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2006年9月17日
シリーズ第14戦オーストラリアGPの決勝レースは17日、フィリップアイランドで行われ、マルコ・メランドリが優勝。タイトル獲得の可能性を広げた。
気温23度。路面温度33度の中、スタート直前に小雨が降り始めて、レースディレクションはウェットレースを宣言すると、2番グリッドの中野真矢がホールショットを奪い、一気にライバルたちを引き離してレースの主導権を握る。ジェームス・エリソンが6ラップ目にウェット用にセッティングしたマシンを乗り換えると、次々にピットインが繰り広げられ、中野自身も9ラップ目にマシンチェンジ。その間にセテ・ジベルナウがトップに躍り出て、レースをリードしたが、17ラップ目にメランドリがトップに浮上。前戦マレーシアGP9位の不振を払拭するシーズン3度目の優勝を飾り、フィリップアイランドでは初の3クラス優勝の快挙を果たした。
マシンを乗り換えてからポジションアップに成功したクリス・バーミューレンは、自己最高位の2位を獲得。地元ファンの前で、ルーキーシーズン最高のパフォーマンスを見せた。
バレンティーノ・ロッシは、終始ライバルたちとのスリリングなバトルに競り勝ちながらポジションを上げると、最後までポイントリーダーのニッキー・ヘイデンのアタックを抑えただけでなく、ゴールライン直前でジベルナウを逆転。最高峰クラスに進出してからフィリップアイランドでは7年連続の表彰台となる3位を獲得した。
地元ケーシー・ストーナーは6位。ロリス・カピロッシ、中野、トニ・エリアスが続き、玉田誠は最終ラップにランディ・ド・プニエを逆転して、トップ10入りを果たした。ダニ・ペドロサはポイント圏内の15位だった。
チャンピオンシップは、ヘイデンが11ポイントを加算。225ポイントに到達したが、ロッシが21ポイント差、メランドリとペドロサが32ポイント差に接近した。
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