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ジベルナウ「完全ウェットかドライなら勝てた」
インテリマーク編集部
2006年9月17日

9月17日のオーストラリアGPは、不安定な天候によりホワイト・フラッグが提示され、どのMotoGPライダーにとっても波乱のレース展開となった。
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■天候の変化により今期初の表彰台を逃したジベルナウ

特に、ドゥカティー・マルボロ・チーム移籍後の初表彰台をコントロールライン間近で惜しくも逃したセテ・ジベルナウにとっても、カワサキの中野真矢選手と同様にオーストラリアGPは悔しい戦いだったようだ。

ドゥカティーのセテ・ジベルナウは、白旗が提示される前のドライ路面では、4列目からの熾烈な追い上げを見せて中野選手の後方2番手まで順位を挽回している。

ジベルナウは白旗後に中野選手が後退してからはトップを走行し、レース中盤をリードしたが、その後に雨が弱まってからはリアタイヤのトラクション不足に苦しみ、優勝したフォルツナ・ホンダのマルコ・メランドリと、2位表彰台を獲得した悪条件になると強さを発揮するリズラ・スズキのクリス・バーミューレンに抜かれている。
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■チェッカー目前にロッシが3位を奪う

ドゥカティー移籍後の初表彰台となるトップ3入りに望みを託したジベルナウだが、チェッカー・フラッグを目前にキャメル・ヤマハのバレンティーノ・ロッシに交わされて3位表彰台を奪われ、最終的にジベルナウはカタールと同じ今期最高位の4位でレースを終えた。

■ジベルナウの繰り上げ表彰台も審議されたが・・・

レースの後、バレンティーノ・ロッシが18ラップ目にカルロス・チェカ転倒時のイエロー・フラッグ状況下においてケーシー・ストーナーなどを追い抜いた行為がルール違反であるとの物議を醸し出し、セテ・ジベルナウが3位に繰り上がる可能性も審議されたが、最終的にこの内容は否定され、コントロールラインを抜けた順位が公式結果として認められている。

■カピロッシは前人未踏の通算ポイント獲得回数200回を達成
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また、ジベルナウのチームメイトのロリス・カピロッシは、5列目スタートから7位まで順位を挽回し、レースウイーク中にレースタイヤの完成度が極めて高かったブリヂストンを履くドゥカティーとカワサキにとって災難となったオーストラリアGPを終えている。カピロッシは今回の7位で前人未踏のGP通算ポイント獲得回数200回を達成し、GP最多ポイント獲得回数記録を更新した。

■ジベルナウ「完全なウェットかドライなら勝てた」

「全部正しい方向性で進める事ができたと思います。」とジベルナウ
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「ドライの路面状態でいいスタートができましたし、自分のペースはとても速かったので次々と何人も交わしました。」

「ピットインした時は2位でしたが、すぐにトップに立ちました。雨の中でも後続を引き離そうとしましたが、その時に路面が乾き始めてしまい、レインタイヤが機能しなくなりました。今日が完全なウェットかドライだったら、優勝するチャンスがあったでしょうね。」

「全てチームとブリヂストンのお陰です。タイヤはウェットでもドライでも最高でした。今はもてぎで今日の雪辱を晴らすのが楽しみですね。」

■カピロッシ「ドライ時は5列目スタートから2コーナーで5番手!」

写真「競技審議委員会の、ウォームアップ周回時に雨が降ってもピットではなくグリッドに留まる、という案には同意していました。」とカピロッシ

「だから今日はみんながそれに従い、レースはウェットの宣言がなされました。最初はスリックタイヤで走りましたが、今日は不運が降り注ぎましたね。」

「朝のウォームアップで速いリズムがつかめていましたので、5列目からスタートしたのに2コーナーでは5位を走っていました!もしドライのままだったらいい戦いができたと思いますよ。」

「バレンティーノを捕まえる事ができたので、そのまま表彰台を争えると思いましたが、コースが乾きはじめてしまい、それ以上はいい走りができなくなりました。」

「やれるだけの事はやりましたが、こういうレースは嫌いですね。もてぎで早くコースに戻って戦いたいです。」


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