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ニッキーとの戦いに備えるロッシ、人格の変わったエドワーズ |
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2006年9月16日
オーストラリアGP2日目、初日はリアのトラクションが得られずに苦しんだキャメル・ヤマハの2名のライダーだが、2日目は午前中からチームとの努力により、その問題を解決している。
■初日の夜間に問題を解決したキャメル・ヤマハ・スタッフ
午前中のフリー・プラクティスからレースタイヤでのセッティングに好感触を示した2名のライダーは、予選でも安定した走行を見せ、バレンティーノ・ロッシは1列目となる3番グリッド(1分29秒271)を獲得し、コーリン・エドワーズは2列目の5番グリッド(1分29秒680)を獲得した。
ポールポジションは、ポイントリーダーの座をロッシから守り続けたいレプソル・ホンダのニッキー・ヘイデン(1分29秒020)が獲得しており、決勝レースではタイトル争いをかけたロッシとヘイデンの熾烈なマッチバトルに発展する可能性が出てきた。
■ロッシ「明日はニッキーとの戦い」
夜通しの作業でマシンを仕上げてくれたチームに感謝するバレンティーノ・ロッシは、ドゥカティー勢の予選順位の低迷に驚きながら、明日はニッキーとのバトルになるとコメントしている。
「今日のチームの仕事はすごかったですよ。昨日はセッティングに難しい問題を抱えていたのに、今日は本当に調子がいいんです。予選ではこのサーキットでは重要な1列目も確保できました。」とロッシ。
「路面温度のせいでここではリアタイヤを温めるのに苦労しましたが、その点については今日も少し苦しみました。それが今日の予選で最後までタイムアタックを待った理由です。」
「この条件下にあわせたレース用のセッティングをまだ調整する必要はありますが、予選タイヤのグリップは良かったので、ウォーミングアップ中にコースを外れたり、タイムアタック中の最終コーナーで少し前輪を浮かせても3番手タイムが記録できました。」
「いずれにしても結果には満足ですし、今日の劇的な進歩を実現してくれたチームとミシュランには深く感謝しています。」
「レースに向けてのペースがすごく速かったカピロッシとジベルナウの順位があまりに後ろなのにはびっくりですね。どうも明日は自分とニッキーが最初から激しくプッシュしあって、逃げの体制を奪い合う事になりそうです。」
■バイクとエドワーズが昨日とは別物に
バイクの調子が一晩にして別物になった事を喜ぶコーリン・エドワーズは、彼自身も昨日と同一人物なのか疑いたくなるコメントを残した。
「ここまで急激に調子を上げられた事は、今までのレース人生では一度もなかったと思いますよ!」とエドワーズ。
「昨日は完璧に惨めな状態でしたが、今は本当に嬉しいし、今日の作業内容にも大満足です。最高の気分ですよ!」
「セッティングは間違いなく大きく進歩しました。中国やル・マンの時の状態に近づけましたが、ここではちゃんと機能します。シャシーまで当時の状態に戻すとチャタリングに襲われるのでそれはしていませんが、みんなで長時間を費やして頑張り、ついに仕上がったと思います。チームには本当に感謝したいです。」
「昨日に比べると、エンジンとシャシーを除くとほとんど全てを変更したと言ってもいいでしょうね。電気系統からサスペンションなんかも変更しましたから、とても昨日と同じバイクとは思えません。」
「作業は何時間もかかりましたし、完全にマシンが変わったのがわかります。心からメンバーには感謝します。」
「予選中に試したレース用のタイヤとセッティングには満足していましたが、予選タイヤは驚きでしたね。まるで瞬間接着剤みたいなんすよ!昨日はタイヤで苦しんだ事は紛れもない事実ですが、ミシュランにお礼が言いたいです。夜のうちに何か解決策を見つけてくれたらしくて、いい感じですよ。」
「自分の好きなグランプリをいいグリッド位置からスタートするのは気分がいいですね。もう明日が待ちきれませんよ!」
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