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2006年9月16日
オーストラリアGP2日目、晴天のフィリップ・アイランド・サーキットにて、MotoGPクラスの予選が行われた。
■ポールポジションはヘイデン、中野選手は2番グリッドを獲得
この日にポール・ポジションを獲得したのは現在のポイントリーダーであるレプソル・ホンダのニッキー・ヘイデンだ。ヘイデンは予選タイヤへの履き替え後に急激に上位に飛び込むようになり、26周目に1分29秒020のベストラップ・レコードを記録している。
初日に好調だったカワサキ勢だが、中野真矢選手は予選前半からチームメイトのランディー・ド・ピュニエとタイムシートの先頭を争い、セッション中31周目となる最後のアタックで1分29秒258のタイムを記録し、1列目2番グリッドを獲得した。また、初日は総合トップタイムをマークし、予選中もポール・ポジションも獲得しかねない勢いを見せていたランディー・ド・ピュニエは、セッション終盤にはタイムが上がらず、最終的に3列目9番グリッド(1分30秒037)の確保となった。
■好調なキャメルヤマハと低迷するドゥカティー
1列目最後の3番グリッドには、ランキング3位につけるキャメル・ヤマハのバレンティーノ・ロッシ(1分29秒271)がつけている。ロッシとコーリン・エドワーズは午前中から初日とは全く異次元の走りを見せ、キャメル・ヤマハ・チームの夜通しのマシン改善作業の成果をアピールしている。
なお、ドゥカティーの2名は予選前半には上位にその名をしばしば見せていたが、予選タイヤによるタイムアタック合戦が始まった途端に順位を後退させ、ポールポジションの獲得が最も期待されたロリス・カピロッシ(1分30秒393)は5列目13番グリッド、セテ・ジベルナウ(1分30秒237)はカピロッシの1つ手前の4列目12番グリッドを獲得して予選を終えた。
セパンで右ひざを負傷したランキング2位につけるレプソル・ホンダのダニ・ペドロサ(1分30秒081)は、4列目10番グリッドから明日の決勝レースをスタートする。
(予選結果一覧はこちら)
■中野選手「ポールポジションを逃しても気にならない」
今年の中野真矢選手はポールポジションを惜しいところで逃すシーンが多いが、今回の1列目2番グリッドには満足しており、ポールを逃した事もあまり気にならないとコメントしている。
「ここフィリップ・アイランドでは、2月の冬季テスト中にもチームは大変な頑張りを見せていました。カワサキとブリヂストンは開発に向けての多くのデータをその時に収集しましたが、今日の成績はまさにその成果です。」と中野選手。
「カワサキとブリヂストンのデータのおかげで、ランディーと自分は今週の金曜日にここへ戻った直後からペースをつかむ事に成功していますが、これはカワサキ・レーシング・チームに関わっている全ての人たちの努力の結果だと思います。」
「明日に一番重要なレースタイヤが安定していて満足です。それに1列目からスタートできるのが嬉しいですね。」
「最後の予選タイヤを履いてアタックを始める時に、ピットから出されたサインボードを見たら4番手に位置している事がわかりました。それを知った後はできる限り激しくプッシュして、最終的に1列目のグリッド獲得に成功しています。」
「ポールポジションが取れなかった事はあまり気になりません。トップ5以内で明日のレースを終えるには1列目の獲得で十分です。」
■ド・ピュニエ「レースでの目標は今年の最高位」
初日のタイムを更新できなかったランディー・ド・ピュニエは、9番グリッドに終わった予選結果については残念としながらも、翌日にはいい結果が残せるだろうとし、レースへの高い期待を示している。
「昨日のタイムが更新できなくて少し残念です。あのタイムだったらもっと1列目のグリッド近くからレースを始められましたね。」とド・ピュニエ。
「でも、今日はバイクの進歩とレースタイヤで出したタイムには満足しています。ここまではいい週末になりましたので、この勢いを明日のレースにもそのまま持ち込みたいですね。」
「レースはスタートさえうまくいけば、後はトップグループのライダーたちにできる限りついていくだけです。今回の運がレース中も続けば、明日はシーズン中の自分たちの最高の結果を残す事が可能だと思いますし、それが今回の目標です。」
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