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ロバーツ・ジュニア「配水管はきれにしとかなきゃダメ」 |
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2006年9月10日
午後の予選が中止となったマレーシア・グランプリ2日目のケニー・ロバーツ・ジュニアは、午前中に予選タイヤを試した幸運なライダーの一人だ。
チーム・ロバーツのロバーツ・ジュニアはこのレースウイーク中に2分1秒台を記録した4名のライダーの一人となり、全フリー・プラクティス中の各ライダーのベストラップで予選順位を決定するという審議委員会の決定から、9月10日のセパンでの決勝レースの2列目4番グリッドを確保している。
■ロバーツ・シニア「いつものスタンスが幸いした」
チーム・ロバーツのオーナーであるケニー・ロバーツ・シニアは、以前は予選タイヤを履くとレースタイヤよりもタイムが落ちる傾向に悩んでいた事を述べ、チームがその問題を解消していた事が、今回の4番グリッドにつながった原因だとコメントしている。
「予選でいい順位を獲得できるようになった頃から、フリー・プラクティス中に予選タイヤを試すのが当たり前になっています。」とロバーツ・シニア。
「予選終盤に予選タイヤを装着していてはチャタリングに苦しめられる事になり、レースタイヤよりタイムが落ちる時も少なくありませんでした。予選でいい走りをしたかったら、事前のセッションで予選タイヤを試さないとね。」
「そのスタンスのおかげで、今日はジュニアがいい成績を残したんです。」
■ロバーツ・ジュニア「みんなやってますよ」
午前中に予選タイヤを試した事が予期せぬ幸運となったケニー・ロバーツ・ジュニアだが、予選タイヤで獲得した4番手タイムを本人は少し後ろめたく感じているかのように、控えめなコメントを残している。
「フリー・プラクティス中に予選タイヤをテストするのは時々やってます・・・みんなやってますよ。」とジュニア。
「チームは1周しかしないと思っていたようですが、自分の判断で2周しました。でも、スタートの時のグリッド順はあんまり気にしません。3列目以内ならどこでもいいんです。」
「午前中は特に変わった事はありませんでした。もう1回セッションがあると信じてたので、本当に全く大きな事はしてないんです。」
「レースは初日の午後に3番手タイムを出した時のバイクを使うつもりです。あれはレースタイヤですよ。」
「安全会議に出席しましたが、全員が危険すぎると言ってました。自分はセーフティーカーでコースを確認してはいませんが、みんなは賢明な判断をしたと思います。セーフティーカーが走るのを見ているだけでも、ひどい水しぶきでした。」
「今晩の水抜き作業は大変だと思いますよ。コースの高い位置を残してサーキット全体が水に浸ったという感じです。みんな一生懸命に泥をくみ上げていました。」
「豪雨も大変でしたが、それがやんでセッションが15分延期された後は川になっている部分がひいて欲しかったですね。残りの部分は今は乾いてますけど。」
「今回の件と運営者側から自分たちが安全委員会で1つ学んだのは、なによりも先にどのサーキットでも配水管はきれいにしとかなきゃだめって事です。」
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