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カピロッシ「レースウイークを通してトップを守りたい」 |
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2006年9月8日
大方の予想通り、9月8日の初日のセパンを制したのはドゥカティーのロリス・カピロッシだ。
■初日から昨年の予選記録を上回ったカピロッシ
カピロッシは午前と午後の両方のフリー・プラクティスでトップタイムをマークし、午後には自身が昨年に記録した予選レコードの2分01秒731を上回る2分01秒711を記録している。
また、カタルーニャで骨折した左鎖骨の再手術後の療養のために前回のブルノを欠場したセテ・ジベルナウは今回のセパンから復帰しており、初日は8番手タイムとなる2分02秒981を記録して、自身の回復状況が良好である事を証明している。
■カピロッシ「レースウイークを通してトップでいたい」
カピロッシは、前回のブルノで圧勝した時のセッティングと、冬季テストで用いたセッティングに近いセッティングを両方用意しており、今回のセパンでのベースセッティングとしての相性をそれぞれに調べたようだ。どちらにも好感触が得られたというカピロッシは、さらにセパンに適したセッティングを翌日以降も追求するという。
「今日はブルノで使っていたセッティングと、冬季テスト中に使ったセッティングに近いセッティングをそれぞれ用意しました。」とカピロッシ。
「どちらの特性も気に入りましたので、今は両方を組み合わせて最適なセッティングを探っているところです。午後のセッション中盤にはいくつか問題を抱えましたが、スタッフが素速く対応してくれたので、すぐに正しい方向性に戻す事ができています。」
「チームと一緒に頑張ったので、それに見合った結果が得られたと思います。ただ、今回の目標はずっとトップを維持し続ける事ですので、さらに力を合わせて作業に集中していく予定です。」
「去年と比べると今日の気温は少し低かったので、去年のタイムを更新する事が出来たんだと思います。今日記録したタイム以上の結果が出せるとは思いませんが、もっとバイクが自然に操作できるようになるのを目指して、このまま作業を続けます。」
「金曜日の結果はそれほど重要ではありませんが、家族の不幸のために今日はこの場に来れなかったカルロ・ペルナートに、今日のタイムを捧げたいと思います。彼がいなくて1日目は寂しい思いをしたので、明日は彼がこの場に復帰してくれる事を聞いて嬉しく思っています。」
■ジベルナウ「頼りになるドゥカティーとブリヂストン」
ラグナ・セカでのレース後に手術を受け、その治療の影響から不本意に長くなった夏休みを終えたセテ・ジベルナウは、レースウイーク初日の走行後に、体調的にはまだ完全ではないが、精神的には完璧な状態だとコメントした。
「体調的には完全とは言えませんが、今の状況には大満足です。」とジベルナウ。
「長い間走ってなかったので、バイクに乗っている時に体力の消耗が早くなりましたが、基本的には問題のないレベルです。ラグナではレースに出るなと言われてましたが、ちゃんと走って自分のできる最善の努力をしたいと思いました。」
「あの時はレースウイーク中に鎖骨を固定していたプレートが壊れてしまい、まわりの神経や筋肉をひっかいたので、腕があがらなくなったようです。通常のトレーニング・スケジュールを消化できなかったので、まだ腕の力は弱い状態です。でも、骨の状態は格段に良くなりました。」
「完治には時間がかかりますが、トップのライダーたちと今日のタイムが近かった事で、ドゥカティーやブリヂストンがすごく頼りになる事が分かります。みんな頑張ってくれましたから、チームのみんなの協力が本当に有り難いです。ここに戻る前から今までずっと支援を続けてくれたドゥカティーに、改めて感謝をしています。」
「また、ロリスにも祝福を送りたいです。彼は今の段階からすごい速さですね。」
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