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2006年9月15日
オーストラリアGP初日のフィリップ・アイランドの午前の気温は16度、路面温度は15度と低かったが、午後には気温は18度、路面温度は28度まで上昇している。
例年よりも1ヶ月早いオーストラリアGPの開催により、より低い路面温度が心配されていたフィリップ・アイランドだが、初日は例年の温度とあまり変わりはなかったようだ。
■今回も金曜日に苦戦するキャメル・ヤマハ
しかしながら、好調なブリヂストン勢とは対照的に、キャメル・ヤマハ勢は昨年よりもタイヤのグリップレベルが低く、トラクションが十分得られないという問題に初日は直面している。
この結果、フィリップアイランド初日のバレンティーノ・ロッシの総合順位は8番手となり、タイムは同じくミシュラン・タイヤを履くこの日総合3番手タイムにつけたニッキー・ヘイデンよりも0.574秒遅い1分31秒045だった。同じ問題に悩むロッシのチームメイトのコーリン・エドワーズは初日総合13番手タイムの1分31秒514。
■ロッシ「今年は金曜日が苦しい」
バレンティーノ・ロッシは、今年はレースをする場所が変わる度にセッティングを大きく変更しなければいけない状況に苦しんでいる。特に今回のフィリップ・アイランドは前回のセパンとは全く異なる温度環境であり、予想以上にタイヤのグリップは得られなかったとコメントしている。
「金曜日はいつも自分たちにとって難しい日になりますね。毎回サーキットが変わる度にセッティングを大きく変更しなければいけなくなり、今回も例外ではありませんでした。」とロッシ。
「特にここは前回のセパンとはまったく温度や気象条件が異なりますから、よけいに状況が厳しくなっていますし、作業もまだたくさん残っています。タイヤのグリップは昨年よりも悪くて、多分コーリンも同じだと思いますが、リアまわりの調整に苦しんでいます。」
「全開走行をしてもタイヤが温まるまでに4周から5周が必要です。要するに、あんまり理想的な状況とは言えないって事です。」
「ここでのレースは自分にとって重要ですし、オーストラリアのファンにはいい走りを見せたいので、明日はここの低い路面温度にあったマシンのセッティングとタイヤを見つける必要があります。」
「ただ、今日は多くのデータを集める事ができましたし、明日に向けていくつかいい改善案もありますから、状況を良くできる事は間違いないです。」
■エドワーズ「そんなに悪い日だったわけじゃない」
初日の総合順位を13番手タイムで終えたコーリン・エドワーズだが、本人にそれほどの落ち込みはなく、2日目に向けては自信とも取れるコメントを残している。
「今回のタイムシートの上に現れた結果ほどには悪くない日だったと思います。」とエドワーズ。
「今日の現段階での唯一の問題はリアです。ブレーキを激しくすると左右に飛び跳ねる感じがして、コーナー進入時の速度を出し過ぎているとラインから外れてしまいますし、スロットルを開けるとホイールスピンします。」
「フロントまわりの調子はいいですよ。でも、路面温度の低さがリアタイヤを正常に機能させていないのが現状ですね。明日はこの問題に集中して作業を行いますが、一度これさえ解決できればラップタイムは劇的に速くできると思っています。」
「バレンティーノも同じ問題を抱えているようですが、両方のガレージで今はいいアイデアを持っていますので、明日がどうなるか様子を見たいですね。」
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