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低温路面を克服したい玉田選手
インテリマーク編集部
2006年9月14日

セパンでは予選の中止と土曜日午前の転倒により歯車が狂い、初日の好調な走りをレースウイーク中に維持する事ができなくなった玉田誠選手とコニカニノルタ・ホンダのメンバーは、今週の金曜日から来週の日本GPまで連続して快調な走りを維持できる事を目指し、玉田選手が今年初の冬季テストを行ったフィリップ・アイランドに戻ってきた。
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■玉田選手を苦しめてきた低温路面のサーキット

玉田選手は2004年にはブリヂストン・タイヤ、2005年には今年と同じミシュラン・タイヤにスイッチしているが、玉田選手の2004年と2005年のオーストラリアGPの成績は両方とも8位であり、どちらも低温路面に苦しめられた写真感が強い。今回は例年よりも1ヶ月早いフィリップ・アイランドでのレース開催となり、気温はさらに低くなる事が予想されている。

また、今年のフィリップ・アイランドでの初の冬季テストは、ウェット・タイヤのテストをあまり想定していない状況で大雨に降られており、思うようにテストが進まなかった可能性もある。

しかしながら、何よりも優先すべき体力の回復については、マレーシアよりもオーストラリアの気候の方が適していると、来週の日本GPに向けて弾みをつけたい玉田選手は考えているようだ。来年に向けての準備を進めているチームの玉田選手にかける期待も大きい。

■初日からいい結果を期待するチーム

コニカミノルタ・ホンダのチーム責任者であるジャンルカ・モンティロンは、セパンでは不運な状況が続き調子を崩したが、今回のフィリップ・アイランドも玉田選手が良く知るコースであり、冬季テストのデータもある事から、金曜日初日のフリー・プラクティスからいいスタートが切れる事を期待している。

写真「フィリップ・アイランドはいつ来ても気分がいいです。場所の雰囲気と明るい人たちのおかげで、オーストラリアGPは常に楽しい雰囲気ですからね。」とモンティロン

「ここは毎年最も激しいバトルの舞台になりますし、年間タイトルが決まる事の多いサーキットです。」

「セパンではエキサイティングな週末を迎える事はできませんでした。金曜日の午前中はマコトが転倒し、その午後には悪天候で予選が中止になった事で、良い結果を逃しています。」

「玉田選手はオーストラリアのコースレイアウトを良く知っています。彼はここでは3回のグランプリを経験し、冬季テストを何度も行ってきましたから、初日の金曜日からいいスタートが切れる事を期待しています。」

■フィリップ・アイランドはタイヤ選びを迅速に行いたい玉田選手

玉田誠選手は、低温路面に苦しめられる事の多かったフィリップ・アイランドでは、高速コーナーでのフィーリングを重視したタイヤ選びを行いたいとコメントしている。

「以前にオーストラリアのレースで経験した事を、最大限に活用したいですね。」と玉田選手
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「体力をすぐに回復させなきゃいけませんが、この素晴らしい環境なら難しくはありませんよ。」

「路面温度がずっと低いので、フィリップ・アイランドは厳しいレースになるでしょうね。セパンとは完全に異なる気象条件でのレースです。ここは他のサーキットよりも高速コーナーへのアプローチが重要ですから、タイヤのフィーリングを早急につかみたいと思っています。」


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