをしたいとコメントしている。

「レース直前まで難しい週末だったオーストラリの次はもてぎです。オーストラリアで2人は死に物狂いで働いて両方のポイント獲得を目指しましたが、表彰台まで取ってしまうとはね!」とデニング監督
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「フィリップ・アイランドでは価値のある教訓を得ました。また同じようなレース条件があったとしても、前回のデータを元に問題を解決できるのは確実でしょう。」

「スズキにとって、もてぎは非常に重要なレースです。彼らファクトリーにとってのホーム・グランプリですあらね。」

「今週は秋吉さん(Akiyoshi san)と合流しますが、彼が初のGPでいい走りを見せてくれる事と、彼にとって楽しめる週末になる事を願っています。」

「ジョン(ホプキンス)はもてぎと相性がいいんです。GSV-Rの特性にもよくあったサーキットですので、強い彼をもてぎで見れる事を期待しています。クリス(バーミューレン)にとっては初めて経験するサーキットですが、コースを素速く攻略してくれる事は間違いないと思います。」

「もてぎはスズキの関係者とゲストがたくさん来てくれる面白い週末になるでしょうね。彼らが熱狂できるようなレースにするのが今から楽しみです。」


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