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2006年9月15日
ドゥカティー・マルボロ・チームのロリス・カピロッシとセテ・ジベルナウは、冬季テストで他を引き離す好タイムをマークしていたフィリップ・アイランドでのグランプリ初日、2回のフリー・プラクティスで総合2番手タイムと4番手タイムを記録して好調なレースウイーク1日目を過ごしている。
■レース用セッティングにのみ集中したドゥカティー勢
ロリス・カピロッシは、この日の午後にレースタイヤで1分30秒310を記録して総合2番手。カタルーニャでの怪我の影響で左腕に力が入りにくい状態となっているセテ・ジベルナウは、カピロッシと同様にレースタイヤで1分30秒693を記録し、初日総合4番手の好位置につけた。
2名のライダーはこの日はレース向けのセッティングに集中し、予選タイヤを用いた1周限りのタイムアタックは行わなかったようだ。
■カピロッシ「特に問題がない」
タイムアタックを行っていないというロリス・カピロッシは、初日は15周のロングランの中で今回の総合2番手タイムを記録している。初日は特に問題がなかったとカピロッシは語る。
「ここの気温がすごく低い事を心配していましたが、実際はそんなに悪くありませんでした。」とカピロッシ。
「今日は複数のセッティングを試す事から開始し、バイクを乗り換えながらテストしていい方向性が得られたと思います。バイクとタイヤがかなり高いレベルに仕上がっていたので、午後は15周のロングランを試す中で今日の自己ベストを記録しました。」
「チェコGPの後で、自分たちはブリヂストンと3連戦に向けての会議を行いましたが、その成果が出た事にすごく満足しています。彼らの大変な努力のおかげで、私たちの意見がセパンとここでのタイヤに反映されています。特に低温路面での効果が大きかったですね。」
「過去には路面温度の低さに悩まされて問題を抱えましたが、今回はその問題も解決されています。おかげで残りのいくつかのレースでも高い戦闘力が保てる筈ですよ。」
「ここまでは問題がありませんので、明日の目標はさらにマシンの完成度を高める事です。日曜日までにいいバイクが仕上がるのは間違いありませんので、ここでも激しいレースをお見せできると思います。」
■ジベルナウ「肩の怪我はだいぶ良くなった」
総合4番手タイムを記録したセテ・ジベルナウは、体調が徐々に良くなり、走りへの影響が減ってきた事を喜んでいる。初日のマシンの仕上がりについても申し分ないようだ。
「ここまでは悪くないですね。ラップタイムも非常に安定しています。」とジベルナウ。
「体調も良くなってきていますし、カタルーニャで負傷した左肩についても大きく意識する事が減ってきました。ただ、あともう少し自信を取り戻したいですね。」
「もう少しレース用のセッティングに改善は必要ですが、チームやドゥカティー、それにブリヂストンが頑張ってくれるので非常に助かっています。」
「ある一定のタイヤを使う場合のマシンの仕上がりは良くなりましたが、新しいリアタイヤは本来の性能がもっと高い筈ですので、もっとバイクの完成度を高めてグリップ力をさらに高めたいです。」
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