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ブルノのセッティングが期待外れに終わったキャメル・ヤマハ |
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2006年9月8日
キャメル・ヤマハのバレンティーノ・ロッシとコーリン・エドワーズは厳しいセパンでの初日を終えている。
この日のロッシのタイムは初日総合7位の2分02秒970、エドワーズのタイムは初日総合12位の2分03秒355となり、今回のセパンで最もライバル視していたドゥカティーのロリス・カピロッシから1秒6の差を広げられる結果となった。
■期待していたブルノのセッティングが使えなかったキャメル勢
ブルノで好感触を得たセッティングを採用し、午前のプラクティスに臨んだキャメル勢だが、走行後にすぐにセパンとは相性が良くない事を察知したという。ブルノ用のセッティングは、路面45度のセパンでは、あまりにタイヤへの負担が大きかったようだ。
午前の結果に落胆したロッシは、昼にセッティングを大幅に変更しており、午後の最初の6周で午前の自己ベストを1秒上回るタイムを記録している。根本的な問題の解決に成功したロッシは、2日目にはさらに改善が進むだろうと予測している。
午前中にロッシとほぼ同様の問題を抱えていたエドワーズは、午後に問題を解消する事ができず、作業は翌日の午前中まで持ち越す事になった。エドワーズは、午後の予選までにはなんとかマシンを仕上げたいと希望を述べている。
■ロッシ「明日はもっと改善できる」
午前中に使用したブルノ仕様のセッティングが残念な結果に終わったバレンティーノ・ロッシは、冬季テスト中のデータを元に午後にはセッティングを変更し、納得のいく結果が得られたとコメントした。
「初日は難しい日になりましたね。午後よりも午前の方が大変だったので、これは要するに作業が正しい方向に進んだという事です。」とロッシ。
「ブルノでのテストの後には、特にタイヤとM1のセッティングの方向性に自信がありましたが、残念ながらここのコンディションで試してみたら使えない事がわかりました。タイヤの寿命が全く持たなかったんです。」
「だから午後には1月のテストの時のデータをかき集めて、基本的にそれを適用する事で速く走れるようになりましたから、改善は大きく進みました。明日はその本来のセッティングにもっと近づける事で、さらに大きく調子を上げられると思います。」
「今日はロリス(カピロッシ)が速かったですね。彼に勝つのは並大抵ではできないと思いましたが、自分たちにもこのサーキット用の基本データはたくさんあるので、本来のペースに戻す事はできると思います。このサーキットなら大丈夫です。」
■エドワーズ「全く期待外れの結果にがっかり」
期待はずれの初日を終えたコーリン・エドワーズは、2日目は全く初日と異なる方向で作業をしなければならなくなったと落胆する。
「今日は本当に厳しい1日でした。全く期待外れです。」とエドワーズ。
「ブルノでいい結果が得られた後だけに本当にがっかりですよ。ここでは最初からいいスタートが切れると信じてましたからね。」
「今日はいいセッティングが見つからず、まともなライディングができていません。明日は全く別の方向性で作業を進める事になると思いますが、予選までには何とかしたいと思っています。」
「冬季テストの時と今ではバイクの状況が全く違うのに、バレンティーノは1月のセッティングに戻して調子が戻ったようですから、多分自分もその方向性で作業をする事になると思います。」
「みんなで今晩中に色々検討した後で、明日の作業を開始します!」
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