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2006年9月15日
ブリジストン勢のオーストラリアGP初日のトップ4独占を食い止めたのが、レプソル・ホンダのニッキー・ヘイデンだ。この日のフィリップ・アイランドは、強風が多い季節にも関わらず、走行を妨げるような強い風は吹いていない。
■マシンに問題がなく快調なヘイデン
初日にマシンのトラブルを特に抱える事のなかったレプソル・ホンダチームとニッキー・ヘイデンは、この日2回のフリー・プラクティスにおける総合3番手タイムとなる1分30秒471を記録している。
ヘイデンのタイムはこの日のミシュラン勢の中ではトップに位置している。ちなみに、ミシュラン2番手となったのは初日総合6番手タイムとなる1分30秒768を記録したホンダLCRのケーシー・ストーナー。
■1週間しか経過していないセパンでの負傷に苦しむペドロサ
マシンには問題のなかったレプソル・ホンダ勢だが、セパンで負ったひざの怪我を抱えるMotoGPルーキーのダニ・ペドロサは初日を慎重に過ごし、総合17番手タイムの1分32秒304で終えている。タイムシート上のペドロサの後ろには、18番手となったプラマック・ダンティーンのホセ・ルイス・カルドソ(1分32秒419)と、最後尾に位置するTECH3のジェームス・エリソン(1分32秒778)の2名しかいない。
セパンでは初日に4針を縫う怪我を左ひざに負ったものの、レースでは本人も予想外の3位表彰台を獲得したペドロサだが、この日はマシンに乗ろうとするペドロサの右ひざは明らかに硬直しており、怪我をしてから僅か1週間しかたっていない短い静養時間を物語っていたようだ。
しかしながら、ペドロサはチームの協力を経て、日曜日のレースに向けてのセッティングを地道に行っている。
■ヘイデン「特に大きな問題はない」
前々回のブルノと前回のセパンではレースウイーク中に調子が安定しなかったニッキー・ヘイデンだが、今回のフィリップ・アイランドでは初日からマシンから好感触を得られている。2日目もこの調子を維持したいとヘイデンはコメントしている。
「過去数戦に比べれば納得のいくスタートが切れましたね。」とヘイデン。
「午後にはマシンの調子が少し向上しましたし、いくつかバイクの調子が良くなるセッティングも試しました。」
「今一番重要視しているのはもっとトラクションを得られるようにする事です。フロントに負担がかかりすぎないようにバイクの重量配分も見直しています。これらを改善できる案はすでにありますが、現時点で自分にとって最悪な場所は10コーナーと次の左カーブへの進入です。」
「バイクはいくつかの点で調子よく感じますが、まだあと少し作業は必要です。明日は1分30秒台を安定して出せるようにしたいです。」
「チームの全員の仲間と集中して、明日もこのままのいい方向性が保てるように頑張ります。」
■ペドロサ「今日は体調チェックのみ」
午後には痛み止めを飲んで走ったというペドロサは、初日は低温路面で走る事に身体を慣らし、日曜日のレースに向けての地道な作業を続けている。まだ足は相当に痛むようだ。
「今日は自分の体調をチェックしただけです。ここの路面温度は前回のセパンとは全く異なりますからね。」とペドロサ。
「前回のレースから4日間が過ぎて、体調はだいぶ良くなりました。でも実際にバイクに乗るとかなり厳しいです。本当に痛いんですよ。午後は痛み止めを飲んで少し楽になりましたが、注射はしていません。」
「今後は自分の今のペースを徐々に上げていく事が重要になりますので、このまま明日も様子を見ます。午後は下り坂の部分でブレーキに触れてしまい、フロントを失ってコースアウトしました。全く曲がらない状態になり、ブレーキを緩めるのが遅すぎてコースをそのまま走り続ける事は無理でした。」
「今週はゆっくりと作業を着実に進めますが、大きな進展が欲しいところですね!」
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