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2006年9月16日
オーストラリアGP2日目の予選を期待外れの13位に終わったドゥカティー・マルボロ・チームのロリス・カピロッシは複雑な心境をのぞかせている。
■予選タイヤに苦しむ結果となった予想外のドゥカティー勢
前回のセパンに続き、フィリップ・アイランドでの活躍が最も期待されていたドゥカティー勢だが、セテ・ジベルナウは4列目12番グリッド(1分30秒237)、ギア・ボックスのトラブルに見舞われたロリス・カピロッシはその後ろ5列目となる13番グリッド(1分30秒393)を獲得するにとどまった。
この日の予選中、ドゥカティーの2名はレースタイヤでは高いタイムを記録していたが、予選タイヤ装着時のタイムアタックでは思うようにタイムが伸ばせていない。
■ジベルナウ「予選タイヤが期待通りに機能しない」
セテ・ジベルナウは、予選タイヤが全く期待通りに機能しなかった事を述べ、後ろからの追い上げを強いられる事で翌日のレースが難しくなったとコメントした。
「ここでは予選タイヤが自分たちの思い通りに機能しなくて、仕方なくタイムアタックはレースタイヤで行う事になりました。」とジベルナウ。
「1分30秒2はレースタイヤで出したタイムです。何回かロングランを行った時にはいいペースで走れましたが、グリッドの位置がかなり後ろに下がってしまったので、レースは難しくなるでしょうね。」
「みんなのラップタイムはここではすごく接近していますから、追い抜きも簡単ではない筈です。追い上げのレースになる事を良く理解した上で、今からなんとか頑張るしかありません。」
「ここでは通常のタイヤと並行して新しい断面形状のブリヂストン・タイヤを使いましたが、まだレースでどちらを使用するかは決めていません。明日午前のウォームアップで決定します。」
■カピロッシはギアボックスの故障によりタイムアタックは1周のみ
マシントラブルにより予選の時間が全く思い通りに使えず、たのみの予選タイヤも期待外れだったとするロリス・カピロッシは、翌日のレースでは後半からの追い上げを誓っている様子だ。
「メインバイクのギアボックスが故障してチェーンが伸びるという問題が発生してしまい、予選中にピットに戻ってセカンド・バイクの準備が整うのを待つ事になってしまいました。」とカピロッシ。
「それで時間を無駄にしてしまい、予選タイヤでは1周する事しかできませんでした。そのタイヤも全く思い通りに機能してくれていません。」
「レース用のセッティングが順調だっただけに残念でなりません。5列目からのスタートは確実にレース運びを難しくしますが、いずれにしても、まだいい成績を残すチャンスが消えたわけではありませんから、明日に向けての前向きな姿勢に変わりはありません。」
「今日はたくさんのライダーが自分より速かったですね。でも、レースでどこまでそのペースを維持できるでしょう?」
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