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2006年9月15日
セパンでの残念な結果を忘れ、気を取り直してフィリップ・アイランドに到着したカワサキ・レーシング・チームは、本日の9月15日より開催されるオーストラリアGPに向けて高い自信を示している。
■時速320kmから突入する1コーナー
中野真矢選手は、フィリップ・アイランドで想定通りにセッティングが進んだ場合、マレーシアから効果を発揮する予定だった改良型エンジンの性能をフルに有効活用して、好成績を狙うと発言している。フィリップ・アイランドはストレートから1コーナーの進入にかけては時速320kmに達するため、フロントまわりのバランスセッティングが不可欠だ。
また、セパンではコースアウト後に激しい追い上げを見せ、バイクと自分のライディングに自信を持てたとするランディー・ド・ピュニエは、冬季テストに続いてMotoGPバイクにおけるフィリップ・アイランドでのライン取りをさらに改善し、MotoGPクラスでの自身最高位を目指す。
■中野選手「フィリップではトップ5を狙いたい」
中野真矢選手は、残念な結果に終わったセパンでのレースの事は忘れて、冬季テスト中に総合3位を記録したブリヂストンにとってもカワサキにとっても相性の良いフィリップ・アイランドのレースに向けて、セッティングの方向性を考えているようだ。
中野選手はオーストラリアGPのレースでは、トップ5入りも期待できるとコメントしている。セパンでは不運が続き予選や決勝で力を発揮する事ができなかったが、前回から導入した改良型エンジンとシャシーの相性も悪くないらしい。
「マレーシアは全く計画通りにいきませんでした。レースは1ラップ目に転倒しましたしね。でも、今はもうその事は忘れるようにして、オーストラリアでの雪辱戦に向けて完全に集中しています。」と中野選手。
「フィリップ・アイランドではフロントタイヤからの反応がしっかりと得られるセッティングが大切です。フリー走行と予選中に仕上がればここでのレースは楽しくなりますが、もしセッティングが決まらないとここのコースは少し怖いんです。特に1コーナーですが、あそこは超高速カーブですからね!」
「ここでの冬季テストはうまくいきましたから、今週末は最初からバイクにいいベースセッティングを施す事ができますので、レースに向けての調整は少し楽になると思います。想定通りに事が進めば、レースでトップ5入りも期待できる筈です。」
■ド・ピュニエ「セパンでバイクへの自信が高まった」
セパンではオープニング・ラップで中野選手に押し出される形でコースアウトし、最後尾からの追い上げを強いられながら13位まで順位を挽回したランディー・ド・ピュニエは、その厳しい追い上げを通して、自分のマシンにより自信が持てるようになったとコメントしている。
「マレーシアで13位の結果は残念でしたが、いいレースはできたと思っていますし、自分のバイクへの自信も高まりました。」とド・ピュニエ。
「フィリップ・アイランドは好きなコースですし、特に1コーナーが気に入っています。ただ、250ccの時はいつもコースの終盤でいくつか問題を抱えていたので、MotoGPのバイクではその部分が改善できる事を期待しています。」
「冬季テスト中はうまくいきましたが、ここは攻略が難しいコースですので、今週はいくつかの難しいコーナーで自分の走行ラインがつかめるように、フリー走行や予選の時間を使って練習する必要があります。」
「日曜日のレースが楽しみですし、今週はここでいい結果が残せると思っています。」
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